cockatooさんにAutostakkert! でやってみては?とアドバイスをいただいたので、こんどはAutostakkert!2(AS2)でディベイヤー&コンポジットができるかやってみた。もともとAVIとかSERなどの動画ファイルをスタックするソフトとして有名だから、コンポジットは得意なはずだよ。
いつものバラ星雲180枚を使います。が何度か検証しているうちに180枚目がどこかに行ってしまった。正確には179枚でやります。デジタルデータをなくす人も珍しい(汗)PCスペックは、CPU:Core i7, メモリ:16G のWindows 10。
1)Open ボタンでファイルオープン! 瞬殺です。ディベイヤーはメニューにあるColor > Force bayer GBRGを選択します。GBRGにするのは、ASI1600で撮ったからですよ。
続いて2)Analyse ボタンでGO! 12秒で終了。無茶苦茶速い。ただし、ライトフレーム、フラットフレームの読み込みオプションが見当たらない。
※ frame percentage to stack は100%でやりました
次に表示された画像のうち、ぽちぽちと基準点?を手で打っていきます。これが面倒だなぁ。Registaxみたいに自動で選んでくれると楽なんだけど。それでもステライメージで基準点打つよりずーっと楽! 30点くらい選んだかな。
いよいよ3) StackでGO! なんと40秒! 速い! AS2は確か、読み込んだ画像のあるフォルダに保存されるんだったよね。TIFFで保存されていたので、Win フォトビューアで開く。
なんじゃ、こりゃ? ディザリングの検証画像ですか? いや、ステライメージで自動コンポジットに失敗したときに見るような画像……。強い既視感がぁぁぁぁぁ!!!
きっと何かの設定の問題とImageStabilizationの設定にあるPlanet(COG)を Surfaceに切り替えて再挑戦(通常、漆黒の宇宙に浮かんだ惑星をスタックするときはPlanetを、月面のどアップみたいに宇宙に浮かんでない地表画像はSurfaceを選択するようです)。時間は変わらない。今度はうまくいったようだ。
ステライメージ8で開いてみる。レベル調整、トーンカーブ調整をしたところでがっかり。普通、ここで赤外線域が赤くあぶりだされるはずなんだけど、でてきたのが緑色したバラ。
出来た画像がこちら。しかもよーく見ると、市松模様が取れているように見えない。Registaxもそうだったけど、どうして緑色になっちゃうんだろう。
うーん残念! 惑星動画専用、斬り! (なつかしす)
#AS3がβの扱いですが、今年に入ってリリースされていたんですね。
http://www.astrokraai.nl/software/latest.php
追記;あの緑、強調したらどうなんるんだろうと、興味半分で強調処理をしてみた。
wwww
この記事へのコメント
https://www.cloudynights.com/topic/545341-pixinsight-debayer-settings-for-asi1600/
でのポストを見ると、どのパターンを選べば良いのかはかなりバラバラになるようなことが書かれていますね。
私も惑星用などでカラーのASI224MCも使っているのですが、ベイヤーパターンの選択でちょっと試行錯誤した記憶があります。
ははぁ、AS!2 もアレでしたか…
緑色の星雲… 激しい既視感が…
http://lqz.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-a1e1.html
cockatooさん、Registaxにて、GRで変換してみましたが、やっぱり緑でした。BGとRGでもやってみますね。ベイヤーパタンの問題ではないような気もします。
けむけむさん、緑色問題、どこに原因があるのか、さっぱり分からなくなってきました。Registaxがよさげなんですが……
なんか分かってきた!(と思う)
明日から転勤先でお仕事なので今から引っ越しです。
ビームスプリッターのテスト撮影をしたくてウズウズしてます。
ところで、ディベイヤーのパターンはGBRGではなくてGRBG型でも緑になりますか?
あぷらなーとさん、すでに新天地(本拠地?)でお仕事なさっているのでしょうか? 引っ越しおつかれさまでした。狙ったように土日に雨が降ったので、こちらはまた収穫がありませんでした(汗)讃岐は雨が少ない土地柄、晴れるといいですね! AS2!でGRBGで処理してみたのですが、やっぱり緑でした。
少し時間が出来たので、ASI1600MC-COOLのFITS画像とAutoStackert!2をいじってみました。
「謎」解けましたよ!!
どうやらAutoStackert!はserファイルを読んだ時とFITSファイルを読んだ時とでデータの読み出し方向(天地)が異なるように見えます。(鏡像になってる)
と言うわけで、FITSファイルをディベイヤーする際には、
本来GRBG型のベイヤーデータを
G R → B G
B G G R
という風に上下反転させたと考えて、あえて「BGGR」型だと指定して見たところ、上手く行きました!!
ぜひお試しを♪
あぷらなーとさんの洞察スゴすぎます! 鏡像になっていたことさえ気づきませんでした。Registaxでも同じ現象が起きているので、同じ理屈で対処できるかもしれませんね。試してみます。ありがとうございます!
追記です。
AutoStackert!のアライメントポイントを手動で打つのが面倒とのことでしたが、見つけましたよ~。自動で打点してくれるボタン。アライメント用の画面の左メニューにある「PLACE AP」ボタンを押してみてください。
・・・で、点が少なすぎたり多すぎる時は、そのそばに閾値をセットするボタンがあるので値を上下してみると良さそうです♪
あぷらなーとさん、ありがとうございます! PALCE AP習得しました! しかし、BGGRでやってみたところ、今度は真っ青になってしまいましたです(汁)理解がまだまだ足りませぬ……。
あれれ?
上手くいきませんでしたか?
私の方は、例の「1km手前からお花見」の記事を書くときに色々試してみて上手く行ったのですが・・・・。
ひょっとすると撮影時に何か特殊なオプションを指定されました??(垂直方向や水平方向の反転機能とか、キャプチャーソフト側にも色々ありますよねぇ。)
※にゃあさんに触発されて「ASI174MC-COOLを見直そう」作戦遂行中です。AutoStackert!のおかげで横シマノイズも軽減できたし、これまで諦め気味だった「AutoStackert!にステライメージでコンポジット済みのダークファイルを読み込ませる」ことにも成功しました。(試行錯誤の結果、どうやらステライメージで保存するときに『実数型』FITSではなくて『整数型』16bitFITSでダークファイルを保存するのがキモのようです。)
あぷらなーとさん、コメントありがとうございます。奇抜なオプションを設定したわけではないのですが、あぷらなーとさんの撮影データと突き合わせると、ビニングと画像反転あたりの項目が怪しい感じです。いつも画像は反転させているので、今度はnoneで撮ってみますね。
[ZWO ASI1600MC-Cool]
Debayer Preview=On
Pan=0
Tilt=0
Output Format=Fits files (*.fits)
Binning=2
Capture Area=4656×3520
Colour Space=RAW16
Hardware Binning=On
High Speed Mode=On
Turbo USB=80
Flip=Both
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=400
Exposure=20
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=67
White Bal (R)=58
Brightness=1
Gamma=50
Temperature=-14
Cooler Power=1
Target Temperature=-14
Cooler=On
Auto Exp Max Gain=300
Auto Exp Max Exp=30
Auto Exp Max Brightness=100
Mono Bin=Off
Subtract Dark=None
Display Brightness=1
Display Contrast=1
Display Gamma=1