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改造R130Sf、プライム・フォーカス化への道(3)無限遠

Vixen R130Sfのプライム・フォーカス改造で実現したかった柱の一つは、(76mm一号機で叶わなかった)接続できるカメラの種類を増やすことだった。うちに転がっていたカメラたちを実際に接続してみて、無限遠が出るかどうかを確かめてみた。左からASI 385MC, SONY QX1, TinyMOS Nano 1。

まずは、幻ではないが、いまでは珍品となったSONYのILCE-QX1(APS-C)。プライム・フォーカス鏡筒のためにあるようなカメラだけれど、シャッターが遅い方では1/30秒でしか切れないし、PC接続もできない。ただし、スマホアプリのImaging Edgeが優秀なので、スマホで撮影中の被写体が確認できる。月の観望とお手軽撮影はこれが最適かもしれない。センサーサイズが大きいので、コマの広がり方もこのQX1で確認してみるつもり。何気にかっこいい。

「普段遣いするとしたら、この組み合わせ」というのが、非冷却のASIカメラ(ASI385MC)。センサーサイズが小さいので、コマ収差は気にならないのではないかと思っているけれど、Tリングにレデューサーを組み込めるので、気が向いたら、試行錯誤してみる。冷却版のASI1600MC Proを付けてみようと思ったが、なんだかんだ重いので及び腰。写真撮影用途で使えるようなら、そのうち検討してみる。

こちらはシンガポール産の珍品、我が家のおもちゃ、もとい電子ファインダーで活躍中のNANO1。スマホ版のコンパニオンアプリがポンコツで、Wi-Fiでつながらないことがある。そういうときは、前から覗いて、ピント合わせをすることに。できると言えば、できる。一度やってみたかっただけ。普段遣いにはならないと思う。

いずれも無限遠のピントは確認した。また、ピントリングを操作してもガタツキや大きな揺れがなかったことも確認した。だけど、まだ、完璧ではなくて、接続まわりに改善の必要がある。

実のところ、天体写真を撮るより、こうやって機材で遊んでいる方が好きかもしれない。

改造R130Sf、プライム・フォーカス化への道(1)仮組み
プライム・フォーカス鏡筒の1号機が完成してから、いろいろと気になるところがあった。まずは、スティックのり型のカメラしか使えないこと、次にカメラ側に光軸調整機構がないこと。大きく言って、この2つ。また、76mm口径では満足できず、大きな鏡が欲...

この記事へのコメント

  1. USB3ケーブルが難敵ですね。(かなり光路の邪魔しそうです。。。)
    USBもLanケーブルのように薄いのがあれば良いのですが。。(フィルムなら尚嬉しい)

    • そうなのですよ。プライム・フォーカスのアキレス腱ですよね。ただ、RASA 8や11の作例をみた限りだと、ケーブルの影響が見えないか、軽微な感じなので、なにか工夫をしてらっしゃるのかもしれません。そのあたりも見ていきたいと思います。

  2. >シャッターが遅い方では1/30
    あら?以前30秒って言ってなかったっけ?1/30秒なの?

    ともあれ、ピントがちゃんと出たのはなにより。
    ただ、こいつの今後の課題についてどう考えてるのかを知りたいな。
    読者としては全体のストーリーを把握していたほうが、今の位置がわかりやすいと思う。
    無理にとは言わないけどさ。^^ソチラニモ ツゴウガ アルシネ

    • ううう、30秒の間違いです。修正しました。m(_ _)m
      ASIカメラで無限遠が出たので、電子観望には使えるんだろうなという目処はつきました。なので、この先にある企画のゴールは、「R130SfをED81SIIと並ぶ、遠征先での星空撮影に耐える鏡筒に改造すること」ですよ(大きく出たw)。
      そのためにやらないといけないのは、コマ収差の修正とか、撓みの解消とか、ケーブルマネジメントとかが目下の考えられる課題ですかね。それなりに苦戦しそうなので、いつものごとくチャレンジ賞で終わりそうな気もしますが。

      • シャッタースピードは逆数で扱うことが多いからアルアルだよね。^^

        “課題”とは自分の求める理想と現状のギャップを埋めるもの。ということはゴールは”理想”だもん、そこは大きく出なくちゃね。

        • よーし、୧(๑›◡‹ ๑)୨がんばる!!!

  3. まずは直焦での光軸センター調整、傾き調整に、コマの出方確認とやることが多いですね。
    でも、調整しているのが楽しいのはなんでだろ^^

    • チルト調整機構は現在取り寄せ中で、6月半ばくらいになるかもです。調整はなるだけやりたくないですが、やり始めると熱中してしまいますよね。

  4. >天体写真を撮るより、こうやって機材で遊んでいる方が好きかもしれない。
    わかりみがすぎます。
    機材テストばかりで、いつまで経ってもちゃんとした天体写真を撮れませんw
    今は10~14mmの超広角レンズ比較が控えています。
    今週末は晴れそうなので楽しみです。

    USBケーブルはスパイダーに上手く這わせるとか?

    ところでED81SはSD81S2に進化させませんか?
    リングスペーサーでおにぎり解消されるようです。
    手放そうかと思ってましたが、再考中です。
    103Sと115Sも対応して欲しいです。

    • 超広角レンズ楽しそうでいいなぁ。うちのベランダだと電線しか映らないんですけどね(爆)

      >USBケーブルはスパイダーに上手く這わせるとか?
      ケーブルですが、RASAの作例をよく見ると、スパイクが4本でてるのがありました。わざとケーブルを這わせるマスクを作るみたいです。スパイクが出ない円弧のような形をしたマスクもあるみたいです。さっき星像確認をとASI385でアークトゥルスを試写してみました(本文に掲載しておきました)

      >ED81SはSD81S2に進化させませんか?
      そうなのですよ! ED81Sは、悩み中なのです。あの錫箔の影に味があるなぁと思っている部分がある一方で、遮蔽輪は過去に交換したので、とことんやるべしと思っていたり…。いまなら、お得なキャンペーン期間中なのですよね? どうしようかなぁ。

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