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3Dプリンタの積層痕にパテを盛って消してみる

天文ギョーカイのみんながお待ちかね、3Dプリンタ(FDM)の表面処理の話だよ。前回の棺桶は、積層痕を紙やすりなどで処理せずに、サーフェイサーを吹いて塗装した。サーフェイサーでは0.2mmの積層痕は消せなかったけれど、木目のような雰囲気を出す場合は、残しておいても味になるということが分かった。今回は、パテで積層痕を埋めたあとに紙やすりをかけ、サーフェイサーと色を吹いたらどんな感じになるかというのを見ていきたい。

印刷に使ったフィラメントはPETG。印刷したのはFunny toothpick dispenserという爪楊枝入れ。この爪楊枝を取り出す動きがまた面白い。リンク先の動画で確認してもらうと百聞は一見にしかずだよ。

Funny toothpick dispenser by shusy
Shaped like a weightlifter athlete, this fun and sanitary toothpick dispenser is practical, looks funny always gets a smile. This dispenser will be a good addit...

このモデルは直方体なので、積層痕がしっかり見える。それから、少し印刷に失敗して人形の腕が削れたようになってしまっていた。この失敗はパテで修正するのに都合が良いな。積層痕と印刷の失敗部分を埋めるのに、タミヤの光硬化パテを使ってみた。

このパテを選んだ理由は、直射日光で1分、蛍光灯で2分という短時間で固まるという触れ込みが気に入ったからなんだが、私の使い方が悪いのか、蛍光灯で1時間かけても固まらなかった。厚塗りはよくないのかな。別に急がないのなら、安いパテでいいと思う。この光硬化パテって、高いのよね。

さて、光硬化パテは、3Dプリンタの積層痕を埋めるように、ヘラでなすりつけた。削れた腕の部分にもパテを盛ってみた。黄色い部分が特に厚く塗布されいるところ。塗布前と塗布後はこんな感じだ。比較のため、人形の土台にはパテを盛らなかった。この部分はヤスリがけだけをした。

硬化後に400番の紙やすりで削ってみたところ、柔らかいのか腕に力を入れなくても楽に削ることができた。その上からグレーのサーフェイサーを吹いてみると、積層痕はほとんど目立たなくなっていた。削れた腕はまぁまぁ修正できていた。これは嬉しい。

次、サーフェイサーが乾いたあとに、1000番のスポンジやすりで研摩してみる(サーフェイサー自身は1000番)。たぶん、DIYショップ「ダイソー」で買ってきたやつだと思う。こんなの。

スポンジやすりで磨くとサーフェイサーが削れて、フィラメントの白い表面が見えてきた。色を塗れば誤魔化せるだろうと安易に思ったけれど、大間違い。そのムラはそのまま反映される。色を塗ってみて分かった。

以下、シルバーで色塗り後の試作物。

パテを盛らずに研磨をしてサーフェイサーを吹いただけの部分は、はっきりと積層痕が残っている。しかし、これでも気合を入れて紙やすりで研磨すれば、消せなくはないかもという気はする。

パテが厚く塗れたところは、積層痕が消えている。ただし、よく見ると、研磨できているところとできていないところで、ムラが出ている。フィラメントの地が出てしまった部分は明らかに凹んでいる。

特にパテの塗り忘れの部分は、下の写真のとおり積層痕がモロに出てしまっていて痛々しい。完全に失敗だな。

結論的な話として、3Dプリンタでできた積層痕は、パテを全体にまんべんなく文字通り「盛って」から平らに削らない限り消えないと言っていいと思う。簡単に消せると期待していたんだが、結局、手のかかる作業になってしまうな。モデラーの人たちって、どんだけ丁寧なんだ。

ところで、シルバーの塗装は、ヨドバシカメラのおもちゃ売り場で、ガキンチョたちが作るレジの列に並んで買ってきた。いい年したおっさんには、屈辱だったぞ。その列に割り込まなかったことは、せめて褒めてほしい。おもちゃ類は、通販で買うに限るな……。

この記事へのコメント

  1. やっぱり都会は違いますね、ガキンチョがレジに列を成しているんですか。
    ショップの形態にもよるのかも知れませんが、自分が行く店ではそういった事態に陥ったことは無いです。
    プラモデルの専門店がいくつかあるんですけど、ガキンチョは見ないですね。
    大きな店舗だったお店の一つは無くなっちゃったけど、まだ、いくつか残ってますね。
    タミヤをはじめプラモデルの聖地的な街なんだけど流行らないのかな?

