M82は表面にフィラメント?が見えているはず。それを表現するためには、M81とは違う処理をしないといけないことがわかったので、M81と一緒に撮ったんだけど、別々に処理することにした。スターバーストの色合いが出るのかどうか。Gさんにいただいたコメントでいただいたように「スターバーストM82の美しい色合い」に留意して処理することにした。
フラットを撮っておいてよかった。周辺減光の影響がほとんどなく、処理できる。面倒だけど大事なステップ。ほかの作例をみると上と下に噴水のように電離した水素ガス「スーパーウィンド」が吹き出している。これが浮き出てこない。HαをRに混ぜれば表現できるかもしれない。それは今後の課題。
で、できたのがこれ。
ド水平の構図だと、面白みがないな。ちょっと傾ければよかった。M81は垂直でM82は水平って、2つの銀河は軸が直交しているんかい? と思ったら、そうなってた。
■撮影データ
・撮影日:2018年4月20日
・鏡筒:R200SS (D=200mm, fl=800mm, F4.0)
・カメラ:ASI 1600MC-COOL (-15℃)
・赤道儀:Advanced VX
・ガイド:M-GEN
・露出:総露出時間104分(3min×33,5min×1)
春の銀河まつり M82

この記事へのコメント
M82 は難しいですねぇ~
中心部明るすぎ。そこから出てる赤モヤモヤはどうやったら撮れるんでしょう…
おーおーお!
これが、別荘からの写真ですね。
足元が見えない程の暗さですか。最高ですもんね。
夜空の暗さには、どんな鏡筒も負けですね。(笑)
素晴らしい銀河、拝見しました。
こんばんわ
「銀河祭り」毎年傍観者のmoritoでございます。
スターバースト ナローバンドフィルター付けて長時間露光って言われてますよね。。。
良好なデータ取得できていたら何時でも再処理できる訳で
成功を祈ります。
M82の赤い部分はナローバンドフィルター……Hαフィルタを装着すると撮れるはずです。ただ、星雲用のバンド幅が狭いものでは厳しいかも(試したことがないですが)。M81とM82、もう一度ちゃくと撮ってみたいですね~。
けむけむさん、中心部本当に明るかったですよ。最初5分で露光かけたら、サチってしまいました。単体で撮るには800mmだと少し足りない感じもします。
オヤジさん、ありがとうございます。月は明るかったのですが、足元は常にヘッドランプで照らしていないとです。
moritoさん、ナロー&長時間ですか。ありがとうございます。撮影を始めたら放置とはいえ、修行のようなものですね。銀河はカラーにせず、あえてHαのモノクロで撮影するのもありだと思いました。
上杉さん、エクステンダーPHが欲しいですよ。M82はしばらくおあずけにして、銀河を7nmでやってみます。
成程ですね。
それぞれ分けて処理する方法。
今度自分でもやってみようと思います。
通常撮影の画像とHαナロー画像の混合は良い結果を生むと思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
・・・などと偉そうなことを言って、私自身まだ試せていないのですが・・・。
ああ、にゃあさんがだんだん遠いところに行っちゃう。
はやく腕を治して追いかけなきゃ!!
Gさん、本当はもっとうまく画像処理をやれるのかもしれませんが、参考になりましたら。
あぷらなーとさん、カギはHαですね。ホイールにはHαを挿しておきます!腕の方、お大事にください。