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3Dプリントモデルの表面処理、ストーン調スプレーを試す

3Dプリンタで印刷したモデルの積層痕を消すことに苦労してきた。樹脂特有のテカテカ反射する安っぽい質感にも悩まされる。プリントしたモデルの表面処理は、3Dプリンタ使いなら、なんとかしたい問題として常に存在しているのだよ。

樹脂の反射に関しては、つや消し系のフィラメントを使うか、つや消しのクリアを表面に塗装することで解消できることは分かった。そのほかの方法もきっとあるはずだとあちこち探していて、行き着いたのがアサヒペンの「ストーン調スプレー」。ストーン調というくらいなので、表面の質感は石のようになるみたい(石のように硬くなるわけではない)。スプレー缶には「置物や装飾品が豪華なストーン調に仕上がる」と書いてある。色はブラックストーンを選んだ。“豪華”にしたくないモデルには似合わないだろうが、それ以外のモデルならよいかも。

合成樹脂(ABS, アクリル, 硬質塩ビ)に対応していると書かれている。フィラメントはPETGだが、問題ないだろう。塗装するモデルは、前回印刷したバーティノフマスク。ご覧のとおりで、テカテカしているし、プリントした際にできたフィラメントの筋も見える。機能的には問題ないが、気になりだしたら気になる。このスプレーで解決できるのだろうか。

基本は二度塗り。30〜50センチ離してスプレーするだけ。下地処理など特別な前処理はしていない。表面の汚れは取っておいたほうがいい。乾いたのが下の写真。塗装前と印象がまったく異なっている。表面がザラザラしていて、テカりもなくなった。こんな“豪華”なバーティノフマスクは見たことがない(笑)望遠鏡パーツによっては、しっくりくる場合もあると思う。

もっと近寄って塗装前と塗装後を比較してみる。左が塗装していない方、右が塗装した方。積層の跡がきれいに消えている。このスプレーは、積層痕対策に有効だと思う。何より、光硬化パテを塗って、研磨して、サーフェイサーを噴いて、着色するという煩雑な手順を考えると、超がつくくらい楽ちんだ。

ただ、写真を見て雰囲気が分かるように、砂のような成分が入っているせいか、塗装すると厚みがでてくる。このおかげで、積層痕がキレイに消えてくれるわけだが、逆に言うと、微細なプリントにスプレーすると、ディテールが埋まってしまうかもしれない。

塗装するモデルは選ぶけれど、テカりや積層痕の対策として、これはありな気がする。黒以外にもカラバリがある。使い切ったら、ほかの色も試してみたくなった。耐久性は、使っていくうちに分かるだろう。

追記:乾燥後に強くこするとぽろぽろと砂のような成分が落ちることがあります。望遠鏡パーツをこれで塗装する場合、レンズや鏡といった光学系の周辺では使わないほうがよいと思われますです。

こんなのもあった。

この記事へのコメント

  1. このスプレー最高じゃないですか〜!
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    • バーティノフマスクはともかく(笑)、ケーシングなんかとは相性がいいんではないかと思いましたよ!

  2. 質感上がって良いですね。

    マットにしたい部分とかは天体機器でおなじみの黒板塗料とかも良いかも

    • その頭はなかったです。反射の小さいスプレー塗料として使い勝手が良さそうですね!

  3. 積層跡の凸凹を消すにはもってこいだね。^^b
    接着剤のようなケミカル製品とか、樹脂や金属などの素材もそうだけど、物は適材適所でうまく使い分けると、非常に高いパフォーマンス(結果だけでなく作業効率も)を得られるということを実感することがよくあるよ。

    • ペン立てに塗ってみましたが、使い所がバッチリ合えば、なかなかよいですよ。適材適所を見極めるのも経験ということですね。3Dプリンタに関していえば、どこにどのフィラメントを使えばいいのかというのも含まれそうです。

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