    • コロナがおさまってきたせいか、だいぶ街の人出は増えてきましたよ。久しぶりに家族で外に出て、欲しかったおもちゃを買ってもらったんですかね。

      うちの近くにあった模型店は、再開発で無くなってしまいました。逆に専門店だと、おっさんばっかりな気もします(笑)

  2. なんか、そろそろオリジナルのフィギュアとかに手を出しそうな雰囲気ですね (^o^)
    そう言えば、ヨドバシカメラでガンプラを買ったのを思いだしました…

    • 瓶底お芋フィギュアに手を出そうかしら、光造形がほしくなります! けむけむさんがガンプラに手を出されたことがあったとは。ガンプラも見てると楽しそうですね。ハマる人たちの気持ちが分かるような気がしてきました。

  3. にゃあさんのサンプルプリントのチョイスがいつも笑ってしまう。
    おいらには2000%ない感覚だ。^^タノシイ

    • 是空さん、ありがとうございます。もっと楽しいモデルを探してこないとですね。プレッシャーですっ!(><)

  4. この爪楊枝入れ見てたら、昔、飛騨高山とか観光地の民芸品売り場で買い集めてたのをを思い出しました。木製で、小鳥がクチバシで一本咥えるのや、ボタン押すとピン!と一本飛び出すのやら・・・
    またひなびた観光地巡りしたいです・・・

    • 民芸品、素朴でよいですね。小鳥がくちばしで加えるやつ、検索したら出てきました。樹脂と違って、木には温かみがありますね。ひとつひとつ丁寧に作っている職人さんの表情も浮かんできそう。私も温泉地をめぐってみたいです。

  5. こんにちは!とうとう沼にハマり盛大にポチってしまいました。

    積層痕、消したいと思いますよね!
    今は、きっと0.4mmのノズルをお使いですよね?それを0.2mmに交換するとプリント時間は倍になりますが、積層痕は設定によっては殆ど目立たなくなります。仕上がり精度は人それぞれですが、スライサーの設定を追い込めばそのままでもある程度満足できると思います(特に私は十分満足。笑)。そこからパテやヤスリがけをすれば、作業も時間も削減できると思います。スライサーソフトでシュミレーションしてみると良いと思います。

    逆に大きなものを作るときや、精度を気にしないものを作るときは、0.8mmにすると印刷時間が半分以下になります。

    • Kenさん、こんにちは! いよいよポチられましたか! 赤猫?55FL? 機材のチョイスも楽しみです。

      なるほど、ノズル径を変えると精度が向上するのですか。速度が半分になっても、結局寝ている間に印刷することになると思うので、気にしなくてもいいかもですね。ノズル交換の勉強をしないと。パテ塗りは、そこそこ面倒だったので、やすりがけで済むなら、それが一番、手っ取り早いかもしれません。こんど、やってみます!

      ブログの完成おめでとうございます!リンク集に掲載させていただきました。問題があったら、おっしゃってくださいm(_ _)m

      • 機材は順繰りブログに載せてく予定です。!結局赤猫に!

        ノズル交換簡単ですよ!ノズルの温度を印刷温度まで上げて、付属のレンチで交換するだけです。火傷注意。ノズルを0.2mmにしてレイヤー高を0.1mmにすると積層は半分になるので相当綺麗になります。0.4mmノズルでもレイヤー高0.1mmに出来ますが、はみ出たり塊が出来たり糸引いたり設定がなかなか難しく、満足する結果を得た事がありません。

        • Kenさん、ありがとうございます〜。調べてみたら、Q5の場合、ちょっと手間っぽいのですが、 積層の美麗化に向けて期待が高まります。赤猫のレポートも期待しています!

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