自作のレデューサーの効果がまったくと言っていいほど効果が得られなかったことにがっくりしていたところ、UTOさんが「レデューサーレンズの凸面を下ではなくて上(対物側)にしたらいい」とアドバイスをくださった。
さっそく凸凹をひっくり返して試写してみた。
掲載の写真は、航空障害灯が右下の一番隅にくるようにして撮影。右下1/4のエリアをトリミングしてある。
まずはレデューサー「無し」から。右下の航空障害灯がフットボール状に伸びている。
次にレデューサー「有り」の方。歪みはしているけれど、だいぶ改善しているのが分かる。
今度は、別のカットを見てみる。こちらは航空障害灯が右上の一番隅にくるようにして撮影した。右上1/4のエリアをトリミングしてある。
まずはレデューサー「無し」バージョン。こちらもフットボール状に伸びている。窓の中の照明には鳥が羽を広げたような収差も見られる。
次はレデューサー「有り」バージョン。フットボール型は改善しているように見えるし、鳥が羽を広げたような収差はほとんど目立たなくなった。
APSはともかく、フォーサーズなら問題なさそうな印象。ここまで変わってくれるとレデューサーを自作した甲斐があったというものです。
UTOさん、貴重なアドバイスをありがとうございました! すっきりしました!
教訓、自作レデューサーのレンズの方向は、屈折は凸を上(対物側)に、反射は凸を下に。
この記事へのコメント
こんばんわ。迷のこたろうです。←書いておきました(笑)
私も以前No4を使用してより悪化しましたので、3を長らく使っていましたが、ふと思うところあってひっくり返したところ改善しました(๑╹ω╹๑ )
あと、この手のものをレデューサーとして使用するには、出来るだけセンサーに近い方が良いとも聞きました。ケンコーのTマウント内に収めるとEOSの場合はレンズ後端面がマウント面よりやや内側に入れれるので良いようですね。\(//∇//)\ミラーがありますから物理的な限界はあるようです。ミラーレスだと同条件でもっと改善するかもですね。
迷人会のこたろうさん、ありがとうございます! センサーに近い方が良いのですね。すでにギリギリまで来ているような気もしますが、もう一度見てみて工夫してみます!ミラーレスが生えてこないように祈っています(笑)
おっ!
かなり周辺像が改善されましたね!
クローズアップレンズのレデューサは結構奥が深くて、レンズの向きはもちろんですが、撮像素子からの距離によっても補正状況が大きく変わります。
ちなみに、間隔を大きくするほど
①像が明るく(F値が小さく)
②像面湾曲の補正が強く
③全体的に像は甘く
なる傾向にあります
またマスターレンズの仕様によっても最適な間隔が異なりますので最終的には実写結果を見ながら間隔の微調整をする事になりますが、私は結構適当に済ませてしまってます(笑)
天体の実写テストが楽しみですね!
あぷらなーとさん、光学補正を理解するの回、ようやく一歩進みました。像面湾曲の補正と像が甘くなることがトレードオフというのは理屈でわかるような気がします。ほかにどんな調整ができるか試行錯誤ですね。早く空が晴れて欲しいです。
改善効果がみられたのがなにより。^^v
↑あぷらなーとさんが言ってるセンサー面からの距離を調整してさらなるチューニングというのもあるが、なかなか難しいよね。
もう一つヘリコイドが必要になりそうだもんね。
隅々まで”点”を求める対象ならフォーサーズ以下がいいのかもしれない。
ANT-6+手持ちのレデューサ(コンプリートな奴)との組み合わせはどうなんだろ?
>屈折は凸を上(対物側)
UTOさんの言葉を借りるなら「屈折およびカセグレンは~」とした方がいいかも。
是空さん、手持ちのレデューサーは2インチがあります。バランスを考えなければくっつく鴨です。あと3万円のヘリコイドが必要そうです。カセグレンの件、後日修正しておきます。ありがとうございます。
天リフさんのブログ紹介のタイトルが、モロその部分が引用されてるので、そのままがいいかもしれない。
たぶん例外もあると思うので、”試して判断”というのが正解だと思う。
理論的に理解している人は別だけどね。
^^