木星を撮ろうと思ってセッティングが終わったら、雲が出てきたよ。ピント合わせもままならない状態でコンディションは悪かった。今回の組み合わせはセレストロンC5、ASI1600それから5倍バロー。1250 * 5 * 2 = 35mm換算で12500mm相当。どれくらい大きく撮れるか試してみたかったんだ。雲の合間をぬって撮ってみた。
5倍に拡大して見る木星は大きい。これまでになく大きく映っていることに、結構感動した。シマシマも見えるよ。でも、極軸は例によって適当なので、木星がみるみる動いていく。惑星撮りも極軸は合わせておかないといけないよね。加えて、バローだか望遠鏡だかカメラだかのホコリが目立つんだ。きちんと追尾できていれば、ホコリのない場所に移動させて撮れるんだろうけど、できなかった。
雲と雲の間で170枚くらい撮れたかな。20%を処理。レジスタックス後、PSに移して「かすみの除去」をかける。うーん。条件がよくないにしてもシャープさに欠けるなぁ。2倍バローならまだ模様がくっきりしているんだけど、大きく拡大すればいいってものじゃないってことかなぁ。
眼視でも大きくするとボケるだけだったから、それと理屈は同じような気がするよ。シーイングが良いときだとどうなんだろう。
縮小してみた。当然のことながら(相対的に)シャープに見える。5倍はR200SSにまわしてみるか。
2倍バローで撮った木星がこちら。
この記事へのコメント
過ぎたるは… ですかねぇ?空の状態は毎日違うので比較難しいですね。
昨夜は快晴でしたが、恒星がキラキラしてたので惑星撮影は断念しました。
惑星撮影はシーイングとの戦いの他に適正倍率との戦いでもあるんですよね(しみじみ)。2倍バローのみの方は結構よく写っていると思います(像の大きさは違いますが、VC200Lと3倍バローの組み合わせで撮るとおおよそこんな感じ)。
でも本当にシーイングや透明度がいい時はこんなものではないので諦めずに狙うしかないですね!
けむけむさん、シーイング予報なんてないものでしょうか?惑星撮りは星雲撮りと違う技術が求められる感じですかね。奥が深いです。
上杉蒼太さん、それですそれ!適正倍率。酔っ払ってると、なかなか言葉が出てこなかったです(^^; 火星撮りに向けて適切な組み合わせを見つけて行きたいです。
オヤジは、酔っぱらうと難しい単語が溶け出した脳味噌から出てきます。
素面の時は、出てきません。(笑)
5xと2x面白いですね。
今夜は、細い月の下に金星が見えているだけで、恒星は全滅な黄砂な夜です。(相模湾からの南風が吹けば、少しは視程が良くなるのですが)
遠征しようと思ってましたが、諦めました。
バローレンズを話し相手に晩酌中(爆)
フィルム時代とは異なり、デジタルでは、焦点距離を延ばさずにピッチの狭いセンサーで撮るという選択肢が生まれましたしねぇ。
バーローレンズは少なからず画像の劣化とシャッタースピードの低下を伴うので、さじ加減が難しいですね。
私もそろそろ惑星が撮りたくなってきました。(無理だけど)
オヤジさん、空の様子は今ひとつですね。といいながら、晴れの様子なので、銀河まつりに参戦すべく、会社さぼって遠征しました。車運転しなければ晩酌できるんですがねぇ(笑)
あぷらなーとさん、そうですよね。ピッチの小さなカメラが欲しくなりますよね。広く撮る星雲以外は、ピッチの小さなカメラのほうが合理的な気もしてきました。気もするも何もポチッ。何もかも黄砂と花粉が悪い……