本日の東京は曇り空です。たまに雲の間から木星が顔を出していたので撮ってみました。鏡筒はセレストロンC5(1250mm)、シャッタースピードは1/60秒。SERで撮影した3000枚のうち50%を使ってAS!2でコンポジット処理、レジスタックスでウェーブレットをかけました。バローなど拡大光学系は使っていません。
遠征先の長野で撮影した前回の写真と比べるとディテールは出ていないですが、都内なら、まぁ、こんなところだと思います。東京の空でも縞模様が見えるということは分かりました。
ただ、長野の空でED81ESIIに拡大撮影カメラアダプターを接続して撮った写真(下)よりは、くっきりしています。そうすると、当たり前ですが、使用機材によっては必ずしも空がキレイな方がキレイに撮れるとはいえず、このあたり、口径差の勝利と言えるかもしれないですね。
十分に明るい天体なんだから、機を逃さなければ、23区内の空でもそれなりに撮れるかもしれないなぁ。シーイングのいい日にバロー使ってみるとか、いろいろやってみることにします。
この記事へのコメント
木星は、多少もやってても、光害がスゴくてもいけそうなので、場数なのかな?と思ってます。
私もバロー強化考え中…
昨夜、20時頃、木星をチラッとみました。
が、その後、中層の雲に全天覆われました。
大赤飯じゃなくて、大赤斑見えてますね。
けむけむさん、おっしゃるとおり場数ですよね。powermate 5xがいいお値段するので、躊躇してます。
オヤジさん、木星は星雲のように露出に時間がかからないので、ちょい撮りに向いてますね。部活のロードワークになりそう。ちゃんとした大赤飯食べたいです(笑)
惑星の撮影は透明度よりもシーイングが命なので、都会でも写せると思います。空がどんよりしていても良いので恒星が「またたいて」いないトロンとした空に巡り会えたらチャンスです!
あぷらなーとさん、ありがとうございます! 空はトロンとしてるかどうか分かりませんが、瞬いてはいないようです。ということで撮影に入りました。また後ほどご報告をさせていただきます〜
場数というのは確かにそうかもしれません。どれだけこまめに撮影チャンスを作るかということに加え、口径が大きくなる程、それが生かせるシーイングに恵まれるチャンスが大幅に少なくなるということも感じています。うちでは手軽に持ち出せるC6が、多くの場合より大口径の鏡筒より良い画像を得ています・・・
拡大については以下の記事も参考になるかもしれません。
F20~30ぐらいがまでが適切・・というと、F10鏡筒の場合、x2~x3が適当で x5は過剰?
http://hoshizolove.blog.jp/archives/9975083.html
(確かに私も画像処理の途中でたいていそれぐらいに縮小しちゃってます・・・)
x3のテレセントリック構成のエクステンダーであれば国際光機のPHOTONはテレビューと比べると大分お安いですがどうなんでしょう。
cockatooさん、同じ光害地だけに参考になります。ありがとうございます! 手軽な鏡筒の方が大型よりもいい絵が撮れているというのは、場数の勝利ともいえるわけですね。バローに関しては5xにいくのか3xでいくのか迷い始めていたところでした。お手軽とはいえ、F10はやはり暗くて、5xを買うと月専用になるんではないかと心配していました。国際光基さんの3xはリーズナブルですね。検討してみます!