「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です。」
窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉(サファイア)と黄玉(トパース)の大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
眼視で見た輝きが忘れらない「北天の宝石」は二重星。観測所だったのか。「星が分離できた!」と喜びたいところだけれど、現像しながらあちこちいじっているうちに2つになったという感じ。
ASI1600-MC COOL
Gain=140 Exposure=20sec
5枚コンポジット
ダーク、フラット(俺の魂のやる気待ち)
この記事へのコメント
昨夜、デジタルファインダーを投入してゴソゴソしてたんですが、見えてる星のドレがドレやら分からないっつーグダグダで難儀しました。
アルビレオみたいな二重星を使って確認すりゃよかったかな…
あー、でもファインダーでは分離しないな、タブン。
やっぱ地上の特徴的な明かりでファインダー合わせなきゃダメかー…
ついでに、アルビレオみたいに明るい星(とか惑星状星雲とか)は、GainやExpを下げて撮ると色が分かりやすいかもかも(簡単に白トビしそうなので)
おっしゃるとおりですね。Gainと露出とももうちょっと下げてよかったと思います。あと、恒星像に5枚もコンポジットいるのかという……
きれいなアルビレオですね。
アルビレオ、一番好きな二重星です♪
実は、二重星は眼視で見るばかりで、撮影した経験がありません。
あの印象的な色が出せたら素敵でしょうね。
あぷらなーとさん、ありがとうございます! 本当、この星は綺麗ですね。眼視向きだなぁと思います。これに限らず、写真で星の色を出すのは難しいですね。というほど、数をこなしていないので、修行積みます(笑)