スポンサーリンク

APT(Astro Photography Tool)が子午線自動反転に対応

APTユーザーの方にはメールが届いていると思いますが、APTが3.60にアップデートしましたね。今回のバージョンからは子午線超え自動反転に対応したようです。これはすごい機能ですよね。

子午線というのは真北と真南を結んだ天上の線のこと。お星さまは東からのぼって、西に沈む。赤道儀を使って東側の星を長い時間をかけて放置撮影ししているうちに被写体が子午線を超えると、鏡筒がイナバウワーをしはじめちゃう。そうすると、鏡筒が三脚に当たっちゃったり、ウエイトが上を向いたりとか怖いことが起きる。最近、時間をかけて撮影しようとしているので、たまにこんな場面に直面しちゃっていた。

今回のバージョンでは、Session Craft というタブがToolsタブに見える。Make Automatic Flipにチェックを入れておけばいいのかな。反転後にオートガイドのキャリブレーションをやってくれるみたい。PHD2の場合はチェックを入れて、M-GENは無条件に実施するということなんだけど、キャリブレーションも自動でやってくれるんだろうか?

反転後にBlind Solveをかけて、導入補正してくれるところもGOODですね。

APTのサーバーが混んでるのかな? 何度かダウンロードを試してみたけど、失敗する。時間を置いてインストールしてみるよ。実際に試すのはたぶん来年だな。

最終的にダウンロードできた。Session Craftを押すと、ウィンドウが立ち上がる
APT - Astro Photography Tool

この記事へのコメント

  1. 頭が悪いので、にゃあさん頼り!
    子午線越えすると、ぐるっと赤道儀が回りますよね。
    詳細な位置決めは、Solveするんでしょうけど、カメラの上下は逆転するんですよね。
    子午線前後の画像でも、そのままコンポジットするんですかね。
    それとも、SharpCapにある、画像の上下逆転(ノーマル・インバート)の何とか機能のようなのがセットなんですかね。
    やって見れば、解るんでしょうけど。

    • オヤジさん、私も未経験でなんとも言えないのですが、反転する前と反転した後のセットをコンポジットしてから、その2つをさらにコンポジットしたほうが早いような気がします。いっしょくただと、失敗しそうだし、成功してもえらく時間がかかるような……気がします。

  2. APT のサーバは日本時間の早朝は空いてました。21時くらいはすごい遅かったけど。
    反転後の像は恐らく反転するのではないかな?と。

    この機能、一見良さそうですが、実際の撮影で使うかどうか微妙。一番怖いのはケーブル。全自動反転にして寝てて起きて確認したら大惨事は避けたいです。
    この機能やAPTが悪い訳ではないですが、冬場のカッチカチになったケーブルは反転時は見ておかないと怖いです。
    AVXは子午線越えて1時間くらいは大丈夫なので、Plan組む時に子午線越えでplan分割し、反転時は目視確認&手動位置調整する運用になりそうです。

    カメラ類を無線化しちゃえば便利な機能と思います。

    • けむけむさん、たしかにケーブルの確認だけはしておかないとですね。先日は地面に置いてあったモバイルバッテリが宙吊りになる事件が起きました(><)一眼レフ&M-GENで試してみるのが無難かもですね。アドバイスありがとうございます!

  3. あなたと~超えたい、子午線ごぉえ~ぇ♪(バックは布袋さんのギターです)

    赤道儀の動きって最初はむずいよね。
    北極点(もしくは南極点)で使うことをイメージすると水平と垂直なので納得するんだけど、その状態がちょっと斜めになったがけでわけがわからなくなる。

    • 是空さん、結構な歌声でございます(笑)私は空間把握も苦手でして(^^; 北極点なら、丸一日撮影できそうですね。一周してさらにケーブルが絡まっちゃう??

  4. 子午線反転機能、ビクセンのスカイセンサー2000PCにはすでに備わってたのですが、この機能が厳密過ぎて、南中してる時に突然全速反転する事が多く難儀してました。でもその機能をON、OFFできるとすれば有用ですね。
    当然、撮影画像は反転前後で上下左右が逆転しますが、にゃあさんがおっしゃるようにコンポジットを2群に分ければ無問題ですしね。

    • あぷらなーとさん、おっしゃるとおり自動反転はON/OFFができるようです。しかもONでプランを組んでいる場合、露光が終わるごとに、次の露光で反転するか、いま反転するかまで考えてくれるそうです。うまく使いこなせるかどうか、そこが問題です(汗)

  5. Plate solveで反転後も構図が維持されそうなのはいい感じですね。実際のところは使ってみないと分かりませんが、ある程度の精度が出るなら便利そうです。

    しかし子午線反転の話になると、やっぱりAvalon instrumentsのM-Uno赤道儀をはじめ、反転不要な構造の赤道儀が気になってきます。こちらもそれこそ長時間に及ぶ撮影が多く、「イナバウアー」が日常茶飯事なので……(^^;

    • HIROPON さん、反転不要の赤道儀いいですね。TOMITAさんのところに廉価版があると聞いて見てみたものの、お高いですね……。しかし、赤道儀を新調するなら反転不要の赤道儀かなぁ。そのうち値段がこなれてくるといいのですが。

    • M-Unoみたいな形が今後幅をきかせてくるのかな?
      SS-oneトラベラーもそうだし、K-ASTECさんのブログでもこんな形のを見かけた。

      • 是空さん、ウエイトをぶら下げる手間もないし、干渉を気にする必要もないし、お値段が変わらないようなら、私はM-Unoみたいな形がほしいです!

タイトルとURLをコピーしました