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GPD WINは撮影用のPCになれるのかな?

すでにポチリヌス菌に感染していた……。ドアのピンポンに出てみたら一つの箱が。そうだ、撮影用のノートパソコンをポチってしまっていたのだった。どんだけ天体沼、深いねん! 光学系とカメラだけではすまへんやんか!
届いたのは、知る人ぞ知るWindows 10 ちっちゃいマシン「GPD WIN」です。GPDは、GamePad Digitalの略。その名の通りゲーム用として設計されているので、ジョイスティックとか4ボタンとかLRボタンとかゲーミングを意識していろいろと工夫されてるんですね。ゲーム用のマシンとしては「神機」とも言われ、その方面では高い評判を得ています。私は別のショップで買いましたが、アマゾンでも取扱があるようです。

機種選びは相当悩んだんですよ。用途は撮影であって、ステライメージとか重い画像処理を走らせるつもりはなかったので、低スペックでよかったんです。加えて、ポラリエとAVXの2台体制で運用するためのサブ機的用途を想定しているので、かさばらない方がよかった。けむけむさんの話をうかがっているとメモリは4Gは必要とのこと。価格は4万円台までかなあ。タブレットでもよかったんだけど……。
という逡巡をする前の話として、私はちっちゃいガジェットが昔から大好きです。最も使い倒した初代モバイルギアにはじまり、HP LX200、ウルトラマンPCことPalm Top PC 110とか、東芝Librettoとか、jornada 720とか、とりわけキーボード付きのPDAとか小型PCを見ると、ほぼ反射的に手に入れてきました。
「仕事に使うから」と自分に言い訳していましたが、そんなにたくさんいらんだろ。本当、数は数え切れません。収集歴、いや収集癖は20年くらいになるでしょうか。
しかし、最近は、市場に出回るPDA / スマートデバイスは、どれもキーボードのないiPhoneみたいな金太郎飴機種一色になってしまって、ノートパソコンもどれも個性がなく同じで、そんな収集癖もしばらく落ち着いていたんです。
GPD1.jpg
そんな感じだったんですが、GPD WINを見たときに、ウルトラマンPCを思い出しましたよ。MS DOS かWindows 3.1で稼働するマシンだったんですが、無理やりWindows 95を載せたりして、楽しかったです。で、火がついてしまった。もうね、猫じゃらしが動くのを見たら飛びつかざるを得ない猫のような習性、とも言えばいいでしょうか……。と、語り始めたら止まらないくらい好きなんです。
たぶん、今回は撮影用の機材を買ったというより、ガジェット趣味で衝動買いをしたという方が正しいかもしれません。いずれにしても、GPD WINを手に入れました。送料・税込み4万円で収まりました。主なスペックは次のとおり。
液晶:5.5 インチ
解像度:1280 * 720
ストレージ:eMMC 64G
メモリ:4GB
CPU:Intel Atom x7-Z875
サイズ:96 * 23.5 * 155 mm
重さ:365 g
駆動時間:6 時間
GPD3.jpg
軽いですよね。公称6時間もてば、サブ機としての撮影には十分。しかもUSB Type Cで充電できるので、モバイルバッテリーからの給電が可能。Type C とは別に、Type A のUSB3.0がついているので、ASI1600との相性もいいはず。ストレージは小さいですが、DドライブにマイクロSD 64G(XC1)を突っ込んだので画像保存先の容量としては間に合うでしょう(SERで高速撮影したらドロップするかもしれない)。
マウスの代わりにジョイスティックを使うわけですが、案外使いやすかったです。右側のスティックでカーソルを動かし、左側のスティックで画面スクロール。ゲームパッドでいうLボタンが左クリック、Rボタンが右クリックとすぐに慣れます。
GPD2.jpg
キーボードは極小ですが、クリック感があります。ブラインドタッチができるはずもありません。天体用途だと、被写体の名前をアルファベットで入力するくらいだから、こんなものでいいです。
問題は、5.5インチという画面の小ささです。デフォルトだと小さすぎて文字が読めねぇ(決して老眼のせいではない)。OSから文字サイズを125%にして解決。それでもだめなら拡大鏡という機能がOSのデフォルトであるのでこれで対応します。ちなみに、Windowsキー(田 みたいな刻印のキー)と「+」ボタンで拡大。WindowsキーとESCキーで解除する。
本体には、とりあえずPoleMasterとSharpCap 3.0をインストールしておきました。APTもインストールしようかと思ったんですけど、メニューが細かく、設定項目が多いので見送りました。
試しにSharpCap とASI1600 MC-COOLを接続しましたが、普通に使えるようです。あとは実戦に投入するだけ。AVXとポラリエの2台体制で撮影したいです。来週末は晴れるんだろうか。

