手持ちの機材で天体を撮る際、被写体がどれくらいの大きさで写るのか、あらかじめ適切な画角(写野角)を知りたいことがあります。画角を知るツールとしては、ステラナビゲーターがそんな機能を持っていたと思いますが、インストールしていない人のために「アストロノミーツールズ」(https://astronomy.tools/)というサイトがあります。
■使い方
まずはサイトにアクセス。「FOV Calculator」というボタンを押します。ここでは撮影をしたいので、次のページの「Imaging Mode」を選択します。次にメシエや太陽系、NGCなど、撮りたい天体を選びます。そして、機材選択をします。望遠鏡、カメラ、バロー/レデューサー、ビニングなどが選べるようになっています。
私の場合は望遠鏡に「Vixen – ED81s」、カメラに「ZWO – ASI1600MC/MM」、バロー/レデューサーに「0.67x Reducer」などを入力しました。望遠鏡の焦点距離などは、自動的に入力されるので便利ですね。
ASI1600使いとしては、カメラのプルダウンの選択肢(ZWO〜で始まる)に出てくるところが嬉しいです。機材を入力したら、最後に「Add to View」ボタンをポチッと押します。画角が表示されました。パラメータを変えて、重ねていくこともできますよ。
■どんなふうに見えるの?
ここの例では、biningを1として、
ED81Sのデフォルトが赤枠 (焦点距離625mm)。
ED81Sの0.67x Reducerが黄枠(焦点距離418mm)。
R200SSのデフォルトがピンク枠(焦点距離800mm)。
R200SSの2xバローが青枠(焦点距離1600mm)。
私の機材的に見かけの大きさが“普通”な「スタンダード級」として、M33に登場してもらいます。こんなかんじ。早く撮りたい〜♪
バローが必要な「ちっちゃいものクラブ」代表はM51においでいただきます。こんなかんじ。ED81Sの拡大撮影はF値の関係から諦めましたよ(F15.4)。しかし、手持ちの2xバローは眼視にしか使ったことないけど、きれいに撮影できるのかしらん?
レデューサーが必要な「ワロタ級」はM31が存在を主張します。こんなかんじ。
レデューサー使っても、まだはみ出しそう……。
いろいろ手軽で便利です。お試しあれ。
この記事へのコメント
なかなか面白いサイトですね。
GS-200RC は GSO-RC8 なんだ~と思ってへぇぇ!と言っちゃいました (^o^;
日本と外国では、名前が違うんですね。GS200RCは店頭で見ましたが、カーボンが高級感有りますね。いつかは長焦点!
国内の某サイトにもありますが、星が限られていて、見たい星のイメージがつかめないことが多かったです。
これがあると、カメラアングルや大きさが解るので、便利ですね。
プチ遠征中でも使えるので、ありがたいです。
(こういうサイト探してたんですよ。タイムリーでした)
オヤジさん、国内にもあったんですね。知りませんでした。ありがとうございます。タイムリーでお役に立てたなら嬉しいです(^-^)
そうでした。
一眼レフはAPS-C(キャノン70D,8000D)ですけど、ASI1600MC-Coolを使う時は、冷却は、何とか言う撮像素子のサイズが違うんでしたよね。(汗)
ちょっと、お勉強。(何も知らないのです)(汗)
オヤジさん、ASI1600はフォーサーズなのでフルサイズやAPSより大きく(画角は狭く)写りますよー。アストロノミーツールズだとフォーマットサイズの違いも計算して表示してくれているハズです♪
やってみました。
そうですね、フォーサーズの方がAPS-Cより少し大きいですね。納得です。
今朝08時のGPVは黄昏時から晴れ初め、明日は夜良い天気でしたが、やっぱり、今夜も明日も、駄目なこちら神奈川の予報です。(汗)