天体写真を始めてはや3年。買い揃えるものは買い揃えてきたので、だんだんと欲しいものが少なくなってきたよ。2019年の軍拡リストを作ってみようと思ったけど、そんなにないんだな。というよりも、機材集めが先行してしまって、なかなか写真が撮れてないというのが痛いところなので、2019年の宿題らしきものを考えてみるよ。反省を踏まえて言えば、鏡筒を使いこなせていないというところに行き着くような気がする。
しっくりと手に馴染むように使えている鏡筒は、ED81SIIくらいかな。とにかく取り回しがいいんだ。Vixen SDレデューサーHDキットを導入してからは、F6.1になり、周辺の星像も気にならなくなった。フルサイズで494mm、APS-Cで751mm、フォーサーズで978mmの画角が出る。小型センサーカメラを使えば2400mm相当まで行くので、これ一台をじっくり使えば(画角的には)何でも撮れるような気がする。APS-Cと小型センサーによる撮影は未実施なので、妄想に現実が追いついていないんだ。ということで、ED81SIIでカメラを使いまわしてみるというのが2019年の宿題になりうる。
55FLは副砲用途。レデューサーを噛ませて200mm、F3.6にしてある。明るい鏡筒なんだけど、周辺の星像が延びることがあって、今ひとつ慣れない。それに200mmという広角は撮る天体を選ぶ。選ぶというか、単一の天体を撮ろうとするんではなくて、星空の広がりを表現するためのセットだと考えたほうが良さそう。そうしないと迫力のない小さな天体ばっかりを写すことになる。オートガイドも合わせて使ってきたんだけど、オートガイドは不要かも。気軽に考えればいいと思う。まず慣れて、そこから深掘りしようっと。
セレストロンC5はね、軽くて取り回しが良く、コスパも高い、いい望遠鏡だよ。主に惑星用に使っている。2019年も火星が近くなるので活躍してくれると思う。R200SSと比較してはいけないんだが、0.63xレデューサーを噛ませると焦点距離は787mmになって、R200SSの800mmに近づく。周辺の減光が激しく、像が歪むという報告があるのだけど、自分ではまだ体験していない。小さいセンサーを使ったら、そのあたりをカバーできるか試してみたい。M51とか撮ってみたらどう写るかな。ただ、ファインダーとM-GENが同架できないのが痛い。
そして持て余している鏡筒、R200SS。F4の明るさが武器なんだけど、赤道儀のバランスが取りにくかったり、アライメントしにくかったり、重かったり(笑)で、稼働が上がらない。取り回しの問題だと思ってる。これは買ってから、ずっと課題になってる。ナローバンド撮影は、この子がいないと成立しないと思っているんだけど、このまま使わなくなるんではないかという一抹の不安。まだ腕が追いついていないということにしておくよ。
今年の軍拡予定は、Tiny MOSのNANO1。4月が出荷予定だそう。
この記事へのコメント
20cmニュートン重いですよね
かさ張って取り扱いも面倒です。
けど、うちはBKP200がメインですねぇ
結局は何を撮るか?だと思いますけど、慣れちゃえば重いニュートンでも、どうにかなります、多分。
と言いつつ、当面は重いもの持つの禁止ですねぇ。プチ切腹が痛い…
けむけむさん、切腹してもすぐに退院なんですか。いいような悪いようなですね。軽い鏡筒からリハビリなさってください。
私がR200SSを使えないのは、単に気合が足りないからなんですよ。重いたって7kgですしね。
オールラウンダーなので、セッティングさえしてしまえば、なんてことないはずなんですけど、セッティングが面倒くさいです(←たぶんこれが無意識の本音)。
ここのとろこすっかりご無沙汰の感があるC5だけど、ここのブログを読みだしてから一番自分の中で評価が上がった望遠鏡がc5(C6も含めて)。
それまでカセグレン式だと8インチ以上しか目に行かなかったけど、使い勝手もよさそうだし、写りもなかなかのもの。
どうしても周辺が~というのはあるけど、必殺”小型センサー七難かくし”とか、中心部だけを生かす対象&構図の選択とか工夫できると思う。
以前、M57を撮っていたけど、私ならC5を使いたかったな。
是空さん、C5の「小型センサー七難かくし」は、是非モノにしてみたいです。東京のM57なら、AZ-GTi、C5、QHY5III178Cの組み合わせでも撮ってありました。こんな感じで写ってましたよ〜。
すまぬ。
忘れていたか、他の筒と勘違いしてたみたい・・・
是空さん、お気になさらず。私自身がC5で撮影していたことをすっかり忘れておりました(爆)
なるほど、今年は蓄えた機材群を使いこなす一年になるわけですかー!
