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ツイン鏡筒の「フィルターアダプタ」と「フード」ができた

コンパクト・ツイン鏡筒「ウォーリー」のフードとアダプタの接合について、3点ツメ方式をやめて、フードがアダプタに被さるような方式に改めた。力を入れないとはずれないので、高価なナローバンドフィルターを保護するにはベターな方式だと思うんだ。作図はこんな感じ。

カラー用、モノクロ用の2セットの印刷が終わったので、実際に装着してみた。バリが装着を邪魔をしているみたいなので、100均で買ってきた金属ヤスリ(#150)でバリを削ったり、炙ったり。以前より、堅く噛んでる。力をいれないとはずれないくらい。これくらい堅いほうが安心だな。緩くなったら、またプリントすればいいや。フードの内側には、ファインシャットを貼っておいた。真っ黒だね。

フードをはずしてみると、どんなふうにフィルターとアダプタがくっついているか、よく分かるよ。下の写真のフィルターはUHC。31.7mmならなんでもはまる。モノクロカメラは、Hαフィルターの一択。カラーカメラは青ハロ対策がメインなので、UHC、UHC-S、LPS-V4、L-eNhanceといろいろやってみる。

UHCをのぞき、どれも1万円以上するフィルターなので、大事に扱わなきゃ。対物レンズの前にフィルターを付けるというのも冒険。どう写るんだろう? それから、光軸に対して直角にフィルターが位置しているかどうかが問題になってくるような気がしないでもない。いずれ機会があったら、センサーの前にフィルターを置くことで解決するたい。

Cマウントレンズの星像は良好だと分かったし、Hαも透過はしているみたいなので、希望はあるな。前に印刷した3点ツメ方式のフードは、FUJIAN 35mm, サインソニック50mmのCマウントレンズにぴったりはまったので、ガイド用のフードとして活躍してもらうんだ。

おまけの話:同じQHY5III178なのに、モノクロ版の方がカラー版より1mmほどボディーが長いことに気づいた。なんでなんだ?

 

この記事へのコメント

  1. すごいですね。爆誕から数日でもうゴールが見えてきそう!フードの接続側の造形も美しいです。造形ノウハウどんどん進化してる・・・
    偶然ですけど、私も今、にゃあさんのフィルターアダプターに外形がよく似たCマウントアダプターのテスト品を考えてるんですが、荷重がかかるので金属で作ってもらおうと慣れないCADでやってるんですけど、1個2万近い見積額で。3個もいるので・・・納期も4週間・・・。ワンオフ加工初体験なんですが、3Dプリンタに慣れた身にはチョット後悔の念も芽生えてきてる・・・

    • i*matさん、ありがとうございます! 荷重がかかる部分は、金属が正解ですよ。一度、樹脂で印刷してみて、イメージがかっちりしたらオーダーに出すって、3Dプリンタの本来的な使い方の一つですものね。私もワンオフ出す前に、3Dプリンタがあったら、もっと違う形になっていたような気がしますもの。イメージどおりの製品が届くといいですね!

  2. 色が出ない分、長さ+1mmで勝負とか?
    〇〇;目がウォーリー。^^ハハハ

    • どうしてなんでしょうね? 1mmのナゾはさっぱり分かりません!
      ナゼナノダ 〇〇;

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