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煩悩だらけの鏡筒選び:C9.25とVC200Lの中古見つけた

TOMITAさんでC9.25がで売られているのを見つけました。10万円に値下げだそうです。で、のぞきに行ったら、VC200Lも中古で扱いがありました!

天の恵みなのでしょうか、悪魔のささやきなのでしょうか。「もっと悩みやがれ」「早く決めろよ」という言葉が脳内をぐるぐるします。言葉遣いから察するに、きっと悪魔の側でしょう(笑)

ところが、TOMITAさんのブログをみるとC9.25は売り切れでした。残念! ショッピングサイトに成約マークはついてなかったけどブログでは「成約」とありました。ここだけが売り場じゃないしね。と気を取り直します。

その前に、前回のエントリーでは、みなさんにいろんなアドバイスをいただきました。のりきゅうさん、のんたさんとC9.25ユーザーさんに説得力あるコメントをいただきました。深くお礼申し上げます。ありがとうございました!

さて、

C5「ボクじゃだめなの?」

「お客さん、万能な鏡筒なんてないんですよ」。鏡筒選びに悩むたびに、とあるショップさんに冷たくあしらわれたこの言葉が思い出されます。冷徹な真実。これが一番、人の心を傷つけるのですよ。なんちゃって。でも、きっとそう。「万能な鏡筒なんてない」んだよね?

鏡筒の用途を整理する
初めて望遠鏡を買う際に、ショップさんに「オールマイティーな鏡筒なんてないんすよ」と言われたのが頭から離れないせいでしょうか、ビギナーのくせに、あれやこれやといろんな鏡筒やカメラに手を出してしまいました。結果、それぞれの用途が何のためだったの...

自分の機材の系統はこんな感じ。

星雲用:BORG55FL, ED81SII, R200SS
惑星用:C5

星雲学科に進学希望をしているので、鏡筒は星雲用のラインアップが中心です(魔改造学科は在学中w)。軽量コンパクトなセレストロンC5を東京のベランダ用に購入したところ、東京の空では星雲よりも惑星の方が撮りやすいことに気づき、いつの間にか、惑星撮りの楽しさを覚えてしまったということなのだと思います。

そこに火星大接近の年がやってきたわけです。C5で応戦しようとしたところ、口径127mmでは思うようなディテールが撮影できないのでは? という限界が見えてきました(対木星)。

ならば、口径200mmのR200SSなら行けるんではないかと、5xバローで挑んでみたものの4000mmまでしか届かない。これが焦点距離の限界でした。星雲用鏡筒に焦点距離を求めると、VC200Lという選択肢が出てきます。あるいはまだ見ぬエクステンダーPHです。

「火星が撮りたい」という要求仕様があるなら、惑星に強い鏡筒一本で判断すべきなんです。なのにVC200LかEdge 800HDで悩んでいるということは、要求仕様がぶれているということですよね。

「にゃあさんは、本当に惑星が撮りたいの?」

なんとなく考えがまとまってきました。今回(理屈が)求めているのは、遠征用のC5のステップアップにあたる鏡筒です。すなわち、Edge 800HDかCシリーズです。なぜに「Cシリーズ」という含みを持たせているかってですか? C8が重量感とコスパ的に優れていそうだからです!

Ψ(`∀´)Ψヶヶヶ

おまけ:などと書きつつ、

上杉蒼太さん、VC200Lで撮影された三惑星

『三惑星一気撮り』
好シーイングに恵まれた週末、三惑星を一度に撮影しました。2018年6月3日午前1時43分~47分VC200L(焦点距離1800mm・F9)+ SXP赤道儀テレ…

のんたさん、VC200Lで撮影されたM13

サービス終了のお知らせ

のりきゅうさん、C9.25で撮影されたM81

新年の
2017年1月2日(月) 新年あけました。遠征先での初撮影。 今日は前回撮り逃した銀河を撮るのが目的です。 が、到着するとうっすらガスってるしまずいなーと思いながら撮影開始。 案の定、10枚撮影した段階で辺りは真っ白、霧の中(´・ω・`) ...

coral-hiroさん、R200SSで撮影された木星

R200SS ASI224MC 木星撮影: coral-hiro

どの例も鏡筒の用途とか関係なく長焦点を使いこなしてらっしゃいますよね。
理屈より熱意!