この記事へのコメント

  1. これは面白そうですね!
    PSO2やマビノギやるにはいいかも (^o^;
    画面は絶望的に小さいですねぇ… 10.1インチでも画面小さすぎと思ってるので、5.5インチは…(^o^;
    でも、マウスも不要で、USB3 もあるし、いいかもかも。惑星を高速でSERしたら、dropしまくる予感…

  2. けむけむさん、PSO2やマビノギもできそうですよ。GTAは厳しいらしいですが……。マイクラくらいの軽いやつなら普通に動きました。ダライアスバーストとかアクション系も好きなので、そのままゲームマシン専用機になって、そのうち撮影用の別のPCを買っているというオチになるかもしれません(汗)

  3. また!、随分ちっこいのを買いましたね。
    オヤジ、スマホは6インチ、タブレットは9インチ。
    BeeBox用に買ったDispは10インチ。(汗)
    でも、イロイロ面白いハードがでてきますね。
    レポ、期待してます。
    九州の方では、夜空の撮影をされている方もいらっしゃる様ですが、関東、神様に見放されたような感じです。
    元々は、昼間ロードバイクで汗を流し、夜は早々と爆睡の生活パターンでしたが、戻りそうです。(笑)

  4. 自分も小さいモバイル機は大好きなんで、一時期、本気で買おうか迷ったんですよね、これ。撮影用としてはもちろん、逆に撮影中の暇つぶし用として撮影用とは別に持ってもいいかなと。これだけ小さければ荷物になりませんし。
    ただ、やっぱり画面が小さすぎますよね。あとはストレージがeMMCということで、速度や容量に若干不安を感じた(速度については、ランダムアクセスはHDDより速いので体感上はあまり問題ないはずですが、動画撮影で効いてくるシーケンシャルが……)ので、結局断念。
    とはいえ、こういう選択肢が色々と出てくるのは、デジタルガジェット好きとしては大歓迎です(^^)

  5. オヤジさん、このちっこさの満足度は高いですよ〜(萌) 5.5インチスマホをケースに入れた大きさと、さほど変わらないんです。実際に使えるのかどうかというのは、私自信も気になっていますが、この手のガジェットが実用になったことは滅多にありません(爆)

  6. HIROPONさんもちっちゃいものクラブの会員でしたか! 嬉しいです(^ ^)eMMCを採用したのは省電力と省スペースのためと思われますが、ポラリエの稼働は乾電池2本で2時間ですから、6時間も必要ないですね(笑)もっともGPD WINはゲーム用途だから評価されているわけで、天体用途は作ったメーカー自身も想定していないですよね。夜露対応、LEDの光るキーボード、赤いディスプレイとか天体用に特化したノートPCのスペックってどんなものかを考えると妄想が膨らんで面白いです。

  7. これ、少し気になってた機種です。
    これだけ小さいと遠征が楽でしょうね♪
    老眼が進行中の私にはちと苦しそうですが(笑)

  8. あぷらなーとさん、操作はゲーム感覚で、いまのところ不具合はないようなのですが、老眼でない人でも、この文字の小ささは苦しいです(笑)そのうちレポートをアップしますね。

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