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天体撮影ソフトAPT(Astro Photography Tool )が案外使いやすいかも

けむけむさんがAPTというキャプチャソフトでディザリングできるかもっていう情報を掴んでこられたので、APTをインストールしてみた。いつもはSharpCapを使っているんだけれど、挙動不審な場合もあるので、APTが良ければ乗り換えも検討する。SharpCapはシンプルで使いやすいけど、APTも親切さで負けてないような気がする。星図マッチングができる機能なんてのもあるし、いいかも。どこかにクイックスタートガイドなんてないかなあ。私の場合は、ASI1600 MC-COOLで使いたい。
縮緬シマの対策を考えてみる
http://lqz.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-825e.html
ダウンロード:APT公式
http://www.ideiki.com/astro/Default.aspx
APT.png
まずは導入をしてみるよ。ASCOMのドライバをインストールしておく。念のためカメラのUSBプラグは抜いておく。インストールが終わったら再起動する。
ASCOMドライバ
https://astronomy-imaging-camera.com/software/
ツールチップは日本語化が可能。ダウンロードしたら、本体と同じフォルダに突っ込んでおく。APTを起動すると、観測地の緯度経度を入力するように促される(あとで設定変更可能)
カメラのUSBプラグをさす。はじめてのカメラの場合、どのカメラを使うのかダイアログがでてくるので「property」をクリックして指示に従う。
操作は基本的に画面右側の「Camera」「Gear」「tools」「img」の4タブで行う。
「Camera」は撮影
Planは撮影計画に使う。最初面倒だけど、一度設定したらあとは使いまわせる(カメラによって設定項目が異なると思う(DSLRならISOが設定できるとか)。露出時間(秒)、BIN、撮影後の一時停止時間、撮影枚数、フィルタ番号を予め登録しておく。「Shoot」で撮影開始。ピントをあわせるときは、Live Viewを使うのがいいのかな。
「Gear」はフィルタホイールなどの周辺機器制御
私の場合、ホイールとかフォーカサーは持ってないから設定しない。
「tools」はピント合わせとか冷却温度の制御
使ったことがないツールがたくさんある。バーティノフマスクを使うときやピント合わせの類はここで行う。冷却温度はターゲット温度までちょっとずつ下げて行ってくれるのが親切(結露対策)。メーン画面のルーペ機能みたいなのもここにある。観測地の緯度経度やAPTそのものの設定もここ。ドリフト法による極軸合わせもできる(DARV)。
「img」は画像保存先と保存イメージの閲覧
SharpCapと違って、撮影したフレームのプレビューをここで確認できる。FITとは別にJPGで保存するみたい。どこに画像を保存するかファイラー(エクスプローラー)みたいになってるのがいい。
SharpCapは惑星撮影用、Astro Photography Tool はディープスカイ用と紹介されるけど、どっちがどう違うのかよく分かってない(APTの露出はミリ秒を想定してないとかかな?)。で、M-GENを使ったディザリングができるかどうかは、けむけむさんが検証してくれるはず(他力本願)。
M-GENをAPTから使うために
(1)M-GENのファームウェアを2.04以上にしておく
https://teleskop-austria.at/index.php?produkt=MGEN
(2)M-GENとUSBの接続のために D2XXドライバをインスコしておく
http://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm
(3)M-GENのメニューで “Application Mode”にしておく
の設定はしておかないといけないらしい。お空が曇っているので、今日はここまで。
関連記事
APTの使い方:プランの撮影順序を理解する
http://tentaip.seesaa.net/article/454337987.html

この記事へのコメント

  1. すげぇ!もうここまで検証してあるッ!
    とわくわくして、読み進んで行ったら、突如作業が振られてました…
    天気当面悪そうだけど、機材を組んで確認してみたいですねぇ…

  2. 人柱は、にゃあさんとけむけむさんにお任せで、静観。
    All in one.ですね。すご!

  3. APT、何やってもハングアップする…
    ASCOMドライバのインストール失敗してるのかなぁ…

  4. けむけむさん、shootを押したとたんにハングしません?そうなら私と同じ症状ですね。
    カメラを接続したまま作業していないですか? いったんはずして作業をし、後からカメラを接続すると、ドライバが認識したというのが私のケースでした〜

  5. オヤジさんには、カメラやら鏡筒やらで人柱になっていただいておりますので(笑)、これくらいはちょっとレポートさせていただきまする。

  6. こんばんは。
    本業の世界から、ちょこっとだけこちらの世界に帰ってきましたが・・・。
    ぎゃー!
    しばらく見ないうちになにやら色々と進んでいますね!
    ええと・・・実は・・・・
    APTもインストールしていて、Hαフィルタやフィルターホイールやらも結局入手しちゃってたのですが、全く時間が取れません(涙)。現在、睡眠を確保できるかどうかの戦いですので。
    ここは割り切って、にゃあさんのレポートを読んで勉強させていただくという作戦に変更します♪

  7. あぷらなーとさん、お元気ですかー。ROM専歓迎なので、お仕事の合間にたまに息抜きにいらしてくださいませ!

  8. にゃあさん、けむけむさん、
    お陰様で、ASI071MC-Cでも画像表示できました。
    ASCOM、SXP赤道儀の時は、製造メーカーさんと数ヶ月やり取り、ASCOMとしてステラショットに不足している部分をバージョンアップしてもらいました。それ以来です。
    現役の皆さんには申し訳ないですが、明日の月曜は、実習できそうです。(汗)

  9. オヤジさん、表示できましたか! それは良かったです〜 おかまいなく実習をなさってくださいませ! SharpCapも新バージョンで星図のマッチングができるようになるみたいですね。まずAPTのレポートお待ちしてます〜

  10. APTは何度もテストしてみましたが、動作が非常に不安定。頻繁に通信不能になります。ソフトウェアとしての使いやすさは非常にいいので使いたかったのですが、これだけ頻繁に落ちるとさすがに使えないです。
    Camera:QHY168c使用。

  11. Meverickさん、こんにちは。APTはまだ使いこなせてないですが、よくできたソフトだと思います。頻繁に落ちるのは、PCとの相性ですかね。PCを変えたときに使えるようになるといいですね。

  12. 非常に使いやすくてこれはすばらしいと思っていたのですが、あまりに落ちるので仕方なく断念した次第です。実際の撮影時にPC系のトラブルで時間を取られると….APTのForumを見ると同じような書き込みが結構ありましたね。

  13. Maverickさん、確かに撮影時にPCのトラブルはゴメン被りたいですね! もし同じ箇所で再現するようでしたら、開発元や星見屋さんにフィードバックされると喜ばれるかもしれません〜

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