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今シーズン初、土星撮影

会社からの帰りに空を見上げたら、火星が真っ赤じゃないか。恥ずかしながら、こんなに赤く熟しているとは思わなかった。見上げれば夏の大三角形やアルクトゥルス、木星も見える。この季節の夜空も色とりどりで賑やかなんだな。

ふだんはマンションの死角に入っている土星と火星が、それぞれ午前1時、午前3時前後になるとベランダからの視野に入ってくる。今シーズン初の土星と火星の撮影にかかる。締切仕事を2件抱えていて、遊んでいる場合じゃないのだけれど、見えてしまったからには撮らなければなりませんねぇ。木星は、ビルの谷間の死角に入ってしまった……。

セレストロンC5、QHY5III178C、3xバローをセット。ASI1600でもいいのだけれど、重くてバランス崩しそうだから軽量カメラにした。本来、178Cは電子ファインダー/ガイド用途のはずなんだけど、今晩も電子ファインダーはスマホ。惑星はスマホファインダーで十分(笑)

土星の導入、苦労なし。シーイングなのか、ピンぼけなのか、やっぱりあまりキレイに写らない。パソコンの画面上では、この写真以上にキレイに見えていたわけではないから、そのとおりなんだと思う。AS2!のアナライズでも20を切るくらいの歩留まりの悪さだった。C5がもうちょっとできる子なのは知ってる。

敗因の一つは、極軸合わせにあると思う。20秒か30秒の間にどんどん画面のなかを動いて行ってしまう(一応、追尾はしてるんですよ)。この状態だと300枚の撮影がせいぜいなので、ラッキーな枚数が稼げない。それから、そらし目をしないと土星が確認できないほど暗かった。

それに比べたら火星の明るさときたら。この日は、土星0.14等級に対して火星は-1.33等星。ちなみに木星は-2.45等星でした(Stellarium調べ)。

しかし、夜遊びもほどほどにしなければならないし、雲が出てきたので、今夜はこれくらいで許しといたるわ。

この記事へのコメント

  1. 惑星の撮影は本当に難しいです。余裕があればバローをもう少し低倍率(2.5倍など)に代えてみるのも手でしょうけど……。C5で3倍バローならば十分撮れるはずなのでシーイングが悪かったのかもしれませんね。シーイングには本当泣かされます。

    • 上杉さん、低倍率の方が解像感は高まるような気がします。薄雲が出ていたのでそのせいもあると思いますし、やっぱりモノクロで撮影したいなあと思います。ASI1600MMでもいいのですが、この子をC5にぶら下げるときは必ずと言っていいほど落下事故を起こしています。私の扱いが悪いだけですが(汗)

  2. 今日から雨でいよいよ本格的な梅雨っぽいです。
    なので、昨夜、一応火星見えてたので撮影しようか思案しましたが、体調悪くて気力なし。
    戦う前に負けている状態… orz

    • けむけむさん、健康が一番ですよ。寝込んじゃうと撮影もできませんから。まだ日がありますしね。昭和のサラリーマンのように24時間戦わないように!

  3. 『健康が一番』、たしかにその通りですね。病気はもちろんのこと、私のように怪我でも観測不能になりますものねぇ。

    さて、C5が大活躍のようで何よりです。ホント良い筒ですねー。今回はオクの89EDを落とすか、C5をポチるかマジで悩みましたよー。結局独自路線に進むことにしましたが(笑)

    • あぷらなーとさん、おっしゃるとおりですね。怪我や事故にも気をつけないとです。C5は、小さい割に良い子です。小さいから取り回しも効きますし、場数が踏めますね。89EDの力技、楽しみにしていますよ!

  4. お帰りになると、惑星が見えて羨ましい。
    オヤジは、19時就寝なので、惑星の時間は鼻提灯です。(汗)
    我が家のニワトリの場合、木星は良いのですが、土星・火星は、ご近所の建物で隠れることが多くて。
    一度、重量機器を積んで、惑星撮影ですかね。
    でも、何時間も必要無い所が悩ましいです。(別の鏡筒も持参ですね)

    • オヤジさん、19時就寝のほうが羨ましいですって(笑)重量機器積も業務車両で移動楽ちんですよ。魚眼で火星と土星を撮ってみるというのも新しい世界ですよ。きっと!

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