ステライメージ9が12月21日に販売になるとかいう話。ステライメージ8に関しては、正直、非力というかかゆいところに手が届かない感じを持っていた。なもんで、PixInsightに行こうか、APPに行こうかと画像処理ソフトを巡っていたんだ。ステライメージのいいところは、これら海外製のソフトと比べて、扱いがわかりやすいことだと思うので、アップグレードにはちょっと期待しているよ。個人的には、Windowsマシンを新調したばかりなのでハードとの相性も気になるところなんだ。
ダウンロード版 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今回から、いよいよダウンロード販売に対応してくれたんだね。これでいちいち光学ドライブを引っ張り出してこなくてよくなったので、うれしい。ありがとう! ステライメージ8からのアップグレード価格は、ダウンロード版が12,500円。リーズナブルだと思う。新規購入だと、ダウンロード版が27,720円、パッケージ版が30,800円(いずれも税込)なので、ちょっと躊躇するお値段で有ることには変わりないな。
サブスクリプション対応はマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆
ダウンロード販売が実現できたら、次は、サブスクの選択肢も増やしてほしいなぁ。ステライメージだけではなくて、ステラショットやステラナビゲータも使いたいんだよ。
一度に3つ揃えると、結構なお値段になるでしょう? たとえば、ステライメージ単体で月額480円、ステライメージとステラショットが使えて980円、ステラナビゲータもぜんぶ使えるなら1480円くらいの値付けでどうですかね。ざっくり製品サイクル的にはそんなもんかと。随時アップデートができるので常に最新のバージョンが使えるし、いいんじゃないかと思うんだけどなぁ。微妙?
パッケージでは、バージョンを示す番号が小さく表示されるようになってるし、アイコンからはその番号がなくなっているので、いよいよパッケージからサービスへと変貌を遂げる予兆なのか、そんな期待をしちゃったよ。サブスクだけになると、それはそれで賛否ありそうだけどね。
自動処理モードは改善されてるの? ( →_→)ジロ!
これまでステライメージを使っていて思ったのは、海外勢と比べてマスターフラットやマスターダーク作成が面倒だったことかな。「自動処理モード」を使えば、マスターを作る手間が省けるんだが、おもにDSLRやミラーレスを想定した機能。CMOSカメラを使った場合、ステラショットで撮像していないとこの機能が使えなかった。これは改善していてほしい。というか、改善されていて当然だと思う。
コンポジットの高速化には期待してるよ ((o(´∀`)o))ワクワク
コンポジットやファイル読み込みの遅さは、目にあまる感じだったな。6では高速に処理できたのに、7になって遅くなったというのは、あぷらなーとさんの経験談。今回、高速化が図られたということだけれど、「CPU のマルチコア/スレッドを十分に活用」したことによる改善らしい。6の解法を再び取り入れたとかいう話ではないかもしれないな。どっちにしても、コンポジットが早くなったならウエルカム。
高速化に関して、公式にはCorei7-7700のベンチマークが出ているね。Ryzen 3 3300X(1万5000円台)がCore i7-7700を圧倒したという記事もあるので、それなりにリーズナブルな価格で画像処理専用マシンが組めるかもしれない。
同じベンチマークにでているCore i9-9900Kは5万円弱、AmazonではCore i7-7700とほぼ同じ値段なので、いまさら7700を選ぶ必要はないな。いかん、頭のなかが自作モードにはいってしまっている(汗)
グラフィックボードは関係なさそうな雰囲気。メモリは多ければ多いほどいいらしい。うちのマシンには64Gを積んでやったぜ。SSDは必須、だよね。
セルフフラット補正でフラットフレームは不要なの?(´・ω・`)
9では「セルフフラット補正」を積んだということなので、APPに匹敵するほど改善されていると嬉しい。
APPで便利だと思っているのは、バックグラウンドの平準化。一発で修正してくれる。超楽ちん。ステライメージでは、カブリの修正の仕方がよくわかっていなかっただけに、使い勝手があがってるといいな。
APPはセルフフラットを実装してなかったと思うので、期待は大きいよ。出来上がりが「いかにもセルフフラットしました」にならなければいいけど。そこはユーザーの腕しだいか……。
