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惑星撮りにコマコレなんて、いらないんじゃないか?

R200SSで惑星撮りしていい結果を残せないか……。コレクターPHのスポットダイアグラムを見ていて、ひらめいたんだ。この図には、R200SS直焦点のスポットダイアグラムも並んでいる。本来、コレクターPHの性能がどんだけすごいのかを知らしめる比較図なんだけど、コレクターなしの直焦点の星像がどれだけ鋭いことか!

ニュートンさんは、中央の星像が鋭いけど、周辺は醜い収差が出るって話だから、コマコレクターが必要になるわけだけど、センサーの中央で勝負する木星・火星撮りなら、むしろコマコレなんていらなくないか? いつも惰性でコマコレ付けたままで撮影しちゃってるよ。

スポットダイアグラムが示している大きさは、400μm四方。QHY5III178Cのセンサー素子は、2.4×2.4μmだから、このスポットダイアグラムの四角には縦横にそれぞれ166個分のピクセルが並んでいることになる。R200SS、QHY5III178C、5xバロー で撮影した木星は、250pix四方に収まってた。ということは、600μm四方に木星が収まっている、という理解でよい?

それくらいの大きさに収まるのなら、コマ収差があったとしても、無視できるんじゃないの? さらにモノクロで撮影したら、さらに高解像な惑星が撮れかもしれない。収差の影響があるようなら、いま使っているコマコレ3をコレクターPHに差し替えたほうが良い像を撮影できるかもしれない。

と想像を膨らませているよ。ひらめきでもなんでもなくて、「え? コマコレ付けて撮影してたの?」って逆に言われたりして(汗)

この記事へのコメント

  1. コマコレ、あってもなくても大差ないような…
    無い方が良さそうな気もしますが、その影響より、グニグニ像の方がタブン2桁か3桁影響大きそうな…

    • けむけむさん、おっしゃるとおり、ぐにぐにだとどんな機材を使って工夫を凝らしてもうまくいきませんね……

  2. R200SSもふくめ、たいていの反射望遠鏡用コマコレは、「画面中心部の像を犠牲にして」周辺部の像を救うアイテムです。
    ですから、惑星撮影の時にはコマコレは使わない方がシャープになると思います。

    エクステンダー系のレンズは、逆に「画面周辺部を犠牲にして」できるだけ画面中心部の像を守りながら焦点距離を伸ばすアイテムですので、惑星撮影に使えます。

    とエラそうなことをいいつつ、実は惑星撮影にコマコレを使った経験が無いので、ホントに差が出るのかは分かりません。もちろん、シーイングが悪いときは、なに使っても差が出ないとは思いますが(笑)。

    • あぷらなーとさん、惑星撮りにコマコレを使ってらっしゃらないのですね。これまで接眼部につけっぱなしにしてたコマコレにカメラを接続していました。次回からはナシで撮影してみます。理屈でキレイに撮れるなら、それに従うに越したことがなさそうです!

  3. 私が使った限りでは、惑星撮影にコレクターPHを使っても使わなくても「差がない」という結果でした。厳密に確認したわけではないので主観ですが……。ただ、惑星以外の場合はやっぱり必須ですよね。カメラのCMOS面までの光路長を56.5mmに調整しないといけなくなりますが、Tマウント接続ならば意外と楽です。……まだ試していませんが(笑)。

    • 上杉蒼太さん、コレクターPHの場合は、コレクターナシと差がないくらい鋭い星像を結ぶということなんでしょうかね? もっともコマコレ3でも「ぼやっとしてるぜ」と分かるくらいにぼやっともしてないので(笑)あんまりこだわりポイントではないのかもしれませんね。PHは、星雲シーズンには、ぜひ手に入れたいアイテムです。はやくR200SSを使いこなせるようになりたいです。

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