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天体写真趣味6年目の私が今になって眼視をやりたい理由

眼視という言葉は、辞書にのっていないんだそう。知らんかった。私がこのブログで眼視という言葉を使ったのは、なんと初めてのエントリで、2016年7月のこと。私が天体写真趣味を始めたのは同じ年の5月だったから、「眼視」という言葉を自然に受け止めていたみたい。それはともかく、肉眼で夜空や天体を見る体験は、非日常で、とりわけ都市部にいるとやってみようとも思わない稀有な体験だということには違いないと思う。

私たちは、日頃から、スマホとかパソコンとかテレビとか、ディスプレイばかりを見ていて、下手をすると起きている時間の半分以上は、ディスプレイにどっぷりと浸かっている。私が天体写真を撮るときもそう。

「夜空の星の写真を撮るんだ!」と、ときおりカーナビのディスプレイを気にしながら、車を何時間か走らせる。現地について、設営したら、いや設営しながらもPolemasterとかでパソコンのディスプレイを覗き込んでいて、設営が終わったら、Sharp Capの画面を覗き込んでいる。撮影を始めると双眼鏡を覗くことはあっても、せいぜい10分というところ。だいたいは暇なので、タブレットでネットサーフィンしたり、Netflixを鑑賞したりするために人工的な光を見ている。

人工的な光といえば、天井照明もそうで、リモートワークを家でしていると、太陽の光を浴びることさえない。クリスマスシーズンになると、オリオン座の三ツ星よりも、地上のイルミネーションに感激しているな。とまぁ、その人の仕事や生活環境によるけれど、私たちは人工的な光を見て毎日を過ごしているわけだな。

何も、こんな生活がいやだ自然に帰ろうという話をしたいわけじゃない。というか、人工の光がない生活になんて戻れないし、戻りたいとも思わないし。でも、ふだんから人工的な光に囲まれているから、自然の光って貴重だなって思う。

私の天体写真趣味に関していうと、どれくらいの露出が適切なのか、どうすれば星は流れないのか、どうしたら星像がまるくなるのかとか、どうすれば美しく画像を炙り出せるのかとか、技術的な問題の解消ばかりに時間をかけて、多くの時間をディスプレイを見ることに費やしてきた。自然の光を自分の目で見る「眼視」はほとんどやってこなかった。

ここのところの私の天体写真趣味は、「綺麗な星空に感動したから、それを残したい」というんじゃなくて、残した写真の完成度を自分のなかで競い、自分の技術の上達を喜ぶように変わってきた。それはそれで、趣味として成立しているし、それが天体写真趣味の醍醐味の一つなんだけれど、最近は、正直、それにちょっと疲れて / 飽きて(Tired)しまっている。だから、「自分が見上げて感動した夜空を記録に残したい」という、初心のようなものを取り戻したいと思ってる。夜空に輝く星って、純粋に綺麗じゃない?

ということだから、ここのところ「眼視寄りの電視」に取り組んでいるわけだな。たぶん。しかし、フリップミラーを使っていると、星の像や望遠鏡を動かしたときに星の流れる方向が逆になる。自然な眼視体験を実現するためには、成立プリズムが必要だよね。そこで、AstroStreet GSOの45°正立プリズムを買った。お値段はサンキュッパの3,980円! 見え方は晴れないと分からないので、いずれ遠征先で試したい。

このエントリでは、プリズムを買ったということだけが書きたかったんだが、ついつい長くなってしまった。セサミンのCMみたいな終わり方で失礼つかまつる。

以上

この記事へのコメント

  1. 自分はミラーや正立プリズムがあっても無くても関係ないです。
    コントローラーの方向キーを押すと、高確率で思っていたのと別の方向に動きます(笑)
    眼視、楽しいんですけどね・・・撮影ばかりやっていて、もう何年もアイピースを覗いていません。

    機材テストばかりしていて、いつまで経っても撮影環境が整わず、いざ撮影をしようとしてもトラブル続きで、「撮影中は暇」という状況になりません。
    あわあわしているうちに薄明開始or月の出時間に・・・
    一晩かけて一対象なんていつになるやら・・・

    かつてフィルム時代に雑誌の表紙を飾るような写真を撮っていた先輩は、
    「デジタルは撮影時間以上に画像処理に時間がかかるのでやらなくなった」
    と仰ってました。
    自分は、ちゃんと処理するほどの画像は未だに撮れていません。

