ACクローズアップレンズ No.5とBORG 36ED、どちらも焦点距離は200mm。撮り比べてみたらどうか? 撮り比べてみた。
カメラはSONY NEX5を使った。いずれもJPG撮って出しで、等倍トリミング。ACクローズアップレンズ No.5はアクロマートのD=52mm、BORG 36EDはEDレンズのD=36mm。Fが違うので、シャッタースピードも違うけど、同じように撮ってみた。
両方ともいい線行ってる。ただ、やっぱり見ての通りアクロマートだと赤いフリンジが出ているのが分かる。キレは若干36EDの方がよいような気がする。このフリンジを消すために約10倍の支出をしてしまったわけで、贅沢な話なのであ〜る。
おまけ:これまで、ベランダで月を撮る架台としては、赤道儀かカメラ三脚かの選択肢しかなかったけれど、経緯台ってのは設置と追尾が簡単で便利だと思った。にゃあが使ってるのはこれ。カメラ三脚に接続して使っている。もともとポラリエをフォーク式にして使おうと思っていた製品だったけど、長らく畳の上に転がってた。
この記事へのコメント
画像大きくすると36EDの方が良いのが分かりますが、小さい画像だと、あんまり差がないようで (^o^;
その微妙な差にどんだけ出資するか…ってゆー困った趣味なんだと思います…
けむけむさんに一票
星だと、もっと違いが・・・・です。
けむけむさん、そういうことですよね!細かいところが気になりだしたら、とことんまで投資してしまう恐れが!
オヤジさん、星ならさらに差がはっきり出てしまうので、アポクロマートに走っちゃうわけですよね!反射光学系に向かう方が財布に優しいかもしれません
これは面白い比較画像ですね!
でも、さすが(レンズだけなら)10倍以上高価な36ED、なかなかシャープなようですね。
あ!
ACクローズアップの口径を36mmに絞るとシャープさが増すかもしれませんよー。お暇なときにぜひ実験を♪
あぷらなーとさん、ありがとうございます。カメラレンズと同じで絞りを入れてシャープにするということですね。絞ればシャープになるということは知識としては知っていても、なぜシャープになるのかという理屈はよく分かりません(汗)絞りついでに頭も絞って勉強してみます。
カメラレンズでは「絞ればシャープになる」のに、
望遠鏡では「口径が大きい方が分解能が高い」
この辺が混乱を呼ぶみたいです。
ちなみに球面収差がゼロなら絞りを開けた方がシャープで、球面収差が大きいレンズは絞った方がシャープになります。
この辺面白いので、機会があれば記事にしますねー♪
あぷらなーとさん、確かに混乱しますよ〜。レンズというのは熟成肉みたいなもので、芳醇な香りを楽しめるのは真ん中で、端にいくとむしろ腐った匂いになるという理解で合っていますか? うーん、どう考えてもこのたとえ、分かり肉いなぁ。
>カメラのレンズは熟成肉
ニュアンス的には合っていると思います。
一般的には、カメラのレンズで言う「球面収差が無い」と望遠鏡で言う「球面収差が無い」とでは、桁違いの差がありまして、カメラのレンズは『直焦点』でしか使用しないのに対して、望遠鏡は『拡大撮影』にまで耐えられることを前提としています。鳥屋さんが近年、BORG等望遠鏡を使ってピクセル等倍での高解像写真を好むようになったのは、この辺が認識されだしたことによります。
シャープさを例えるとすると
絞り開放 絞る
カメラのレンズ 60点 80点
天体望遠鏡 100点 80点
みたいなイメージでどうでしょう?
あぷらなーとさん、ありがとうございます! イメージはなんとなく分かりました。ACクローズアップはカメラレンズの特性を持っているわけですね。拡大撮影に耐えられるレンズとそうでないレンズの差は、つまるところ球面収差の差であると。拡大撮影しても収差が見られないくらいに「収差が無い」状態であれば、解像感の高い写真が撮れるというように理解しました!