「Astro Nier AC」F2鏡筒って、0.5xレデューサーをカメラの前にねじ込んだだけだよね? もうちょっと工夫が欲しくはないか? と感じなくもなかったので、組み直すことにした。梅雨空遊び、始まる。
基本のコンセプトは、明るい鏡筒が欲しいということで変わらず。アクロマートなので、ナローバンド撮影になると思う。というか、あぷらなーとさんの機材の試写を見ると、カラーとかどうでもいいって思えて来てしまう(笑)
SDレデューサーHDキットのおかげで、出番がなくなってしまった笠井トレーディングのED屈折用0.6×レデューサーIIを使ったところがミソ。F7~F8を想定して設計してあるそうだけれど、大丈夫なのかな。この笠井のレデューサーには、M48フィルターが装着できる。さらに、BORGの2インチホルダーをかませてあるので、こちらにも径が異なる52mmのフィルターが装着できる。
48mmという径ありきでフィルターを選ぶと、Night Sky H-Alphaが手元にある。半値幅7nm、650nm以上で95%の透過率というOPTOLONGのシャープカットフィルター。ナローバンドというか、ロングパスだな。都会の空向き。面白いかもしれない。
カメラはQHY5III178C(IR CUT)を使った。ゴニョゴニョいじっているうちに、遠くのビルでようやくピントがでた。理屈ではF4 x 0.6でF2.4、焦点距離120mmになっているはず。1.4倍の露光時間が必要になっちゃうけど、前回のF2鏡筒と比べて、星像が改善していれば、QHY5III174M(AR)の1インチカメラも使えてNight Sky H-Alphaが生きてきそうなんだけれどな。いずれ、これで三日月星雲にリターンマッチを挑みたい。試写してみたいけど、やっぱり空は曇っていたよ。
写真は、知る人ぞ知る名機LUMIA 1520で撮影、Color Flex Pro 4で腕をごまかす(笑)
誰も必要としていないだろうけど、今回の組み合わせは下記のとおり。
HAKUBA メタルレンズフード52mm
AC CLOSE-UPレンズ No.5
M57→M57ADII 【7458】
M57→M57AD 【7457】
M57/60延長筒M(40mm)【7603】
マイクロフォーカス接眼部 MMF-1【9858】
M42P0.75→M57AD 【7528】
2インチホルダーM【7505】
笠井トレーディング ED屈折用0.6×レデューサーII
MMF-1の31.7接眼部
この記事へのコメント
面白い組み合わせ!
この笠井レデューサは私も持っていますが、焦点距離600~800mm程度と相性が良いような印象(あくまで感覚)を受けています。でもこれはフルサイズの話で、センサーが小さい場合は短焦点でも使えるかも。
もし時間があればレデューサとカメラの距離を色々変えて遊んでみてください。
※今回のノスタルジックな機材写真テイストも味がありますねぇ。
あぷらなーとさん、実際に撮ってみないことにはなんとも言えないですものね。カメラがスティックのりタイプなので、バレルの挿入位置を変えるだけで、レデューサーとカメラの位置は容易に変えられるのですが、どこを注視しておくと良いでしょうか? コマ収差に大きな影響がでてきますか?