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2年前撮影の「わし星雲」を再度画像処理してみた

土曜日はなんとか晴れるかもしれないということだけど、きょうは雨。ハードディスクを整理していたら、コンポジットだけ終わらせた「わし星雲(M16)」のFITSファイルがでてきたので、再処理してみることにしたよ。

以下の写真は、天体写真を始めて間もない2016年8月に撮影した。記録によるとASI1600MC COOLで1分露光を19枚重ねたものらしい。Gainはたぶん300で、冷却-14度だと思う(探せば出てくるけど面倒なの)。極軸望遠鏡で極軸をとったものの2分で流れると書いてあった。そしてPoleMaster, M-GENへと軍拡の道を進むのであった。当時、鏡筒はED81SIIしか持ってなかったので、これで間違いない。こちら鏡筒も…orz

さて、2016年8月、最初に処理した画像がこちら。真っ赤だな。

4日後、これを反省して、「赤みを抑えて上品に」と狙って仕上げたのが下の写真。確かに、全体的な赤みは取れてるけど、何か物足りないな。

今回、改めて処理したのがこちら。記録を見る前に処理したので、今思う「いい」という感覚がそのまま出ているはずなのだ。

背景の作り方が違うのね。真っ黒ではなくなってる。むしろ青いよ。わし星雲の翼の部分もかろうじて炙り出せたかな。それから微恒星も生き残ってる。この処理の仕方は最近覚えたばかりだけどね。色も比較的残ってる。

ただ、中央の星がサチってしまった感はあるな。今回は星マスクをフォトショップで作ってみたけど、ステライメージの方が扱いやすい気がする。

まだまだ修行が足りないけど、この2年で、いろんな技を覚えれたことに驚いているよ。

こうやって並べて見てみると、同じ「私」なのに、その時々で「良い」が違うのね。薄味が好みになってきたのかな。「こんな絵にしたい」というイメージは頭のなかにあるので、それに近づいていくプロセスが面白いな。

次は画像処理だけでなくて撮影からチャレンジしなおしたい。たまに振り返ることで発見があるね!

この記事へのコメント

  1. 昔の写真は赤面しちゃうので見ない事にしてます (^o^;
    画像処理って、同じ事やろうとしても、同じにならないっつー

    • >同じ事やろうとしても、同じにならないっつー

      けむけむさん、それですそれです(笑)どんな写真でも同じ画風?に仕上げるのが一番難しいですよね!

  2. 昔の写真を蔵出しして再処理するのも楽しいですね。失敗作だと思ってたものが画像処理で救済されることもありますしね。
    いつか高校生時代の写真を再処理してみたい♪
    あ、でも10年近く放置してたニコンのフィルムスキャナー動くかなぁ?

    • あぷらなーとさん、けむけむさんではないですが、昔の写真は赤面しちゃいます(汗)天体写真もそうなのですが、地上の写真は、天体以上に工夫ができるので、上手い下手がはっきりしてしまいます(><) 20年前に買ったエプソンのフィルムスキャナー捨てちゃいました。いまのは性能いいんでしょうか。当時のスキャナは一枚読み込むのにえらい時間がかかりましたよね!

  3. どの処理が良いのか良くないのかの正解ってあるのですかね。自分の場合、ネットにアップされている画像を参考にさせていただきながら気に入ったのに近づけるようにしています。最もなかなか同じようにはなりませんが、
    海外勢の写真を見ると派手な処理をされているものも多いようですが、それはそれでまた魅力的ですしね。
    しかしもう画像処理すっかり忘れてしまっているかも知れないなあ。

    • Gさん、見慣れた地上の風景写真も人によって完成のイメージが違いますものね。正解のあるなしよりも、自分のイメージに近づけたときが嬉しいですね。Gさんが撮られているネイチャー写真に近づきたいと思っているのですが、これは画像処理ではなくて、撮影の問題ですね。むつかしい~(笑)

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