HIROPONさんのブログ経由で知ったのですが、R200SS用の「エクステンダーPH」が2月27日に発売されるんだそうです。焦点距離は1.4倍の1120mmになってF5.6。お値段は6万8000円(税別)。
かねてから長めの鏡筒がほしい、ほしいと思っていて、VC200L、C8、C9.25、Edge HD 800のチョイスで悩んでいました。特にVC200LやEdge HD 800の2032mに0.7xレデューサーをかませて1422mmにして運用する(F値は7)という選択肢あたりが有力でした。しかし、エクステンダーPHが発売されたなら、長さと明るさのバランスが私にはちょうどいいので、買い控えていたのでした。
エクステンダーPHの補正後1120mm前後の焦点距離だと、手元にあるセレストロンC5(口径127mm、焦点距離1250mm、F10)と競合しそうなんですが、明るさが段違い。
ビクセンが公表しているスポットダイアグラム(下図)を見てもコマコレ3との差は歴然。
にゃあさん的には「エクステンダーPH」は間違いなく買いの対象なのですが、個人的な問題がいくつか。
(1)R200SSがうまくつかいこなせていない。あんまり気にしなくていいんだろうけれど、鏡筒のバランスが取りにくいのと、アライメント星の導入にあたってファインダーが使いにくくて稼働が上がらない(コレクターPHに手を出せなかった理由でもある)。
(2)生活に変化が生じて、夜遊びがしにくいライフスタイルになった。
(3)光軸調整がシビアそう
(4)上記の理由を勘案して、お値段の元が取れるんだろうかという不安がある。
HIROPONさんは48mmのフィルターしか取り付けられず、コレクターPHの52mm径が流用できないことを指摘してらっしゃる。
でもでも、ポチりそうな気がする……。来週のCP+に出向いてみるか。CP+といえば新型ポラリエについてもセミナーで触れられるとか?
この記事へのコメント
スポットダイヤグラムは非常に良好ですね。
明るい惑星や月は機動性のC5、小さい星雲、星団や銀河は周辺も重視のR200SS+エクステンダーPHといったところでしょうかね?
HIROPONさんのレポートは本当に鋭いよね。
彼のブログを読み始めて5年ぐらいになるけど、ためになる。
今年のCP+のレポートを楽しみにしている。
製品の売り文句、
「本格的な天体写真撮影を、お求めやすい価格でお楽しみいただけます。」
お求めやすい価格。^^;
形容詞って使い方だよなぁ~、とつくづく思う。
是空さん、R200SSは優秀なオールマイティー鏡筒ですね。これが使いこなせるようになりたいのです。SDレデューサーHDキットを買うにあたって、HIROPONさんのブログが背中を押したことは間違いないので、今度も押されているような気がします。そう「お求めやすい価格」ですしね(笑)
自分のブログにも書きましたが、私もエクステンダーPH待っていました。なんといってもF5.6で1120mmというのが魅力的ですよね。これならばASI1600MMでもしし座の銀河三兄弟(M65・M66・NGC3628)が同一視野内にギリギリ収まりますし、大きくて淡いM101・NGC6946なども非常に狙いやすくなります。フィルターが問題ですが……ウチは光害が酷いので48mmのLPS-P2追加するしかないのかもしれません(52mmの方ならば持っているのですが)。
上杉蒼太さん、フィルターも径が2種あればどんな鏡筒が増えても対応できますよ! 視野と明るさがちょうどよい加減ですよね。おっしゃるように銀河三兄弟とかM101とかNGC6946とかじっくり狙ってみたいです。どんどん背中を押されている感じがしますよ(笑)
> R200SSがうまくつかいこなせていない
エクステンダーPHを買えば使いこなせるようになりますよ!
自分も買おうか検討中です。
コレクターPHも持っているので、合体ロボ的に全パーツ揃えよう、みたいな(笑)
もっとも、うちのR200SSは2年間使われていないのですが・・・
せろおさん
>エクステンダーPHを買えば使いこなせるようになりますよ!
ですよねー(笑)両手をあげて踊りながらポチる準備をしなければ!
>R200SSは2年間使われていない
エクステンダーPHを買えば使うようになりますって!
φ52mmのフィルターがあるなら、おそらく52mm→48mmのステップダウンリングで対応できますね。リングの分、ちょこっと全長が伸びるので、鏡筒内に先っぽがわずかに突き出す可能性がゼロではありませんが……。
それにしても、R200SSは販売が始まってから長い歴史を持ってますし、インストールベースはかなりの数になりそう。最近のタカハシもそうですが、古い鏡筒も新しい補正レンズでよみがえるので、こういう路線はぜひ続けてほしいです。
HIROPONさん、ビクセンのレデューサーキットを付けたらED81Sがまったく違う望遠鏡になったのには驚きました。まさに補正光学系ですね! C5はとても扱いやすいので、セレストロンにもぜひお願いしたいです。