    • せろおさん、望遠鏡を向けたい方向に向けるのって慣れないですよね。私は正立にしても思った方向に動いてくれないかもしれません! (笑)

      そういえば、雲が出ているかどうかは気になりますけれど、最近は撮影中のトラブルというのがあまりないです。たぶん、ASI AIRにしてからかもしれません。ただ、出来上がった写真を見ると、流れてる〜とかピントがずれてる〜とかいうのがあるので、きちんと見守らないとですね…。

  2. はじめまして! Taizoと申します。
    長いブランクがあって20年前に写真を撮ろう、でもちょっと見たいと思いながら復帰してきました。
    そんなオートガイドだなんだかんだってやっているときに、あたりまえのように40㎝ドブを振り回している「気ままに星空観望仲間」の面々に出会い、M13、M57、網状星雲を見せてもらい、その見え方にブッタマゲました。
    そこから一気に心がざわつき、方向転換をして写真は記録程度にして、ドブだの双眼望遠鏡だのに走りました。 仲間たちとワイワイしながら眺めてブログやTwitterのネタのための記録程度の写真を撮って遊んでいるのが一番楽しいのかなぁ~って最近は思います。
    そこで慣れだと思うんですが、双眼望遠鏡を覗けば正立像、天頂ミラーの屈折を覗けは裏像、ニュートンを覗けば倒立像とあちこち覗いているとたまに「夫倒立だった」って動かす方向を間違える程度で、ほとんど違和感なく見えます。
    一度機会があれば40㎝以上の望遠鏡で覗いてみてください。新しい世界があるかも~。

    • Taizoさん、初めまして! コメントありがとうございます〜。

      裏像も倒立像も脳みそが学習するって面白いですね。それができるくらいになるまで、慣れてみたいと思ったりしました。

      40cmのドブソニアンですか。ドブソニアンそのものが稼働しているのを見たことがないので、想像のつかない世界です。さぞかし、素晴らしい眺めなのでしょうね。

      うちで眼視に使える大口径といえば、5インチのシュミカセと8インチのニュートンがあるので、まずはそれらで楽しんでみたいと思います! はまってしまえば、そのうち30cmくらいのドブソニアンなら、手を出してしまうかも…です^^

  3. 「眼視」の件、意外だった。^^
    一般的な言葉だと思ってたというよりは、何も考えないぐらい当たり前の言葉だったね。

    90°プリズムは持っていて60°プリズムは見たことあるけど、45°プリズムって実物を見たことがない。

    • 60度プリズムっていうのもあるのですね。45度は初めて使うのですが、覗きやすさに期待しています。天頂近くになるとかえって、覗きにくそうですが…。角度可変式ってあるんですかね?

  4.  以前にガイドブックを見ながら、記事の内容に対して「見えるわけがない」「見える
    はずがない」等、心の中で文句を言ってました。都会で天体観測をしても惑星ばかり
    で、だんだん飽きてきます。

     そんな中で、紀伊半島の南端に近い標高1600mの山の上で望遠鏡を覗いてみました。
    愛機のⅭ11で、三裂が見えてる。網状が見えてる。豪快な干潟星雲、オメガ星雲、
    どどめを刺したのが、スバルのメロ-ペに漂っている青いガスが見える。
     感動しますよ! 

     注意しないといけないのが、眼視観測には賞味期限があります。若い内に見ておかな
    いと、年齢と共に感度が落ちていきます。
     この趣味を楽しむ順番としては、眼視観測から始め老化と共に撮影に移行していくの
    が良いのではと思ってます。

    • Sky&blenderさん、はじめまして。これまで天体写真でしか見えないと思っていた天体が肉眼で見えるというのは、新鮮な体験ですね! C11クラスになると、ハンドリングも大変そうですが、それを超える感動がありそうです。

      年齢….老後の趣味にとっておくとは言ってられない超えられない壁ですね。一日も早く取り組まないと。ありがとうございます!

  5. ガン見してても眼視じゃない ベンベン
    観測所って言っても観測してない ベンベン
    写真撮っても撮影所じゃない ベンベン
    ソレは何かと尋ねたら・・・
    電視台?カナ?

    このプリズム、中がどうなってるのかスゴく興味あります!
    でも、もう、オトナなんで、分解はヤメました。

  6. 電視台って、中国語ではテレビ局! 言われてみれば電視って、テレビですね。望遠鏡で電視する???

    このプリズム、まだ覗いていないので分からないですが、七色に分解されて見えたりしないですかね マサカ!

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