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宇宙戦では致命的、露出の「段」が苦手です

いまのカメラは必ずしもそうではないけれど、昔は露出とシャッターをマニュアルでいじらないと適正な露出が得られなかった。適正露出を保つために、右の指でシャッタースピードを2段速くしたら、レンズに添えた左の指がカチッカチッって勝手に露出を2段開いた。古い人はみんなそうだよね?

わたしもそうやって露出とシャッタースピードの関係は体で覚えてきた。でもね、いや、だからかもしれないけど、正直告白すると、F8の2段下、2段上は何かって数値で答えられないんだ。

理屈では、露出は基本1から始まって約1.4倍ずつ増えていくってのはわかっているつもり。でも、「 (ISOが同じなら)F8.0はF4.0の何倍露出時間がかかるか?」って聞かれてもすぐに答えられないんだよ。「2倍じゃん?」とか平気で答えてそうでコワイ。

地上戦をやってるときは、そんなこと気にする必要がなかったんだ。背景のボケを必要とする美少女ポートレートを撮っていたわけでもないし、球速140kmのジャストミートを撮るようなスポーツ撮影をやっていたわけではないので、正直、レンズの明るさ(F値)なんてどうでもよかった。シャッタースピードも1/125だろうが、1/250だろうが、一瞬は一瞬なので同じ。

でも、宇宙戦はそうもいかないよね。1/125と1/250は2倍違うわけで、2倍違うと1時間で撮れるところ2時間かけなきゃいけなくなる。2倍の差は、まったくでもって一瞬ではない。なのに「F8.0はF4.0の何倍露出時間がかかるか?」「2倍じゃん?」って自問自答するのは失敗のもとになる。

なんで突然、こんなことを書き始めたかというと、昨年、ED81SII(625mm,F7.7)で撮った対象(M16;創造の柱)をセレストロンC5(1250mm,F10)で撮るとしたら、何倍の時間がかかるか、すぐに答えが出てこなかったの。つまり「F8の1段上は?」に即答できなかったわけ。

なので、俺得の備忘録としてこんな表を作っておいた。ざっくりでもあたりが付けられるだけよしとする。Evernoteにも保存していつでも参照できるようにしておく。算数、暗算が苦手なので必需品。ルートとかべき乗の初等レベルでお手上げなのだ(笑)
F.jpg

この記事へのコメント

  1. 中学・高校と、ファインダー内に絞り値が表示されないタイプの一眼レフを使っていたせいで、この手の計算は得意になりました。でも早見表があると便利ですね♪

  2. これ似たような感じで悩んで、F8 -> F6 だと露出は半分で済むを体得しました。
    ので、x0.75レデューサは、半分レデューサです (^o^;

  3. 一眼レフを3台買いましたが、まーーー使い方が面倒で(汗)、設定もコロコロ変わってしまうので、冷却カメラ3台に変更。
    結局、ピントとExp.Gain.永遠の謎です。(爆)
    今夜の機材が決まると、自分のHP.をWORD検索をして、それらのパラメータをメモするのですが、結構、面倒ですね。
    冷却カメラにmenuボタンが無くて、ありがたいです。(笑)

  4. あぷらなーとさんのように、数値でものを考える習慣のある方は、応用も効いて強いです。私みたいなざっくり人間は、1/2段、1/3段とか計算できないので、こんな早見表がないと頭が働きません〜(笑)

  5. けむけむさん、なるほどですね! 0.75xレデューサーで明るさ2倍とか覚えやすいです。先輩のように体得できるように場数をふまなきゃですが、晴れませんねぇ

  6. オヤジさん、スマホにコンデジが駆逐されつつあるように、いずれ一眼レフも新しい形のカメラに追いやられて古典になる日がくるかもしれませんね。menuボタンのない天体向けカメラがその一例で……。しかし、加速度的に進歩するほどユーザーが多くなさそうなので、どうなることやら。どっちにしても早見表は手放せそうもありません(汗)

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