火星大接近撮影に向けて、中間振り返り

シュミットさんで「惑星観測応援セール」が始まったというんで、秋葉原までお出かけしてこようと思ったけど、がまんした。例のポチリヌス菌そのものが収まってきたのに、店頭でC9.25を見たら「これください」とか言ってそうだったしね。それでだ……

「にゃあさんは、本当に惑星が撮りたいの?」

あれから胸に手を当てて考えてみた。惑星を撮りたいは撮りたいけれど、星雲そっちのけで惑星撮影にのめり込んでやっていくほどの「つもり」はないんだと思った。むしろ、系外銀河や星雲のアップの方が撮りたいんだ。つまり、路線としては「惑星も撮りたい」んであって「惑星を撮りたい」んではないということがなんとなく分かった。

そう気づいたら、R200SSとC5の「手持ち鏡筒でやっていけばいいじゃん」と気が楽になった。お財布は有限だしね。機材の組み合わせ振り返ってみる。これまで木星を中心に惑星撮影を試してみたところ、次の組み合わせでうまく行っているように思える(主観)。

鏡筒:ビクセン R200SS
補正:5xバロー(AstroStreet GSO アポクロマート)
カメラ:QHY5III-178C
架台:Advaced-VX
焦点距離:4000mm
F値:20

鏡筒:セレストロン C5
補正:3xバロー(IoSystemsInc Tネジ付)
カメラ:QHY5III-178C
架台:Advaced-VX / AP赤道儀
焦点距離:3750mm
F値:30

いずれも焦点距離が4000mm前後と少し心許ないけれど、大きさ的には許容。導入が容易というメリットはある。カメラはQHY5III-174Mを使うと被写体が小さくなってしまうけど、モノクロなので解像感は高まるはず。また、QHYではなくて、ASI1600MM に替えて撮ることになると思う。

モノクロカメラを使うってことは、LRGB撮影を試すってことなんだけど、いくつか課題がある。

一つは、フィルター周り。LRGBフィルターを手動フィルターから電動フィルターに移し替えてしまったので、撮影ソフトからフィルターを制御したい。しかし、SharpCapから電動フィルターの制御の仕方がよくわからないのと、そうでなければ、フィルターが制御できるAPTで惑星撮りモードがよく分かっていない。フィルターをね、電動から手動に戻せばいいんだけど、面倒くさくて……。

もう一つは、LRGB各チャンネルの合成。別のカメラで撮っているわけではないから、さほど難しくはないのかもしれないけれど、手で合成するとなると気が遠くなる(笑)案ずるより産むが易しなのかな。上杉蒼太さんの作例を拝見すると、LRGB惑星はかなり美しいので、ぜひやってみたい。

いい惑星の写真を撮るためには、シーイングがすべてと言っていいので、ベランダからでも場数を踏むこと。目的は火星狙いでも、慣れるために積極的に木星や土星を撮っていきたい。R200SSからコマコレをはずすことも忘れないyo。

メモ:惑星撮影で気をつけること
上杉さん、Cockatooさん、あぷらなーとさん、みなさんにいただいたアドバイスや自分の経験をも...

『火星大接近撮影に向けて、中間振り返り』へのコメント

  1. 名前:あぷらなーと 投稿日:2018/06/17(日) 06:39:28 ID:b466c32c9 返信

    冒頭の木星詰め合わせ写真が可愛らしいですねぇ。

    通販全盛の今でも、天体望遠鏡ショップの実店舗に出向くメリットは、なんといっても『実物』が見られるところですね。でも、おっしゃるとおり、実物を見ると『急性』ポチリヌス菌症が発症して、店舗でクレジットカードを差し出してしまいそうで危険(笑)。実店舗に出向かれなかったのは冷静な判断ですねぇ。(おおいに感心、ちょっぴり残念)

    そうそう、R200SSの『弱点』を思い出しました。構造上バックフォーカスが短いので、フィリップミラーやビームスプリッタや双眼装置やフィルターボックスやオフアキなどのオプション装備を装着するとピントが出る位置にカメラを配置するのが難しくなることです。その点、ミラー移動式のシュミカセは楽ですね。VMC260Lもミラー移動式なので「何を取り付けても」ピントが出るので楽ちん。

    いや、C8とかC9.25とかをオススメしているのではないですよー・・・たぶん。
    えへへ。

    ※長さのバリエーションが豊富な延長リングが沢山ラインナップされていればいいのだけれど。

    • 名前:にゃあ 投稿日:2018/06/17(日) 13:39:08 ID:1ff7a9f4b 返信

      あぷらなーとさん、ありがとうございます。飴玉みたいでしょう?
      R200SSの焦点位置は72mmでしたよね? これには泣かされています。系外銀河用、長いバックフォーカスでいうとGS200RCも選択肢に入ってきそうです。いまのところエクステンダー待ちかVC200Lかって感じに気持ちが収まっています。エクステンダーの値段にもよるのですが……。
      こんな話をしているとまたぶり返してきそうです(笑)

  2. 名前:上杉蒼太 投稿日:2018/06/17(日) 08:01:40 ID:781b64c09 返信

    R200SSでも最接近時の木星ならば問題ないと思います。ただ火星の方は厳しいかも……。バローの重ね合わせという奥の手もありますが、それは未検証なので何とも言えません。
    R200SSはバックフォーカスが短いという問題がありますが、バローによる拡大撮影時の場合は短過ぎる故にピントが出ませんので、31.7mm延長筒等(BORGなどで扱っています)を使用して延長するとピントが出るようになります。
    ZWOフィルターホイールとSharpCapの組み合わせによる撮影は意外と簡単です。USBでホイールとPCを接続して、認識さえすれば「File」⇒「SharpCap Settings」⇒「Hardware」タブ⇒「FilterWheel」の「Properties」で制御可能になります。もっとも、バローなどを深く差し込みすぎてホイールが回らないと謎めいたエラーメッセージが英語で出力されて混乱します(認識不良だとばっかり思っていたので本当の原因が分かった時の徒労感ときたら……)。

    • 名前:にゃあ 投稿日:2018/06/17(日) 13:50:53 ID:1ff7a9f4b 返信

      上杉さん、R200SSの拡大は計算上7倍までは耐えれそうでしたので、2x3xの組み合わせは数字上許容のようです。私の場合、倍率もそうなのですが、東京での平日の撮影を考えると、稼働数が上がらないというのが20cm級の弱点です。遠征先で火星を撮る機会は何度あるかという……。結局、C5で乗り切ることになりそうな気がしています。

      以前、SharpCapでホイールの接続を試したときのことなのですが、接続するとSharpCap右側の一番下に「Scope Controls」というコラムが出てきて、「Setup」を押すとシミュレータが立ち上がってとここまでやったのですが、だめでした。教えていただいてありがとうございます!やってみます!