東京にいる楽天の三木谷さんが、衛星ネットワークを使って携帯の電波が繋がっていないハワイ現地との間で音声通話に成功したらしいんだ。
AST SpaceMobileとの提携(2020年3月)、Blue Walker 3の打ち上げ(2022年9月)の話は以前から出ていたけれど、しばらく話題に上がってなかったよね。でも、今回、楽天の公式でこの話題を取り上げたということは、実現に向けて少しずつ動いているってことかしら?
スターリンクと違って、特別なアンテナがいらないようで、電波塔やネットサービスがないエリアでも市販のスマホで通話ができるというのがすごいところ。
三木谷さんのポストのなかで公式のYouTubeのデモが紹介されていて、それを見てみるとスマホをちょちょっと操作しただけで、Blue Walker 3からの信号を受信して通話している様子が写っているよ。
低軌道衛星と携帯が直接繋がるSpace Mobile Projectが大きく前進。楽天Gが創業パートナーであるASTと実際に衛星経由で通話しているビデオです。地理カバー率100%とともに災害時対策に貢献します。https://t.co/PO4JX5XCqL
— 三木谷浩史 Hiroshi (Mickey) Mikitani (@hmikitani) January 18, 2024
通信もできるって話だから、普及したら画期的。災害時はもちろん、天体ギョーカイ的には、電波の届かない山間部などに写真を撮りに行くこともあるから、何かと助かるね。
ただ、スターリンク衛星とちがって、衛星がかなり大きい(7.8m x 9m)みたいなので、スターリンク衛星以上に撮影の邪魔になるかも? これを何機打ち上げるんだ?
まぁ、ASTの衛星を撮る楽しみが出てくるかもしれないけど、夜のお空はどうなるんでしょう。お値段ともに気になるところでございます。
この記事へのコメント
また夜空に邪魔な光が増えるのですね・・・
楽天許すまじ
もう画像処理で消していくしかないのかなぁ
自動でやってくれるソフトもありそうですが、星景ではどうかなぁ
楽天回線を契約しているユーザーとしては、一度、通信通話を試してみたいという気持ちがあるものの、やっぱり写り込みはやだなぁという気持ちが同居していてフクザツです。
星景写真でも σクリップで弾けるのかは気になります。できなければ、景色の一つとして味を楽しむようにするとか。逆手にとった楽しみ方も考えねばです。イリジウムフラッシュのようなものが見えるようになるのですかね?
大昔、アマチュア無線で巨大クロス八木アンテナで衛星通信やってた微かな記憶からすると、スゲー話ですねぇ…
H3に代替わりだし、SLIMも月に着陸したし、アマチュアが宇宙望遠鏡を使うしと、これからは宇宙の時代ですねぇ。宇宙世紀はもうすぐそこですよ。
今の日本は星空よりも通信インフラの追い風が強いかも。
しかし7.8m x 9mって、馬鹿でかっ!
まさかその大きさのままで打ち上げるわけではないよね?
まさかだよねぇ。^^
そのうち衛星軌道とか月面に望遠鏡を持つのがステータスな時代になるのですよ。このバカでかいのは、さすがに折り畳み式だと思いますよ。
邪魔かどうかは数と大きさによるんですかね。ISSはバカでかいけど1基なので、撮影の楽しみになって、スターリンクはまぁまぁ小さいけど、数が多すぎて邪魔。ASTはこの大きさで何基??