スポンサーリンク

M42のモヤモヤ

空には恵まれました。寒いので軽い鏡筒でと思って55FLを選択。AVXのツースターアライメントで馬頭星雲を導入したらM42が導入されてしまいました(汗)M42なら形を認識してるからいいけど、ほかの天体ならそれが意図した天体かどうか分かりませんよ。スリースターでないと精度でないのかなあ。まぁ、いいやとそのまま2時間露出。周辺のモヤモヤ分子雲が撮れたらいいなと思いました。
m42_36x180_21.jpg
APTで撮影。M-GENでディザリングも機能しているはずです。イデオンを見ながら時間を過ごします。風もあり、きちんと撮れていたのは120分のうち108分でした。この分子雲を炙るのって難しいですね。108分では足りないのかな。星マスクとかマスターしないと上手に浮かび上がってくれないのかもしれないです。
以前、ED81SII+笠井レデューサー+ホイールの組み合わせで星像が同心円状に歪んでいましたが、今回は千鳥足&フットボール状に歪んでいます。ピントが出れば星像も綺麗になると思っていましたが、そうではないことを実感しました。だいぶトリミングしましたが、それでも歪みがあります。
m42_36x180_4.jpg
55FLも説明書どおりにパーツを接続すればいいんでしょうが、素直にそうしていないのが問題のようです。特にカメラとの接続が怪しいですね。差し込みやめてねじ込みにすべきのよう。整備してみる。モヤモヤするな(笑)
# C5の諸々はまた別の日に
■撮影データ
・撮影日:2017年11月24日
・鏡筒:BORG55FL (D=55mm, fl=250mm, F4.5)
・補正光学系:レデューサー7880 0.8x (fl=200mm, F3.6)
・カメラ:ASI 1600 MC-COOL
・ガイド:M-GEN
・赤道儀:Advanced VX
・露出:総露出時間108分(3min×36)

この記事へのコメント

  1. 特定機種用の専用レデューサは、かなり思い切った設計をしてると思いますので、対物レンズからレデューサまでの距離とレデューサから撮像素子までの距離に敏感なのだと思います。
    できるだけ、推奨されている通りの設定にすることで解決すると思われます。色々と試行錯誤してみてくださいね。

  2. あぷらなーとさん、ありがとうございます! 光学系の組み合わせは自由にきくものだと思っていただけに、冒険すればするほど色だとか歪みだとかに悩まされ続けてます。奥が深いですね。これはこれで楽しいです。理屈が分かればもっと楽しいのでしょうけど(^-^)

  3. 因みに、オヤジのR200SS+ASI071MC-Coolでは、シムリング(0.1mm10枚)を入れて、四隅の星が丸くなりました。(汗)

  4. なーんか見覚えのある歪み方をしていますね。というわけで、ブログの方に私自身の失敗を検証した結果をまとめてみました。あぷらなーとさんの言われるようにレデューサと撮像素子までの距離が合っていないととんでもない結果になることがよく分かりました……。
    BORGのような組み合わせ方式の宿命ですね。次回作期待しています。

  5. 上杉蒼太さんの検証記事の通り、設計値と異なる長さでカメラを取り付けると歪みますね。
    ちなみに、この特性を活かすと対応機種以外に転用できること「も」あります。例えば、メーカー想定機種よりも焦点距離が長い機種に転用する場合はカメラまでの距離を短めにとると上手くいくことが多い、などです。

  6. M42周辺のモフモフちゃんと見えてますよ。もっととなればやはり星マスクを使っての画像処理がオーソドックスな方法でしょう。自分の場合はnik
    collectionのHDRを使うと大きな効果がありました。

  7. オヤジさん、0.1mmを10枚で組み合わせを試されたということですか! それくらいの執念がないといけませんね。感服します。うう、やってみなければ!

  8. 上杉蒼太さんも悩まれたわけですか。「組み合わせ方式の宿命」、なるほどです。ブログの方、あとで拝見します。次回までにはまともな星像になっているかも(汗)

  9. あぷらなーとさん、おっしゃるとおり、設計値と異なる長さでカメラを取り付けています。ED81Sにホイールをつけて星像が歪んだのと同じですよね。歪み方が違うのが興味深いです。上杉さんのブログを拝見しながら、いろいろやってみます!

  10. Gさん、かろうじて炙り出せましたが、このあたりの技術は難しいですね。Gさんの撮られたM42みたいな雰囲気を狙っていたのですが、Gさんが15分でモフモフを出されているのがすごいです。NIKでもやってみます!

  11. こんにちは
    M42って周辺含めてのモフモフが良いですよね。
    鍵穴のクローズアップなんかも魅力的。
    私はイチデジ撮影なので冷やし環境知識はないのですが、
    メイン撮影場所環境ですと、f4前後なら iso3200/ss300 位がベストです。

  12. moritoさん、10月26日に撮影されていたM42 のようにはなりませんでした。冷却CMOSを使っているとゲインとISOの関係がまだよく分かっていないので、まだまだ試行錯誤中です。今回はゲイン139でした。ISOの情報ありがとうございます。DSLRで撮影するときの参考にさせていただきます!

タイトルとURLをコピーしました