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東京の空、M42のAOOは電線にとまる

みなさま新年明けましておめでとうございます。今年も天体写真はじめるよ!
年明けは東京・ベランダ撮りBORG 55FLで始まりました。電動ホイールを2インチバレル経由で鏡筒に接続してみたものの、案の定、ピントが出ません。ピントだしの構成を考えるのを早々に諦め、ホイールのふたをねじ回しで開けて、OIIIフィルター(10nm)を抜き出しました。あぁ、面倒くさい。
いつもはSharpCapで撮影することが多いんだけど、今回はAPTで撮影するよ。バーティノフエイドでピント出し。バッチリ! 並行してPHD2のキャリブレーション。ここまではOK。
OIIIのS/N比は低いと聞いている。月齢も東京の空でどこまで写るんだろう。一等星が空に見えないので、しばらく迷子が続く。そのうちリゲルがひさしから顔を出したので、10分ほど魔女顔を撮ってみたけど、歯が立たない。立つはずもない。エンゼルフィッシュに続いて、東京(にゃあのベランダ)では難しい天体と認定する。
続いて、M42。ここから問題なのだ。気温差でピントがずれるという話を聞いたことがあるけど、ピントがずれてたので修正する。んで、20secで撮れるだけ撮る。と思ったら、電線にかかったせいで、ガイドが暴れん坊になってしまって、使えるのは1枚だけ!  場を離れるとこうなる……。極軸の合わせ方を工夫しないとだ。
m42_AOO.jpg
仕方がないから、その1枚と以前、ライブコンポジットした12分のHαと合成してみる。OIIIをGとBにあてる。電線に止まった子雀ができた…orz
一応、青成分が入っているように見えるけど、OIIIはHαに較べて難しい(あ、波長の問題じゃないか)

この記事へのコメント

  1. 電線に邪魔されて難儀されてるようで…
    ナロー合成、難敵ですね…

  2. けむけむさん、オートガイドを使うと極軸を気にしなくてもいいけれど、電線が邪魔をし、ノータッチガイドだと、電線は平均化されるけど極軸を真面目にとらないといけないというジレンマに陥っております……機動的にガイド星を変えていけばいいんですが、そうすると場を離れられないという……。

  3. 本年もよろしくお願いいたします。
    平成も30年経過したのかと、ジジイになる訳です。(爆)
    昨夜も、SharpCapでバーティノフマスクを使ってピント出し。
    撮影開始まで1時間位経過したけど、もう、19時・20時の頃なので気温の急激な低下はないのに、ピントずれて玉ボケ状態。
    もう一度合わせました。一度合わせて、撮影開始の時、もう一度合わせるのが正解のようです。(笑)
    今、撮りたい対象が電線群の上を通るので。(汗)

  4. オヤジさん、あるとき平成生まれの大学生に驚いていた時期がありましたが、もはや彼らも社会の中堅なわけですね。そういえばオヤジさんも電線問題抱えてらっしゃいましたよね。短焦点で撮影されるときに電線対策は何かしてらっしゃいますか?

  5. 可愛らしい子雀が撮れましたねぇ。
    オートガイドは色々とコツが必要なようで、お恥ずかしながらまだよく分かっていませんし、ついついノータッチガイドに逃げてしまいがちです(反省)。
    今年こそは、せめて2分~3分くらいで良いのでオートガイドできるようになりたいです。あ、それとフラット補正の運用も。
    でも、1月中はその他にやっつけるべきネタが山積してるので、オートガイドまでたどり着けないかもです。

  6. あぷらなーとさん、せめて北極星が見えてくれれば苦労しないのですが、適当極軸&強引ガイドというのが常態化していて好ましい状況ではないです……。長時間露出するには電線の問題も解決しないといけないので、このあたりがウチのベランダの限界なのか、まだ工夫があるのか踏ん張ってみます。

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