SharpCap 3.2の気になる機能3つ

SharpCap 3.2のβ版を入れてみた。LiveStackに力点を置いたバージョンアップになる予定で、個人的に気になってる新機能は次の3つ。

(1)見たまま保存
(2)自動保存
(3)ディザリング

順に見ていくよ。

見たまま保存
「見たまま保存」は、読んでそのまま。画面に映っているイメージを保存してくれる。これまでは、保存しても効果が適用されていなかったので、ポストプロセッシングが必要だった。自分好みに画像を調整しながらスタックしていくわけだから、電子観望では特に役立つんじゃないかな。その場で「#天文なう」してSNSにアップするという使い方もできるはず。

この機能は、見た限り2か所に実装されてた。

一つは、画面の右下。ヒストグラムがある。雷マークが「オートストレッチ」というボタンで、これを押すと自動的に明るさを調整してくれる。その下にある回転マークが「リセット」。つまり調整した明るさを元に戻す機能。さらにその下にフロッピーディスクマークがある。このフロッピーディスクが「見たまま保存」してくれるボタン。

もう一つは、LiveStackのSaveプルダウンにある。「Save exactly as seen」がそれ。2つに分かれている理由がよくわからないけど、ダークやフラット、スタックの前処理だけでなく、レベル調整やカラーバランスの後処理も観望・撮影しながら済ませてしまえる。これは地味にすごいと思う。お手軽バンザイ。

自動保存
下のスクリーンショットは、暗所で目にも周辺にも優しい表示モードにしてみた。File->SharpCap Settingsで変えられる。これも3.2から実装される予定。これまでは単純に赤いだけの画面だったけど、3.2では黒地にオレンジが見やすい。タイトルバーやスクロールバーへの適用は、ひどい手間がかかるそうなので、そのままらしい。

LiveStackをしていて、途中で保存したくなることがある。途中まで綺麗に撮れているのに、その後、雲がよぎったり、電線にひっかかったりしたらどうしようと思ってしまうから。とはいえ、その都度、保存するのは面倒で、付きっきりでいることもつらい。ほったらかしにしたい(笑)ちなみに、σクリッピングで衛星を避けたり、厚い雲を避けたりする技も併用できる。

この機能は、LiveStackの画面左にある。Advancedの囲いのなかに “Save and Reset every xxx minutes total exposure.”とある。ここのチェックボックスにチェックを入れ、分数を指定すればよいということらしい。

この機能が欲しいばっかりにこのβ版をダウンロードしたんだ。電線には悩まされてるから……。

ディザリング
私が使っている撮影ソフトのなかでディザリングに対応しているのはAPTだけ。ディザリング使いたさにAPTを使っているというところもあるので、この機能がSharpCapに実装されるのは嬉しい。

ディザリングはPHD2を使って行う。これもLiveStackのGuidingタブにある。PHD2がガイド星を見失っていたり、ガイドしていないときはディザリングしないようにするオプションがついてる。1軸のみのディザリングも可能になってる。

しかし、どうして、この機能がLiveStackのタブにあるんだろう? LiveStackしないとディザリングできないんだろうか? うーん、まとまった撮影はAPTですることにしてるので(Planが便利!)、積極的に改善してほしいとは思わないけど、このあたり改善されるのかな。

気になっていた3点について、事前の調査は終了。次回の撮影は、SharpCap 3.2β版をAZ-GTiで使ってみる。電線の呪いから解き放たれて、ポストプロセッシングが楽になるといいな。

SharpCap 3.2β版は、9月30日まで使えるみたい。

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