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自作レデューサーでNC77の星像が改善した

NiSiのクローズアップレンズを使った自作望遠鏡Astro Nier NC77に、自作レデューサーを接続した。曇ってはいたけれど、ベガが見えたのでKiss 7Xi改のISO800、露出10秒で撮影。ピント合わせはバーティノフマスクを使った。

周辺像を確認する(クリックで拡大)。レデューサー(ACNo.4)を使用すると、使用しない場合と比べて星像が劇的に改善している。ただ、これを過補正というのかしらん。コマの向きが逆になっている。フォーサーズならまったく問題ないと思う。レデューサーのレンズにNo2あたりを使うとフルサイズでも使えたりして。

星像が改善された一方で、ベガのにじみ方が激しい。一応、カラーバランスは合わせたつもりなんだけれど。これだとナローバンドフィルターが必須だな。ASI1600とかα99でも撮ってみる。オートストレッチして、フリンジを軽減してみた。g線のボケが激しいのかな。

あと、レデューサーを使うと光路長が短くなるために、現状の筒の長さではピントが出ない。20mmか30mmは短くしないとだ。今回は【7528】以降をとっぱらって、Tリングを直接ねじこんだ。No2のレデューサーなら光路長の調整はいらないかも。いずれにしてもLPS-V4とかNB-1とかQBPはあったほうがいいな。

クローズアップレンズNCで星空を撮る
酔って帰ってくる日に限って晴れているのに、今日は酔って帰っていないのに空が晴れていた。ここぞとばかりに自宅ベランダで「クローズアップレンズ NC キット」で組んだ自作望遠鏡Astro Nier NC77を引っ張り出し、EOS Kiss 7X...

この記事へのコメント

  1. おお、これは完全に実用域ではないですか!
    おっしゃるとおり若干過修正気味かもしれませんがAPS-Cでコレは立派だと思います。

    • あぷらなーとさん、ありがとうございます! おかげさまでフォーサーズは完全に実用域に来ました。APS-Cも気持ちに余裕があれば補正したいです。なんだか感動ですね(笑)あとはマゼンタのフリンジが気になるので、なんとかしてみるです。

  2. うぉぉぉぉーー!コマがゲッキ的に改善された。^^v
    前回は画像周辺で鳥がいっぱい飛んでたのに。
    M方向のコマはほとんど見当たらないし、S方向も言われて探さないとわからないぐらいだ。
    もし過修正(よくわかってない)で補正効果を弱くするならNo4→2よりも1つだけ下げたNo3でいいような気もするが・・・(根拠なし)
    確かあぷらなーとさんは補正レンズにNo3をつかってなかったけ?

    あとはフリンジだね。
    ナローなら確かに消えそうだけど、ピントをジャスピンにせず、わざとフリンジの出ている側に若干ずらしても軽減できそうな気もする。

    昨日、9時過ぎ頃かな?家からもベガだけが雲の隙間からみえていた。

    • 是空さん、劇的とはこのことを言うんですね。応援していただいているおかげです!

      補正レンズですが、No3だけはほかと違う構造で像が甘いんだそうですよ。なので避けようかなと。ここでも人柱になるという手がないわけではないですが(笑)

      フリンジの件は、実際にフォーカスしてみると分かるんですが、ある一定範囲のなかでなら、どこにでもピントが合っているような感覚があるんです。この感覚をなくすためにナンダーラマスクを使うわけですが、そうするとフリンジが出てきちゃったというわけです。なんとなく解決法を思いついたような気がするので、今度試してみますね。

      全面曇りではなくて、星が見えるだけでも試写ができてありがたいです。と思うようになるくらい、今年は晴れませんね。

      • おいらの場合、応援というよりも単なるにぎやかしだけどね。^^

        「No3は象があまい」というのを嫌ってNo3を避けているのはなんとなくわかってたよ。
        だから、大先生の使用例を挙げてみたんだ。
        確か大先生がNo3を補正レンズで使っているというのを読んだ記憶があるけど、記憶違いかもしれん。

        フリンジの解決方法に期待。

        • 是空さん、あぷらなーとさんが実践に投入されてらっしゃるかどうかはわからないのですが、この検証は秀逸ですね!
          https://apranat.exblog.jp/30051884/

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