私もそうありたいです。ようやくお気軽オートガイドの目処もつきましたので、対象によってアレンジを加えながら、のんびりと行きます。
そうそう、我が家で長期冬眠中のR200SSとにゃあさん家のR200SS、どちらが先に目覚めるか競争しましょうか?! ええ、負ける自信満々ですが(笑)
あぷらなーとさん、ASI385とかC8/9.25とかVC200Lとか気になる機材はあるのですが、おとなしくするつもりです。R200SSは春の銀河まつりで引っ張り出すつもりはあるんですが、常用に至らないような……。その時点で私の負けが決定です(笑)エクステンダーPHはでないのかぁ(叫)
> 機材集めが先行してしまって、なかなか写真が撮れてないというのが痛い
あーあー、耳が痛い耳が痛い・・・
R200SSを目覚めさせるのは私が一番遅いことでしょう(笑)
結局お手軽なFC60CBか55FLばかり使っています。
ED81SII?VC200L?C5?
はてどっかで見たことが有ったような気が・・・
> Tiny MOSのNANO1
こんな楽しそうな物がクラウドファンディングで有ったなんて!
残り3日ですと!
イヤイヤ今年は軍備縮小、何に使うか決まっていない物を買ってはならん。
いや今、買わないともう買えない?
ホント人様のブログは目の毒です。
にゃあさんはどのように使われますか?
私のR200SSも目覚めが悪そうですよ。お手軽バンザイです。稼働数が上がってナンボです(と自分に言い聞かせる)。
NANO1は、何年か前にTiny1のときに出資したんですが、Tiny1が出荷途中でいきなりディスコンになったので、その代替品として送ってくれるそうです。
私は小さいガジェットに目がないので、ポチってしまったのですが、モバトラ望遠鏡とAZ-GTiの組み合わせと相性がいいかなって思っています。ちっちゃいものクラブで撮影環境を作りたい(笑)
この子は、ただのCMOSカメラではなくて、ディスプレイが付いているのが強みですよね。ASIやQHYのカメラもいいのですが、PCを引っ張り出してきて、ケーブルをつなぐのが面倒なんですよ。これならコンデジやスマホより小さいからサクッと使えそうでしょう?
あぁ、待ち遠しい!
> ちっちゃいものクラブで撮影環境を作りたい
ちっちゃいものクラブ会員としては惹かれるお言葉
NANO1とナノトラッカーと卓上三脚とミニ自由雲台で最小天体写真環境作れんじゃね?
登山に持って行くにも便利じゃね?(しばらく登山してないけど)
などと妄想が膨らむばかりです。
あと二日・・・
機材としては小さいけど金額的に悩みます。
Cマウントレンズでそんなに写るのか?周辺星像は?
っていうのが一番心配なところ。
せろおさん、アダプタを噛ませたらカメラレンズや望遠鏡にも接続できるようですよー。
nano1ではないですが、tiny1の作例がいくつかここで見られます。
https://m.facebook.com/groups/336115773516026/
どうぞご参考にください!
遠征に行っていてコメントが遅れました。オールドレンズによる撮影にハマっています。
自分の場合も機材が多いので使う時と使わない時が極端になりますね。R200SSも最近は稼働していませんし……。VC200Lはもうすぐフル稼働の予定ですが。
対象に合わせて機材を変える、ぐらいの気持ちでいいのではないのでしょうか?
上杉蒼太さん、お忙しいのにコメントありがとうございます!「対象に合わせて機材を変える」とは、そのとおりですね。そう心がけます、R200SSの万能選手的性能がかえって出場回数を減らしているのかもしれません…。