スポンサーリンク

プライム・ニュートン計画(11)副鏡のない反射望遠鏡、再始動

印刷やさんが始動できたので、プライム・ニュートン計画も再開するよ。プロトタイプだと、投影像にチューブの影が被っていた容疑があるので、直径90mmに設計しなおした。また、光軸の調整は押し引きネジ機能のあるベースで行うように変更。これでカメラ部には光軸調整機能が不要になるんだ。ベースは押し引きネジの勉強のためにとAlliexpressで2000円くらいで購入した。一応、金属製だったよ。結局、よくわからずじまいだったけどさ。

まずは、76mmのミラーをベースに固定した。固定用の爪の高さに対してミラーの厚さがなかったので、1.5mmのスペーサーを2枚はさんである。ミラーの下に白く見える層がそれ。

次、ミラーベースとポールを接続するためのベースを印刷。15時間ちょっとかかった。下に見える6角形の台座がそれ。M4ネジ3か所で接続しているよ。無用に分厚いように見えるけれど、これはポールを支えるために深さが必要だったので、そうしてるんだ。ベースのお尻にはなぜか穴が空いていて、もとの製品には黒い蓋があったんだが、黒一色だと面白くないので、白いスペーサーが見えるようにした(あ、いいこと思いついた!)。

ポール穴の直径はプロトタイプよりも若干広めにした。穴を広げるために削るのが正直、面倒くさかったんだよね。今回は、エアツールなどで使うシーリングテープをポールに巻いて厚さを加えようと思ってる。

前から見るとこんな感じ。写真では分からないだろうけれど、表も裏も側面も印刷品質が上がってる。ミラーがこの六角形のケーシングに入るように作り直してもいいな(たぶんしないけど)。

次は、鏡筒バンドに相当するパーツを印刷する予定だよ。現在、鋭意作図中で、形状の変更も考えている。といっても、そんなに複雑なパーツじゃないので、すぐに終わると思うよ。印刷には時間がかかりそうだけれどね。

こうやって記録しておかないと、きっとサボるのさ。

この記事へのコメント

  1. おぉっ!なんかいい感じに進んでいるように見えるぞ。

    >きっとサボるのさ。
    そうはさせないのさ。^^

    • ようやく一段目ができたところですが、テンションが下がったら、いずれサボるのですよ(笑)

  2. 白いベースは迷光を招く予感しかしませんが・・・。

    プリントは綺麗ですね♪

    押し引きネジでの光軸調整はそんなに分かりにくいように思えないけど・・・ちゃんと弄り回しました?分解したり穴のサイズを測ったり等々。

    • プロトタイプは筒全体を布で巻いただけでしたし、迷光の問題は、あらゆる場所にありますよw ネジのサイズまでははかってないですが、お手本なしに再現できるまで理解してないです。

      • CADで書いてみると意外と気が付くかもしれませんよ。
        自分は書いている時に”あれ?ここってこうなっていないとおかしいんじゃない?”って気が付いたことがありましたよ。
        そういうのって物造りの醍醐味♪

        • 同感です。
          僕もモーターからネジの果まで全部ダウロードしたりモデリングして完成形に近づけて確認します。特にネジは、ネジ頭が干渉したり、そもそも締められない場所にあったりすることに気づけます。また市販のねじ長に合わせて受けネジ部分を設計できます。丁度よい長さのネジがないと最悪なので・・・

          長時間の印刷後、使えなかったがっかり感をなくしたくて、こうなりました(笑

          • それと「ポール穴の直径はプロトタイプよりも若干広めにした。穴を広げるために削るのが正直、面倒くさかったんだよね。」とありますが、僕も昔同じでした。今は後からの調整さえも面倒くさく、とにかくビタッとハマるサイズを何度か試作して把握しました。

            環境やフィラメントによりますが、モーターの軸やポールを差し込む場合
            半径 + 0.15 → きっちりハマる。
            半径 + 0.18 → しっかりハマるが抜き差しが楽

            室温とかでも変わるので上手く行かないときもありますが、こんな感じで把握していると後から楽ですよ。

            • カメラde遊ingさん、Kenさん、具体的なアドバイスありがとうございます! いよいよユルユル路線から卒業する時期がきたのかもしれません。といいつつ、実際、細かい作業が得意ではないので、できるところからやっていきます〜

  3. この主鏡セル、小口径にしては真面目な作りに見えます。
    確りとした調整が出来そうですね。
    私が買った鏡筒なんて、セルとは名ばかりのプラの浅皿の底にミラーが貼りつけてあって、剥がせないんです。口径10センチもあるというのに・・・
    改造意欲が一気に冷めてしまいました・・・

    • なかなかしっかりした作りでしたよ。ネジとか表面処理とか、昔の理科室においてあった実験器具みたいな雰囲気です(笑) 

      手元のパーツが思うように分解できないというのはストレスですよね。キィ〜ってなって分解すると壊れそうですし、手とか切りそうですし(悲)

  4. 新機材での造形が前よりもしっかりしたなーという感じがします。積層痕があまり見えないですね。

    • あぴさん、かなりしっかりしましたよ。見た目がとてもきれいですー

  5. こんにちは!
    赤道儀の完成が近づいてきたら、何だか全部作ってみたい衝動に駆られています。赤道儀も鏡筒も微動雲台も・・・。ベランダ用に経緯台もDIYしてみようかとか、eVscopeみたいのも作れそうだなと・・・

    にゃあさんは反射鏡はどちらで入手されたんですか?

    • KENさん、こんにちは! ミラーはAliexpressで買いました。ミラー自体は国内でも手に入りますが、なかなか単焦点のミラーが見つからなくて。eVscope的なものなら、150mmクラスくらいが扱いやすいだろうなと思います。AZ-GTiには厳しいかもしれませんが。

      こちらは、本業がおしてしまって、なかなか続きに手がまわりません…。

タイトルとURLをコピーしました