スポンサーリンク

改造R130Sf、プライム・フォーカス化への道(1)仮組み

プライム・フォーカス鏡筒の1号機が完成してから、いろいろと気になるところがあった。まずは、スティックのり型のカメラしか使えないこと、次にカメラ側に光軸調整機構がないこと。大きく言って、この2つ。また、76mm口径では満足できず、大きな鏡が欲しくなったということもあったので、R130Sfをプライム・フォーカス化することにした。

R130Sfのプライム・フォーカス化にあたって、実現したいのは(1)カメラの選択肢を増やすこと(2)光学補正ができるようにすること(3)カメラの光軸調整ができるようにすることの3点。(2)の光学補正ができるようにするっていうのは、カメラの選択の幅が広がって、APS-Cやフォーサーズを使ったときには、きっとコマ収差が気になるだろう、という理由。

で、いきなりなんだけれど、元のスパイダーを取り外して、新しく印刷してみたのがこちら。フォーカサーなどのアクセサリ類の接続はM48規格に統一することにした。中央の遮蔽部分はφ65。非冷却のASIカメラはφ62だけれど、カメラと一緒に接続する回転装置やチルトアダプタの径に合わせた。カメラを接続すると、それなりに重くなりそうだから、スパイダーの厚さは2mmにしてある。まったくグラグラしないので、大丈夫そう。

M48直進ヘリコイドと回転装置を仮組みしてみた。これくらいで収まってくれると見栄えもいいんだが、そうは問屋が卸さない。R130Sfの焦点距離が650mmなのに対して、筒の長さは570mm。うち40mmくらいは、主鏡のケーシングに使っているだろうから、120mmくらい突き出す計算になる。

120mmくらい突き出すとなると、こんな感じ…。この先っちょに、ASIカメラを接続するとフォーカスが合う。出っ張ってるなぁ。コマコレクションを兼ねて、レデューサーを挟んで少し短くしてやろうと思っているんだが、想像どおり適切な長さにできるかどうかは不明。そのうちチルトアダプタ(光路長12mm)を付け足す予定。

きょうの進捗報告はここまで!

この記事へのコメント

  1. なんか早い展開。^^ハヤッ
    プライムフォーカス1号機の時と違い、もうこの時点で先が見えきた感じがしてしまう。

    76mmと130㎜、この差はデカいよね。
    成功を祈る。^^

    • 作るパーツがほぼスパイダーだけなので、展開は早いです〜。それでも、スパイダーの印刷に三晩連続して失敗したので……。おっしゃるとおり、130mmは大きいですね。遮蔽が50%になっても気になりません(笑)

  2. このスパイダーの表面、イイ感じにつや消し。最高。
    何か塗装されてるんですか?それともつや消しフィラメント?

    普通のPETGやPLAじゃ、テカっちゃってテカっっちゃって・・

    • i*matさん、テカテカお肌は気になりますよね。私もそれがちょっと気になっていたので、艶消しフィラメントの黒を使ってみました。今回使ったのは、「Kexcelled PLA 3Dプリンターフィラメント素材 つや消しの質感」です。フィラメントの絡まりも皆無で気に入っています。しかも、カラバリがあって楽しいです。これが、そろそろなくなりそうなので、eSunの艶消しフィラメントも試してみようと思います。

タイトルとURLをコピーしました