先日撮影して、未処理だったM57を現像してみた。36EDとQHY5III178C、AZ-GTiの組み合わせ。1コマ15秒で総露出2175秒 (約36分)のLiveStackです。
撮影に使ったQHY5III178Cの画素数は3072 × 2048。視野回転してできた隅っこをトリミングしたら、2882 x 1840になった。被写体が小さいこともあって、案外、影響は小さいよね。
隅っこをトリミングした後の全体はこんな感じ。M57がどこにあるか分かるかな? クリックしたら大きな画像になるよ。
表示を拡大して、M57周辺をトリミングしたのがこちらの画像。中心星までは判別できないけれど、なかなか細かく描写できているような気がするよ。
ライブスタックを始めてすぐは、色も形もはっきりしないんだけど、コマを重ねるにつれて周囲の赤い部分がだんだん見えてくると「お〜」って興奮してしまう(笑)しかも、ベイヤー画像を一枚一枚保存したうえで、コンポジットしなくて済むので、ライブスタックは楽ちんなのだ。
都心、満月、200mm、ノーフィルター、高コスパ経緯台、しかもノータッチでここまで写れば満足でしょ。36EDとQHY5III178C、AZ-GTi の組み合わせなかなか気に入ったよ!
この記事へのコメント
LiveStack 面白そうですねぇ
コンポジットしなくて済むって媒体も節約できるし(撮影PCからSDカードにコピーするのが地味に面倒なので…)
けむけむさん、保存先をDropboxとかOne Driveにするとローカルストレージがさらに節約できるかもしれませぬ。
>「お〜」って興奮してしまう
これは、深夜帰宅のヨッパさんの雄叫びでかね。(笑)
それにしても、次々に成果がでてますね。
これは、オートガイドじゃなくオフガイドですよね、視野回転の意味わかりました。そう言う事なのですね。
それにしても、夜空の天気が数日前の涼しくなった辺りから、夜はビールの泡の様な雲ばかりです。(笑)
オヤジさん、やっぱり自動導入の方が速いし、写真に撮ってもそれなりにしか写らないだろうと期待値が低いので、構えずに次から次へと天体を見てみようという気になります。天気さえ良ければですが(笑)
良く写ってますね♪
ライブスタックならコンポジットの位置合わせを自動でやってくれているような物なので、ノータッチガイドでも結構行ける訳ですね。最初の頃と比べて「パンの耳」も少ないので、キャリブレーションがお上手になったということでしょうか。
あぷらなーとさん、ありがとうございます! 今回の撮影では、パンの耳がですね、少ないのではなくて、不思議なことにまったく出なかったのですよ。ワンスターアライメントなのに……。一晩のうちにいくつもの天体を導入しているうちにアライメント・キャリブレーションの精度が上がっていくのでしょうか? C5で撮影したときにパンの耳ができたのは、鏡筒の自重でずずっとずれていったのかもしれません……。このあたり勉強が必要そうです。
赤道儀なら極軸設定の精度が上がれば、パンの耳をぼぼゼロにできるはずですが、経緯台ですものねぇ。ひょっとして水平出しがカギなのかも?赤道儀にとっての極軸合わせって、経緯台にとっては水平出しですものねぇ。(理論上、1スターアライメントでは水平出しの誤差は補正できないはず)
あぷらなーとさん、パンの耳がひどくないだけで、出ているのかもしれませんよね。水平出しはきちんとしましょうとマニュアルにも書いていました。アライメント星の導入に影響が出るとかです。鏡筒を変えたり、アライメント星を増やしたりといろいろやってみます。
良いですねえ。M57こんなに良く写るんですか。
これならガイドも必要ありませんね。星雲はどうなんでしょう。
Gさん、さすがに23区内のひどい光害なので限界はありますが、これなら満足です。あとはフードやフィルターを付けてさらにがんばる予定です。星雲は、晴れたら撮影してみます!