やっぱりいろんな意味で完敗だったようです。昨日の遠征で狙ったのは勾玉星雲ことIC405でした。お月さんが明るいのでナロー撮影としたわけですが、前回書いたように大失敗。それでもR200SSのF4という明るさに助けられ、十分とは言えないけれど、露光はできていたようでした。
で、SAO合成してみました。勾玉星雲は一般的に「9の字」で写真にされることが多いようですが、この作例はへそまがりで「6の字」にしてあります。そのうえで、色相シフトを試みたのですが、出来上がりが一晩置いたカレーのようなみにくい仕上がりに(汗)加えてやり過ぎです……。
こんなカレーはいただけません。前に撮った北アメリカ星雲もそうなのですが、私が撮ると、あるいは画像処理をすると、透明感のないねっとりとした感じに仕上がってしまいます。ここ勉強ポイントなのですが、出口が見えません。ついでにAOOものせておきます。
ざらつきは、冷却に失敗してノイズが残っていたことに起因します(バッテリーは充電する)。それから、不精にもEFWを使ってほったらかし撮影をするのではなく、波長ごとにフォーカスをきっちりと合わせたほうがディテールは確保しやすいんだろうというのと、露光時間は2時間くらいは確保しないといけないのではないかと思っています。
あと、コマコレ3のせいなのかフィルターホイールのせいなのか分からないけど、四隅の星像がフットボール状になびいています。PHいくか!
またチャレンジします。
この記事へのコメント
勾玉星雲って撮影した事ないですが、でっかいみたいですね
周辺像って、気になると大変なので、最近はROIして捨てちゃえばいいぢゃんって、ちょっと達観してきました…
勾玉星雲は意外と大きいですよね。私も同じR200SSで撮りましたが、頭の部分しかまともに写らなかったような……。
コレクターPHならば最周辺までちゃんと像を結びますよ。あと中心部も多少改善しているように思えます。お高いですが、R200SSを主力とするならば持っていても損はないかと……(手招き)。
九州国立博物館だった?で、古代人の勾玉は見たことありますが、空にもあったんですね。
それにしても、SAO合成ができるにゃあさん凄いです。
けむけむさん、腐った周りの肉はそいで、おいしいところだけいただく熟成肉みたいなものですかね。しかし、気になったら気になってしまって、捨てたら捨てたでもったいないと思ってしまい、それなら初めから捨てないサイズで撮ったほうがいいとか(笑)デジタルなんだからもったいなくないじゃんというのは分かっているのですが、達観できたらと強いと思います。
コマコレ3は安い割に結構高性能なので、カメラとコマコレをの間隔を上手く調整すれば十分いけると思いますよー♪
上杉蒼太さん、はい、頭しか写ってないです。本当は短焦点の屈折で隣の星雲も一緒に入れたかったのですが、屈折でEFWを使うとほったらかしができず、C5かR200SSの選択を迫られてしまいました(笑)上杉さんちでいただいたコメントを読んで、全波長の露出が足りないということが敗因のような気がしてきました。明るいM42は、過去撮影分でそれなりに透明感を持っていますもの。長時間露光やってみます。ありがとうございます。
オヤジさん、SAO合成そのものは色違いコンポジットみたいなものなので、全然、たいしたことないですよ〜。ただ、撮影に時間が必要で、画像処理が難しいような気がします。この点で、私はまだ及第点がとれません(涙)
あぷらなーとさん、ありがとうございます。どこにカメラを置いたら収差がでないのか、予想が難しいです。というか、基本的な知識がないので見当がつきません。トライアンドエラーになりそうです。押忍