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GoProにも似た天体専用コンデジ「NANO1」を紹介するよ

GoProのような形をした天体用カメラ「NANO1」にせろおさんが興味を持ってらしたので、ちょっと簡単にだけど、紹介しておくことにするよ。

もともとシンガポールのベンチャーであるTiny MOSっていう会社が、世界一小さい天体コンデジをクラウドファンディングサイトの「Indiegogo」で発表したのが2016年6月のこと。365%を超える資金を集めたとかで、話題にはなったんだけど、なかなか出荷が始まらない。

2017年8月のアメリカの日食に合わせて、無理やり半生状態で出荷でしたところ、「ただの文鎮じゃねぇか、役立たず」などとクレームの嵐。その後の2018年の皆既月食や火星接近といったメジャーな天体ショーにも間に合わず、挙句の果てにSoCが入手できないとかで出資者に行き届かないうちにディスコンが決定。出資していたにゃあさんのところには届かずじまいでした。

しかし、間をおかずしてTiny MOSは「Tiny2」という後継機種を発表。後に「NANO1」と命名されました。ディスコンが理由で、Tiny1が届いていないバッカーにはNANO1がこの春にも送られてくるということです。

先代のTiny1がコンデジサイズだったのに対して、NANO1は、ウェアラブルサイズになったです。重さは100gのちっちゃいものクラブ認定品。なのに、Tiny1のセンサーが400万画素だったのに対して、 NANO1は1200万画素へと進化。センサーは1/2.3インチなので、5.5xの大きさに写るらしいです。200mmのレンズなら35mm換算で1100mmの焦点距離になるってことみたい。NANO1は4K Ultra HDで動画も撮れるらしい(使うかな)。

見かけGoProっぽいんですが、レンズが交換可能なのが良いですね。Tiny1はCSマウント対応だったようですが、NANO1は、CマウントやM12とも互換性があるです。当然、アダプタを介したらカメラ・レンズや望遠鏡にも接続できるという拡張性に期待したいところ。スマートフォンと接続したり、IR cut するかしないかが選べるのはTiny1譲りですね。

Tiny 1との比較は下記の表のとおり。間違ってたらごめんなさい。

にゃあさん的には、ちっちゃいものクラブで撮影環境を作りたい。35mmのサインソニックに接続したら192mm相当に。焦点距離1250mmのコンパクトC5なら35mm換算で6875mmの長焦点になるってことみたい。こりゃ天体導入が大変だ。

NANO1は、ASIやQHYのような単なるCMOSカメラではなくて、ディスプレイが付いているので、パソコンが不要なのがいいですね。お気軽撮影に向いていると思うし、普段遣いができたらいいな。しかし、作例を見る限り、色の再現が悪そう(汗)

それから、キックスターターのページを読んでいると、「ちっこいからプライムフォーカス用のカメラにも使える」なんて書いてありましたよ。

「そうかもな」って、よく見るとC5をプライムフォーカスにしちゃったのか??? 盛大な遮蔽が生じているんだが……。NANO1よりもC5のプライムフォーカス化の方が気になってしまいました。どこかC5を改造してくれないかな。使うとしたら、NANO1じゃなくて、QHYのスティックのりタイプのカメラを使うと思うけど(笑)

さてさて、このブログを書いている現在、キックスターターで出資者募集中。締切まで時間がありませんよっ!

NANO1
「NANO1」の記事一覧です。

この記事へのコメント

  1. なるほど、IRカットを選べるというところが、他のCマウントカメラと違うところで、天体用ということなんだね。

    C5でプライムフォーカスかぁ・・・
    副鏡のロスと同じぐらいのサイズでないとね。(最後の写真はそういうことだと)
    スティックタイプはUSBケーブル処理が問題になりそう。
    これはロスよりも変な光芒が出そうで気になる。
    というよりも、C5でプライムフォーカスするなら屈折がにゃあさんスタイルだと思う。

    そういえば、とある巨匠が昨年末ぐらいからプライムフォーカスでの作品をフォトコンに投稿しはじめたね。
    500㎜でf2とかの世界だもんね。すげーっ!Σ(・□・;)

    • 是空さん、やっぱり明るい鏡筒には惹かれますよね。巨匠の作品拝見しました。RASAの8インチ版とか気になってしまいます。もっとも、明るければあの作品ができるわけではないので、地道に勉強を続けるですけど、また物欲が湧いてきてしまったではないですか(笑)

  2. なんと専用記事まで上げていただいて、有難う御座います。
    英語苦手なので、今までわからなかった部分もわかりました。
    ここまでしていただいたら買わざるを・・・えない?
    まだ48時間は悩めますが。
    それとも買ってから考えるパターン?

    • せろおさん、はっきりしなかったのですが、ひょっとしてNANO1の本体では、Google Sky Map互換のAR機能は省かれて、スマホに表示させて使うことになるかも。先代のTINY1の評判はあまり聞きませんね。「買わずに後悔するか、買って後悔するか」ですよ! 私は後者(笑)

      • あーやってしまいました、Nano1の締切が過ぎてしまいました・・・
        何に使うか考えた結果、ズームレンズで電子ファインダーにも使えるなぁ、
        って思って3-12mm/1.4ズームセットに突っ込んでしまいました!
        さて本当に使えるのだろうか?
        物が、というよりも自分が(笑)

        • せろおさん、出資おめでとうございます。電子ファインダーのアイデアいいと思います! というか真似させていただきます(笑)天体導入をしたあと、そのままピギーバックで撮影にかかることもできますね。面白そう〜。お届けは3月ですね。楽しみ、楽しみ。

  3. nano1、小っさ!
    でもC5のプライムフォーカス例は少々無理矢理感があって笑っちゃいました。マウント部がカメラ本体の真ん中にあれば良い感じなんでしょうけどねぇ。
    8インチのRASAも魅力的なんですが、私のフルアーマーBORGも実質500mmF3.2相当ですので結構いい線行ってますよぉ♪

    • あぷらなーとさん、Tiny MOSの無理矢理感が素敵ですね(笑)89EDがF3.2ですか!? もしや自作レデューサーが貢献しているのでしょうか。素晴らしすぎます。私の方は、昨年夏にデビューさせるはずのF2鏡筒のことを忘れていました。あぁ、タスクがたまるぅ〜

      • すみません。言葉が足りませんでした。

        89ED単機だとレデューサ込みでも500mmF5.6相当なんですが、3本合わせると口径152mm相当のレンズ面積になるので、500mmF3.2に匹敵するというわけですよー♪

        ちなみにMILTOL部隊は6機全員出撃させると200mmF1.6相当の光量になります(笑)

        • あぷらなーとさん、なるほど、ありがとうございます! 複数の鏡筒で撮影する場合は、合わせ技でF値を考えることができるわけですね! 複数の鏡筒で撮影すると、撮影時間が短縮できるという意味でも納得できました。しかし、6機でF1.6は鬼の所業です(笑)

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