この記事へのコメント

  1. 一度、禅寺で、お坊さんに肩を叩いていただいて煩悩と決別するとか。(笑)
    f:1000mmを超えると、急に、選択肢が減りますね。
    EdgeHD1100(C11も)とか、おやじも欲しいと思ってますが、単体で13kg!腰が壊れてしまいます。(爆)

    • オヤジさん、猫とかクレクレタコラの霊とか、私の肩に何か取り憑いていないですか? さすがにC11に行ける気がしません。架台から買い替えになりそうですので。オヤジさんはAVXより上の赤道儀持ってらっしゃいましたよね。庭にクレーンもあったのでは? きっといけますよ!(笑)

  2. 万能な鏡筒は無いので気がつくとVC200LとR200SSが「ツイン砲」として装備されてしまうんですよね~。でも大口径についてはこの二つがあれば無敵、というのが私個人の感想です。R200SSは万能に近いですがやはり惑星や小さな系外銀河には弱いですし、逆にVC200Lは惑星や系外銀河には強いですからね。鏡筒に関しては物欲はすっかり落ち着いています。

    • 上杉さん、さらに広角はBORGでと上手にカバーされていますよね。上を見ると最終的にはハッブルに至ってしまうので、どこかで切りをつけないとですよね。上杉さんのように解脱したいです。

  3. 実は、昔(1995年)には、ビクセンから「2台セットで1台分」セールと銘打って
    R200SS+VC200L の鏡筒2本セットが188,000円で売られていたことがあったんですよー。ちなみにGP赤道儀とのセットでも238,000円という・・・。
    ああ、このときに買っておけば・・・・などと未だに思っちゃいます。

    さてさて、「星雲学科」にも進学されるにゃあさんがどのような新兵器を入手されるか、ワクワクドキドキです♪

    私の方は・・・手術後の復帰戦を数ヶ月早めるために、「赤道儀出しっぱ」作戦を真剣に検討中。GP-DかEQ6Proの三脚に(錆びて)死んでもらう覚悟で決行しようかなぁ・・・・。(だって・・・ピラー脚高いし・・・)

    • あぷらなーとさん、洋服の○山で、「スーツ2着で1着分セール」というのを見たことがありますが、なんですか、そのたたき売りは! うらやましい。よほど苦境だったんでしょうか?
      進学先は希望しているだけで、名前も書けないのでトンチンカンな鏡筒を買ってしまうかもしれません……。
      出しっぱなし作戦は素敵ですね。オヤジさんのようにコンクリートピラーを立ててみるという手はいかがですか?

  4. あぷらなーとさんへ
    コンクリートピラー、オヤジの場合は6千円位で出来ました。
    75kgもあるので、ビクともしません。
    殆どは、1.2m 10mmのステンレス棒4本の値段です。
    近くだったら、腰弁当で出かけるのですが。(汗)

  5. こんにちは。自分も1000mm以上の鏡筒持っていないので買おうかと悩んだこともあるのですが今はちょっと冷めてます。聞いてみると1500mmを超えるとオフアキ絶対とか聞きますし、他にもCMOSカメラとかフィルターとか欲しくなるし・・・。
    最近近づく火星の写真も沢山アップされているのですが自分の場合はどうも撮ってみたいという食指が伸びません。皆さんに怒られそうですね。
    まあ当面は星雲一本かぶりで行こうと思っていますよ。

    • Gさん、私も惑星にはあまり興味がなかったのですが、初めて撮った木星がことのほかきれいに撮れてしまったので、はまってしまいました(汗)月面も地理が分かってくると、なかなか面白いのですよ。天体写真の世界は、のぞいてはいけない世界だらけです(笑)

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