フラット撮りは面倒なので、フラットなしのお気軽撮影に使えるといいな。といっても、フラットはあるにこしたことはないよね。
APPとどっちが使いやすいかな
ダウンロード版のアップデート価格が12,500円ということなので、とりあえずはアップデートするとは思うよ。
ただ、APPが思っていたよりも簡単につかえているし、高機能なので、体感的に速度や出力された画像の品質が変わらなければ、APPに頼っちゃうかもしれない。APPとステライメージ9によるコンポジットのベンチ比較はありだなと思う。
今回、ステライメージ9でファイルの読み込みが速くなったり、コンポジットを高速化したり、バックグラウンドの平準化をしたりとか頑張っているけれど、海外勢のプリプロセッシングに関しては、高速なのが当たり前な雰囲気なので、海外勢にようやく追いついたって印象を持ってる。また、新規購入で2万7000円は高いよな。この価格だとPIやAPPに対して価格競争力があるとは言えないな。
つまるところ、ステライメージ9のいいところって、日本語であることも含め、初心者にもインタフェースが使いやすいことだと思うんだな。そういう意味で「自動処理モード」は大事にしてほしいな。ステラショットユーザー以外のCMOSカメラユーザーは使えない機能だという事情が、技術的な理由じゃなくて戦略的な理由なんだったら、ステラショットを安価でバンドルしてほしいよ。撮影ソフトに関してもAPTとかSharpCapとかN.I.N.A.とか競合が多いんだしさ。優しく囲い込んでほしいのだ。
この記事へのコメント
おお、分かりやすい紹介記事ですね!
おっしゃるとおり今回のバージョンアップは「6.5のロジックを復活」させたものではなく、「最新のPC環境に適応」させたことによる高速化がウリのようですね。
ステライメージ信者の私としては、大いに期待しちゃいます。
あぷらなーとさん、ありがとうございます! ステライメージには、国産画像処理ソフトとして、あぷらなーとさんの技の数々を実装してほしいなぁと常々思っています。ユーザーの声を取り入れていくことで、ファンも増えていくと思うのですよー。順調に進歩しているので、今後が楽しみです!
よくわからないけど、この手の天文関係のソフトってサブスクはどうなんだろ?
使う頻度や価値観の差が人によって大きすぎるような気がするな。
どんなソフトでも人によって差が大きいのは確かだけど、この手のソフトはそれらとは違う差があるような気がしてる。
^^カッテナソウゾウ
5年で支払う額が合計が同じ場合、一回で3万円がいいのか月々500円がいいのかは、個人の価値観によりますよねー。どっちのほうがいいんでしょうね。5年一括コースを作ると、サブスク感はなくなりますね。5年後もずっと同じアプリを使い続けるんでしょうか。どっちが得なんでしょう。考える手間が増えるだけ、面倒くさいかもしれないですね!
V-UPのお知らせ、有難うございます。
9の紹介と、8の問題点をサラリと鋭く抉っていて、エグイ。参考になります。
セルフフラットが個人的に興味あります。
かく言う私は、何か月も迷いに迷った挙句、去年ようやく買った8を棚に飾って未だインストすらしてない・・・
買ってから気が付いた、インストできる適当なPCが無いってことに!
四半世紀前のWin95フィーバーの時に、PC持ってないのに行列に並んだオッサン達のこと笑えない・・・
( “(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン”←の意味もググってやっと理解。ドンブリ叩いてるのね!)
>( “(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン”←の意味
ですです!フォークだかスプーンだかで食器をたたいて、食事を催促してる様子ですー。
コア数が多ければ、マシンパワーに物を言わせて、それだけ速く処理できると思うのですよ。これを機会に一台いかがですか? って、私がPCほしい病にかかっているだけなんですけど(笑)
セルフフラットが簡単に使えるとよいですよね。私も期待しています!
64GBメモリとか、憧れちゃうなぁぁぁぁぁ
とりあえず、SI9発注しておきました。
SI9発注されたんですね! メモリを64G積んだら、メモリが大きすぎてWorld of Warshipsが遊べなくなりました。既知のバグ?だそうです。トホホ。
えー、World of Warships ですかー
違った
えー、64GBだと動かないアプリケーションがあるんですかー
でした (^o^;
間は開いてるのですが、WoWsは長く遊んでるのですよ。潜水艦が使えるようになるらしいので再開したんですが、まさかのメモリです…