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3Dプリンタ復帰に向けてリハビリ開始

記録によれば、最後に3Dプリンタで印刷をしたのは昨年の10月らしい。だいたい、作りたい造形物は作ってしまったということに加え、ちょっと忙しい時期が続いたこともあって、しばらく遠ざかっていた。現在、Windows PCをホビー・マルチメディア(死語)用に強化中で、その一環でFUSION 360をインストールしたんだけれど、ふと何かをプリントしたくなった。なので、なんでもいいから、プリント開始なのだ。話は飛ぶけれど、このPC環境の変更に合わせてビットコの採掘は中止することになったよ。

3Dプリンタまわりね、いろいろ忘れてましたよ。FLSUN Q5の印刷手順もかんたんながら残しておいてよかったと思った。マイナーな機材だけに、あんまりドキュメントもないんだよね。自分の記憶と記録が頼りってわけだな。

望遠鏡関係でモデリングして特に印刷したいと思ったパーツは思い浮かばなかったので、腕時計3本を収容できる腕時計スタンドを印刷してみることにした。買えば2000円か3000円くらいのもの。3Dプリンタで印刷した分は自然素材の売り物の質感には勝てないけどね。海外では、ウッドフィラメントにステインを塗って木の質感を高めた作品が結構ある。いずれ、こういうのやってみたい。

I 3D printed with wood for a new look on my XBONE controller

データはSTLをThingiverseからダウンロードしてきた。長さは横に15cmくらいあるもので、サポート材を不要にするため縦にして印刷することになる。FLSUN Q5は、200mm高さまで印刷できるらしいので、長物が印刷できるかどうか試してみるという狙いもある。ほら、鏡筒を印刷したくなることもきっとあるじゃない?

スライサーの使い方は覚えていなかったけれど、使っているうちに思い出したよ。腕時計スタンドは丈夫に使いたいので、密度を80%にした。積層痕は0.2mmに設定。ただサンドがけするかもしれないので壁の厚さは1mmとした。

フィラメントはSANLUのPLA+ブラック。青いフィラメントも買いおきしたはずなんだけれど、行方不明になってしまったよ。ノズル200度、プラットフォーム60度で印刷開始。2度ほど厚さ1〜2mmの産業廃棄物を生産したあとは堅調に進行。結局11時間くらいかかったかな無事に完成した。長時間にも関わらず、安定して印刷できてよかった。この調子なら、時間はかかるけど、長い筒でも作れそうだ。自然冷却のあと、プラットフォームから取り外して、ニッパーとヤスリを使ってブリムの除去。ブリムはあったほうがいいのかな。出来上がりはこんなかんじ。

長時間でもうまくいった理由は、梅雨ということもあって、ずっと部屋の温度を25度に保ちながら除湿していたことも影響してるかも。フィラメントはドライボックスにしまっていたので、不具合なく使えたというのが確認事項としての収穫。今回のプリントで、随分使ってしまったので、もう一つと思ったところ、同じ製品のブラックがなくなってる! どうしたもんだろう。まぁ、いいや。あとで考える。

 

この記事へのコメント

  1. フィラメントって、結構なサイズかと思いますが、行方知れずになっちゃうんですね (^o^)
    いろんなモノが秘蔵されてそう (^o^)

    • そうなのですよ。ほかにも行方知れずになったパーツがいくつかあり…そしてふとしたときに戻ってくるという神隠し状態が続いています。ほんと、大きなものなのに、どこに行ってしまったんでしょう。。。

  2. これは木工で作りたくなるような感じですね。
    流木を拾ってきて・・・みたいな?

    フィラメントは在庫切れとか結構ありますね。
    すぐ補充されるんじゃないっすか?
    チョイチョイ改良されているみたいだし。
    自分はブリムは嫌いですね。
    修正が面倒。
    フィラメントが勿体無いけどラフトが使えるサイズはラフトオンリーでやってます。
    ラフトだと造形出来ない時だけブリムを使いますね。
    ↑だと左の奥側が底面になっているみたいだけどブリム特有な跡が見えますね。
    それにしても積層痕が目立たないですね。
    すごく綺麗に出来ている。
    感心しましたよ♪

    • カメラde遊ingさん、ありがとうございます。ブリムは反り防止とか安定感がありますけれど、おっしゃるとおり後処理が面倒ですよね。全体を磨くのだったら話は別ですが、そこまで力を入れているものでなければ、たしかにブリムなしでもOKそうです。

  3. ええがな、ええがな。^^b

    時計はクロノグラフ系が好きなのかな?
    おいらはクロノグラフが大好き。
    その機能を使うわけでなく、デザイン的に好きなんだな。^^

    • クロノグラフ系好きです。同じく機能は使わないのですが、ゴテゴテとした感じがよいですよね。もっともお高い時計は買ったことがないですが。

  4. ゲーム機コントローラ作ってる人、ウッド感がハンパない。設計も舌を巻くほど精密!どうやって木目出してるんでしょう?私が過去に木質PLAで造形したら、段ボール粘土?風のガサツな出来で幻滅しました。

    腕時計スタンド、シンプルで素敵です!横に空いた穴に小さな引き出しつけて、お手入れ道具入れときたい!クロスとかバネ棒外しとか・・・
    掛けてある時計もコダワリなんでしょうねえ。クロノ風のスマートとか、真ん中もブランドから見て、ただモノじゃなさそう・・・
    私も時計の類は、酷い偏食を患ってて、トゥールビヨンとかミニッツリピーターとか・・・あ、天体サイトでしたねえ・・・

    • i*matさん、お目が高い偏食ですね(笑)。ロレックスとかタグ・ホイヤーとかじゃなくて、メカメカしいスケルトン系ですね!
      何年か前にKairosというスマートウォッチのスタートアップがあったのですが、アナログとデジタルの融合したデザインが面白かったです。一口乗ってみようと思ったこともありましたが、いまは影も形もありません。
      スタンドの引き出し、いいアイデアですね! 作ってみたいです。掛けてある時計は高くても2万円台までですよ。基本、電波ソーラーかスマートウォッチかのどちらかです。アナログの風合いが好きです。
      クロノ風のスマートはFOSSIL製で、盤面が電子ペーパーというのが変わっていて、電池もちもよく気に入って使ってます。いま身につけているのはXiaomi MI Bandという3000円台のスマートウォッチというか活動量計です。最近、デブになってきたので(笑)

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