最近、すっかり部品屋さんごっこに夢中なのだ。前回、ASI385のカメラホルダーを試作したところ、強度の問題があって再検討していたんだけれど、ようやく最終形にもってこれた。
ボディー全体をホールドすること、ネジでしっかり固定すること、滑り止めを設けることあたりがポイントだということが分かってきた。どれも当たり前なんだが、作ってみて実感するということはある。
ASI385の直径はφ62ある。BORGの延長筒は60φなので、ホルダーを作るにあたってBORGのM57/60と互換性をもたせようかとも考えたんだけれど、汎用品を作ってスケールさせることが目的ではないし、穴の直径を変えるだけの手間で、鏡筒バンドも作れちゃうってことだから、ASI385(ほかZWOのプラネタリーカメラ)に合わせて設計することにした。
設計するというと大げさなんだが、使いたい滑り止めの厚さや使いたいネジのサイズに合わせて作図するというくらいの話。これらは、汎用品が常に安定的に手に入る状態であることが望ましいけれど、定番品を見つけるのって案外難しいのかも。
今回は、止めねじにBORGのクレイドードフォーカサー MMF-1【9857】に付いていたM5ネジを流用した。滑り止めはうちに転がっていたゴムシート0.7mmを使った。滑り止めって厚さ0.7mmもいらないんだよね。この厚さを考慮して穴を開けたので、違う滑り止めを使うときは作図をしなおさなければならないってのが面倒といえば面倒。
ともあれ、印刷には2時間30分くらいかかった。使用したフィラメントは約8m。重量は23g。チョー軽い。ネジ穴はM5ネジ1か所と1/4カメラネジが2か所ある。どちらもタップでネジ穴を切った。アルカスイスプレートに固定したところ、しっかりとくっついている。開けるのは下穴だけでいいかもだな。
フレキシブルハンドル用のアダプタも作ったし、セットでの出来上がりはこんな感じになった。悪くないと思うよ。
この記事へのコメント
どんどんレベルアップしているようですね!
自分で設計するようになると、いろんなモノを違う視点で見るようになってきますよ。
これは何故こんな風な作りになっているんだろう、とか、ここはこうすればもっと良くなるんじゃないかとか、これ作った人は発想が柔軟だなぁとかね。
感心させられることが多くて、生活が豊かになった気分に自分はなっちゃいましたよ♪
カメラde遊ing さん、ありがとうございます! 頭のなかにあったものが、一気に噴出している感じです。穴を開けてネジで留めるものはだいたい、作れるようになってきている気がします。ほかにもAP赤道儀用のPolemaster保持とか、ED81SII用のフラットジェネレータとかもネタとして温めていますが、望遠鏡パーツの基本は円に穴ですね。この基本が深くて楽しいです(^^)
めっちゃよく出来てる。👍
強度や保持力に問題ないなら、軽さはスーパー正義。^^
是空さん、Cマウントカメラで軽量なので、強度と保持力どちらも問題ないですよ。鏡筒が重くなってきたら、鏡筒バンドを使う感じですね。同じ要領で鏡筒バンドに転用しても問題ないと思いますよ(たぶん)。