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改造R130Sf、プライム・フォーカス化への道(5)初試写

だいたい準備が揃ったので、ベランダで試写してみることにした。鏡筒の重量は5kgを超えているので、AZ-GTiには少し荷が重いかもしれないが、我慢してもらう。使ったカメラは非冷却のASI294MC(マイクロフォーサーズ)。フィルター類は使っていない。ちょっとずつ格好良くなってきた。ガイド鏡も衣装のうちだな。まぁ、試写ではNANO1に差し替えたんだが。実際は、QHYのスコープを使うと思う。

経緯台モードでスマホに接続した。ピント合わせは特に問題なし。2スターでアライメントした。ガイドはしていない。確認するのはまず星像から。ケーブルやネジ類の影響を見たい。

アライメントした際のレグルスが下の写真。ディベイヤーをかける前の状態なので白黒。3つの影が見える。これは回転装置のネジの影だと思う。三ツ矢サイダーのような影は、ED81SIIっぽい。これだけを見ると心配していたケーブルの影響はなさそうに見える。ちなみにケーブルは向かって右側の光条に沿って伸びている。十字に広がる光条の形も悪くない。これは、いけるんじゃないか?

ベランダからは大して撮るものがないのでM65を導入した。340フレーム510秒でライブスタックしたのが下の写真。写野回転はともかくとして、左下を除く四隅に強い周辺減光が見える。フードは付けていなかったので、フードが原因ではない。何なんだろう? 遠目にみた感じでは、星は点を保っているように見える。

周辺の星像を拡大して確認してみる。思ったとおり、コマ収差が発生している。でも、想像していたようなひどいコマではない。クローズアップレンズでレデューサーをこしらえたら、撲滅できそうな気がする。コマの広がり方も均等に見えるので、カメラ側の光軸調整はいらないかもしれない。中央付近で星が伸びているのは、AZ-GTiの追尾性能が原因だと思われる。

M65の周りをクロップしてみた。追尾さえしっかりやれば、悪くないと思う。

一回目の試写では、星像=OK、周辺減光=原因調査、コマ収差=修正の必要あり、といったところ。次は、コマ修正かなぁ。焦点距離も変わってくるだろうし、難儀しそう…。その前にバーティノフマスクでも作ろうか。

この記事へのコメント

  1. いきなり完成度高いですね! プライムニュートン これから流行るかも(^^)

    • ねこめしさん、ありがとうございます。自分で言うのもなんですが、結構いい線行ってますよね。いつも最後が詰め切れないので、なんですが、ちょっと楽しさが増してきました^^

  2. 素晴らしい!
    実用に耐えそうですね!

    • ある程度離れていると、ケーブルは像を結ばないのですかね。理屈は分かりませんが、結果オーライっぽいです。実用まで持っていかねばです!

  3. 幸先のよい出だしに^^b
    原因不明は周辺減光のみとくれば、もう勝ったも同然。^^←楽観的な奴

    • この先、レデューサーをいじり始めると、悶絶し始めるのでお楽しみにください(笑)
      周辺減光の原因が分かったかもですよ。^^←楽観的な奴

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