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撮像ソフト N.I.N.A. をインストールしてみた

HIROPONさんのブログで、N.I.N.A.(Nighttime Imagaing ‘N’ Astronomy)という撮像ソフトを知りました。かなり高機能でかつ無料のようです。PlateSolvingやディザリング、シーケンス撮影とか一通りできるようですし、オートフォーカスやフィルターホイールにも対応していますので、APTにも匹敵する機能ですね。

少しググってみると、「南風がなんか言ってました」の南風さんや「天体観測練習帳」のYujiさんが、いくつかエントリーにまとめてらっしゃいました。天体観測練習帳さんのエントリ「『NINA』を使う」は、簡潔にまとまっているので一読して、NINAの使い方が理解できました。

そこで、私もどんなソフトか触りたくなったので、まずはインストールだけしてみることにしました。外は雨だし、撮影までできなさそうです。NINA本体は公式サイトにあります。ちなみにWindowsだけみたいです。

Nighttime Imaging 'N' Astronomy
An astrophotography imaging suite

バージョン1.9のダウンロードボタンが先頭にあります。これがきっと安定版。その下にナイトリービルド1.10というのがあって、こっちが開発中のバージョンのようです。さらにその下にはスカイアトラスの画像レポジトリというのがあります(1GB)。これはまた後で使うと思うので、場所だけ覚えておきます。

1.9をダウンロードしたのですが、このバージョンは日本語が表示できません。表示できるのは1.10からです。これは南風さんのエントリー「NINA Night time imaging N astronomy が日本語化された」で知りました。で、結局1.10を使ってみることに。

日本語にするには、画面左側にあるOptionsのタブを選択して、さらにGeneralタブを開いた右側にある[Language]のプルダウンを選択します。以上。カンタン。APTは英語なので、日本語で表示される安心感ていうのはありますね。日本語の表示はできるようになったけれど、スカイアトラスで日本語の検索はできないような気がする。

テーマカラーも大事ですよね。かわいいかかわいくないかってのもありますが、暗いところで明るくないようにしたい。日本語化すると、Optionはオプションに、Generalは一般と翻訳されていて、テーマカラーを変更するのはこの一般のページ?にある[現在のUI色スキーム]を選択します。HIROPONさんが選択されていたのはPersianかな。あ、でもウインドウ右上にある目玉マークをクリックするとナイトモードになるんだね。

今回はインストールしてみただけ。子午線反転とかStellarium, CdCとの連携にも対応しているので、APTにとっては強敵。南風さんはAPTをアンイストールされたみたい。APTキラーなのか!?

ざっと見た感じ、機能的なAPT優位はINDIに対応しているかくらいなのかな。シーケンスはバーティカルプランには対応していないように見えるけど(シーケンスのループがそれなのか?)、APTとよく似てる。フラットウィザードまである。ドキュメントも一応そろっています。Chromeで自動翻訳させても、ほぼ違和感なく日本語で読めてしまうというのがすごい(これはGoogleがすごい)。

Introduction - Nighttime Imaging 'N' Astronomy
An astrophotography suite designed for all DSO imagers.

私もなんやかんやとAPTを3年ちょっとくらい使ってきたので、APTには愛着があるんだけれど、NINAのほうがUI的には洗練されてる感じがする。ただ、その一方で、ウェブブラウザで操作している雰囲気がしないでもなく、いかにもソフトウエアっぽいAPTのほうが好みとして好きかも。ただ、使い勝手次第では、わかんねーな。

N.I.N.A.とAZ-GTi、ASI1600MC COOLをつなぐ
N.I.N.A.とAPTの使い勝手の違いを知りたくて、AZ-GTiとASI1600MC COOLをつないでみた。 まずはAZ-GTiから。AZ-GTiにあんこ玉経由でWindows PCにUSB接続した。機材タブから望遠鏡(架台のこと)へと...

 

 

 

この記事へのコメント

  1. チョコチョコやってみて、APT の「しゃべる」機能、実は山で撮影する時には重要な気がしてます。
    撮影中、ヒマだから画面なんか見ちゃいないワケで(ノート閉じてる)、双眼鏡でボーっと見てる時に、撮影終わったとか声で知らせてくれるって、地味にありがたい機能なんですよね (^o^)
    NINA の UI はオシャレだけど、実際に操作してみると、う~ん… な感じなので、爺は APT を使いそうな気配です。

    • なるほどですね。いま撮像ソフトが何をしているのかというのが音で随時把握できるというのは安心につながりますよね。APTだと声で知らせてくれるからさらに詳細に把握できますものね。あと、APTはいつでもど真ん中に撮像中の画像が大きくあるってのが私には安心です。

      NINAは「順番に手はずを整えますよー。準備できましたかー。はい、撮りましょう!」って感じで進むのに、APTは「画像をどうしたいんだい?旦那?」っていつでも撮影者のわがままを聞いてくれるような雰囲気がありますね。

      しばらく評価目的で並行して使うと思いますが、私は手順とか段取りとか苦手なタイプなので、APTの方が合ってるかもです(汗)

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