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自作レデューサーNo.5で星像がさらに改善した

外は雨だ。昨晩のうちに試写できてよかった。ACクローズアップレンズNo.5をBORG【7000】に収容したレデューサーを使ってNC77で撮影した。縮小率が高いため、また鏡筒部分を短くして無限遠を出した。長くなったり、短くなったり大変だ。

ベガを導入、ASI1600MCでゲイン300の10秒で1コマを撮影した。No.5画像とNo.4画像を比較する。いずれの画像も強調してある(強調すると星が肥大するので比較しやすい)。ダークは引いてある。

こちらがNo.5装着で撮影したベガ(クリックで拡大)。

こちらがNo.4装着で撮影したデネブ(クリックで拡大)。

四隅はNo.4と比べてもはるかに改善している。No.4はT2リング内に、No.5は【7000】の中に埋め込まれていて、距離は変わっていると言う違いはあるけれど、思っていた過補正ではなくて、また補正が足りなかったと言うことなのかも。

No.5の四隅を見てみると、右上はほんの少しコマが出ているもののピントは合っているっぽい、対して左下はピントのボケが大きいように見える。ボケの強い順に並べると、左下 > 右下 > 左上 > 右上。こんな感じ?

ここまで来たら、あともう一踏ん張りして星像を正すか、片ボケを修正するかのどっちか。伸びしろ的には片ボケを修正する方が効果が大きそう。

スケアリング調整とか、Tilt Adjuster とか Tilter で検索すると、調整用の機材が出てくる。開口部は、48mmと42mmが見つかった。現在は77mmが52mmまで絞られているはずなのでさらに絞ることになる。絞ることは星像を鋭くする効果がありそうでいいのだけれど、さすがに42mmまで絞るのはもったいない気がする。48mmだと入手先が難しい。星見屋さんでは在庫切れ。

あと、どうやってTIlterを噛ませるかが問題。多分、対物レンズのすぐ後ろ、鏡筒と52mm径で接続している部分に52mm→48mmのステップダウンリングを使い、どうにかして67mmを48mmに持って来れば接続はできそう。

また鏡筒部を短くして帳尻を合わせないといけないかもな。調整も面倒臭そう。見た目はさらに兵器感が増しそう。しかし、その前に、歪み個所を特定した方がいいような気がする。

この記事へのコメント

  1. 42mmを使ったからって有効径が42mmまで絞られるわけではないと思うよ。
    センサー近くで蹴られなければほとんど影響ないように思う。
    どどどどど素人なので間違ってたらゴメン。
    とりあえずは今後の動きを見守ることに。

    話は変わるが(いつものパターン)^^
    ボケは英語でもボケとコメントしてたでしょ。
    知らなかったよ。
    ただ、”boke”だとネイティブな人は”ボケ”でなく”ボーク”とかと発音するよな、と思い調べたら”bokeh”なのね。
    この最後の”h”が大切。^^vメデタシ メデタシ

    • 是空さん、一応、光路図を引いてみたですよ。これまた取り付ける位置が対物の後ろくらいしかなくて。接眼部につけることも考えたんですが、取り付けられないことはないけれどドロワー?に干渉してしまうです。実際にやるかやらないかはまだ決めてないですが。bokehは「ボーカー」に聞こえますよー。

      • たしかに”ボケ”という発音にはならないよね。
        たぶん、英語の発音のパターンにないんだと思う。
        イタリア語で”黄色”を”ジアラ”とか”ジアッラ”とか言うらしいけど、この”ジアッラ”って、日本語にはないパターンで発音しにくい。
        ”アッ”のあとが”ラ”かよ!^^;

        • タリアッテレではなくてタリアテッレ(笑)発音しにくいですー

          • ”タリアテッレ”の優勝。
            ”ア”のあたりで意識を集中して、”テッ”のあたりで気合いれないと”レ”が出てこないよね。

            ナンノハナシヲ シテルンダロ?

  2. 素晴らしい!
    最近流行りの赤猫もビックリだにゃあ

    • けむけむさん、この1本で赤猫が買えている可能性ががが…

      • えっ!これってそんなに掛かってるの?
        赤猫って9万弱でしたっけ?
        ボーグパーツが高くついているのかな?
        でも、こうやって遊べているように使い回しが出来るから一概には比較できないかな・・・。
        レシピはVol.3での金額でしょうか?

        • カメラde遊ingさん、そう思いますよね(笑)!

          一番高いのがフォーカサー部分で45,000円です。次にクローズアップレンズNCが16,800円、回転装置が15,000円。ここまでで7万6800円。加えて鏡筒バンドが7500円x2などなど。まさにディ●ゴスティーニ。

          望遠鏡の仕組みを勉強する目的で作り始めましたが高い授業料です(笑)このシリーズは現在48本の記事を書いているので、少なくとも記事1本あたり1500円の授業料は払っていることになります。本当はもっと買ってるパーツがあるので…。怖くなってきました(笑)

          まさに、赤猫もビックリだにゃあ

  3. 偽BORGならぬ偽赤猫ですか!
    ここに至るまでに掛けた金額が赤猫一本相当ってことですか?
    でもきっとここに至るまでの努力と根性はプライスレスですよ!

    • せろおさん、偽赤猫って(爆)ボディーも赤を意識して組んでやろうかしら。カメラde遊ingさんのコメントの下にざっくり材料費を書いておきましたよ。努力と根性、ありがとうございます!

  4. おおっ!
    かなり良い感じの補正になりましたね。
    ああ、こういうのを見せつけられてしまうと、
    思わずEDクローズアップレンズに走りたくなりますが、路線がかぶるとスリルが無くなるので、ここはアクロマートにこだわってみます(笑)。

    • あぷらなーとさん、このままさらに補正してAPSで使えるようになるかやってみたくなりました。あぷらなーとさんがEDに参戦してくださると色々勉強になるのですが。

      アクロマートに関しては、中国の安い鏡筒がどんな風に見えるのか、自分で補正できるのかとか、補正マニアとも言える変な興味が出てきてしまってます(笑)

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