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その機材、眠ってない? はい、眠ってます

梅雨のように雨が降っているので、暇をつぶすように所有機材をマインドマップでリストアップしてみた。趣味と向き合う贅沢な午後。天体写真をはじめて10年近くになるんだが、ずいぶんと機材を買い揃えたなぁ。毎日、撮影するわけではないし、仕事が忙しくなると、遠征できない年があったり、気分的に乗らないときがあったり。遠征に持っていかない機材もあるから、眠ってる機材がちょっと可愛そうなことになってるような気がする。

Screenshot

望遠鏡

望遠鏡は9本所有しているみたいだ。反射式が4本で、屈折式が5本という内訳(ガイドスコープのぞく)。

屈折式5本のうち4本がBORG(ボーグ)。36EDはガイドスコープとして使うことがあるけれど、ほか3本はほとんど稼働していない。45EDIIと71FLは遠征に持っていった記憶がない。55FLはね、愛着はあるし、もっと使い倒すつもりだったけど使ってないわ。どれもコレクションアイテムみたいになってる。

たぶん、望遠鏡をのぞくより、パーツを組む方が楽しいんだ。屈折型に関してはED81SⅡがメインで稼働している。手持ちの屈折型のなかでは、口径が大きいし、取り回しがいい。これは本当に使いやすい望遠鏡だよ。

反射式で一番大きいのがR200SS。重くてでかいので、遠征で使うのがおっくうになる。あとバランスの取り方が下手くそなので、星が流れた写真になりがち。自然に遠のいてしまった。C5は、惑星専用。飽きたわけではない。必要があったら取り出す。出番待ちだ。反射式で出番が多いのは、R130Sf。プライムニュートンに改造したやつ。R200SSやC5ほど口径は大きくないけど、取り回しがいいし、そこそこ明るい。ED81SⅡよりも口径が大きいというのもポイント。

主力鏡筒はED81SⅡとR130Sfの2本。7本の望遠鏡たち、ごめんよ。

カメラ

カメラもなんか増えたなあ。CMOSとICL大小合わせて11台。冷却機はASI1600MCとMMの2台だが、常用はMC一択。最初はね、モノクロ機のフィルターを駆使してすごい写真を撮ってやろうと思っていたんだ。でもフィルターワークが想像以上に面倒くさくて、限られた時間のなかでは選択肢に入らなかった。最近では、冷却機を使わなくてもいいんじゃないかと思っている。

R130Sfとの相性でいうと、ASI294MCが一択になる。ASI385MCとASI290MMは、ガイド用。その他、スティックのり型のQHYシリーズは惑星撮影用途で使うかどうか。

レンズ交換式カメラはα99とEOS Kiss7iの2台。広範囲の夜空を撮影するために、たまに引っ張り出してくる感じ。

したがって、主力撮影用カメラはASI1600MC、ASI294MCの2台、そしてガイドカメラASI385MCとASI290MMの2台。残りのカメラたち、ごめんよ。

架台(マウント)

架台は価格が高いこともあって、数は手を出していない。主力はAdvanced VX。それに加えてポラリエとAP赤道儀、それからAZ-GTi。一番使ってないのはAP赤道儀だな。極軸合わせと天体導入がスムースにできるかどうかが使いやすさのカギ。ポラリエはのぞき穴でだいたいの北がとれるし、Advanced VXはPoleMasterがついているので極軸合わせは楽ちん。AZ-GTiとAP赤道儀は、その工夫をしていないので出番が少ないという感じ。AZ-GTiは経緯台仕様に戻そうかと思っている。するとAP赤道儀は…ごめんよ。

まとめると

つまりだ。結果としては、鏡筒はED81SIIとR130Sf、メインカメラはASI1600MC、ASI294MC、ガイドカメラはASI385MCとASI290MM、架台はAdvanced VXとポラリエがあればよかったことに。それ以外の機材は、ごめんよ。

しかし、この機材群は、たんなる物ではなく、わたしの10年の歩みと選択が染み込んだ「仲間」たちなんだよ。なんらかの理由があって買い揃えたんだ。そのきっかけは、きっとこのブログに記録してあるはずなので、時間があるときに振りかえってみたい。

それから稼働率の低い機材で撮る「引退機材再発見キャンペーン」とかやってみてもいい気がする。キィーーーッてなって、ある種の地獄を見ることになるかもしれないが…。

この記事へのコメント

  1. ナルほど・・・
    マインドマップに整理してみれば、所有機材が把握できますね。。

    私の場合、買ったことを忘れて同じパーツを又買ったりが近年増えてきたので、有効かもしれません(脳の老化検査が必要カモ)・・

    それにしてもポッドキャストの人物たち、知識内容も受け答えも自然すぎる…こんな人たちどこかに絶対いますよねぇ、、、

    • 私の場合、買ったはいいけれど、どこに置いたか行方知れずになる機材があります>< こんな受け答えができるような人になりたいです(笑)

  2. しばらく見ていなかったら、毎日のように更新されている・だ・と!!!

    望遠鏡9本他、数を把握しているだけで素晴らしいです!
    自分は全く把握していません・・・
    アフリカのとある民族は「3以上は全ていっぱい」と数えるそうです
    なので自分も「いっぱい」とだけ言うようにしています
    そして「いっぱい」機材を持っていても、にゃんさん同様、
    使う機材は限られた数台だけです
    口径10cm以上を持ち出すの面倒くさい

    • うわ、ご無沙汰しています。最近は、AIだけが僕の友だちさ!
      きっと、忘れ去られてカウントされてない望遠鏡もあるんですよ。
      ドラム缶みたいな望遠鏡を持ち出すには、体力と気力、あとさらに重い赤道儀が必要ですよね。
      ロボットが手伝ってくれるといいんですが。

      • そんな貴方に「波動歯車式赤道儀」!
        ウェイトいらず、バランス取り不要で、セッティング時間も短縮!

        ZWO AM5を買ってから、SXPを使っていません
        R200SSも使ってませんが・・・

        • まさに取り回しの面でAM5は有力候補なんですが、R200SSを使いたいという気持ちがあり、CEM40という選択肢があがってきました。
          ただし、重いR200SSを本気で使うつもりでなければ、CEM40とともに共倒れになる未来もあります…。
          それならAM5のほうがいいんでは?とぐるぐる…orz

  3. ググってみましたが、R200SS+AM5だとカウンターウェイト付けている方が多いですね
    そうなると今までの赤道儀でもいいような・・・
    いやAM5なら赤道儀回りの重量が大幅に減る&バランス取らなくていい利点があるし、
    グルグルグルグル・・・

    ちなみにAM5にして、カメラをZWO、制御をAsiAir&タブレットにすると、セッティングが俄然、楽になります
    つかもう最近この組み合わせしか使ってません
    細かい設定はできませんが、ズボラ-な自分には十分です
    そのせいで最近、ノートパソコンとステラショット2が・・・
    それなりに金つぎ込んだのになぁ

    • >カメラをZWO、制御をAsiAir&タブレットにすると、セッティングが俄然、楽

      ですよねぇ。私もズボラーですし、過去の機材の選定を考えると取り回し一番、味二番なのはわかっているので、やっぱりAM5がいいなぁ。

      今年こそ復帰を願っているので、店頭で相談に乗ってもらうかなぁ。

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