遅まきながら、ED81SIIのスペーサー交換キャンペーンに申し込むことにした。このキャンペーンは、ED81SIIとかSD81Sの81シリーズ鏡筒のリング状スペーサーをお得な価格で取り替えてくれるというもの。取り替えることで、いびつな星像がまるくなるんだ。
たとえば、私のED81SIIは、ピントが合った状態だと星像が下の写真のようになる。私はこれを三ツ矢サイダーのロゴと呼んでいるんだが、見ての通り、3つの矢のような影ができている。この影は、対物レンズを挟んでいる錫箔の形が回折像として出てしまう。
といっても、ジャスピンの印なので、私は気に入っている(正確には気にならない)んだが、言われてみると気になる影なのだ。以前、反射鏡筒でも爪を覆い隠すことで星像が劇的に改善したこともあり、星像をまんまるにすべく、ED81SIIをビクセンさんにあずけることにした。
私のED81SIIは、以前2017年に遮光絞り環の交換に出しているから、5年ぶりのオーバーホールもやってもらえることになる。お値段は16,500円。キャンペーン終了後は26400円になるんだそう。キャンペーンは2022年10月31日まで。長く使うためのサポートがしっかりしていると安心できるな。
81S鏡筒シリーズ スペーサー交換キャンペーン | ビクセン Vixen
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この記事へのコメント
おぉ、二度目の里帰りに出されることにされたのですね(このサービス自体忘れてました)。
うちのSD81Sも里帰りさせようかなぁ(ロクに使ってないけど)。
こういう改良を過去の鏡筒にもやっていただけるのは大変有り難いですね。
かつて、BORG 101EDのおにぎり星像に悩まされ、どこかの会社の箔を取り除くサービスに申し込もうか悩んでいました(結局1010ED自体を売却)。
115EDのSD化も悩んでいますが、箔取りはしてくれないわなぁ。
初めて買った望遠鏡で、そして遠征で一番使っている鏡筒なので、愛着あって里帰りさせることにしました。せろおさんにいただいたコメントで思い出したのですよ(笑)
あ、そうそう。対物レンズの前にマスクをすればいいという話をどこかで聞きました。サークルカッターがあればできそうなので、やって見る価値はあるかもです。
どこまで改善されるか楽しみだね。
能あるED81SIIは爪を隠す。ってか?^^
こちらはプロのお仕事ですから心配なしです。長く使える鏡筒になることを期待してます!
錫箔とれて、一皮むけて帰って来たんでしょうね。
回折像の矢が3本って、今気づきましたけど、奇数??ナンで??
6本じゃないんですね・・・
たしか望遠レンズの絞り羽根が奇数だと、×2の光条が出るって思い込んでました?!
箔だけに、むけて帰ってきました。うまいことおっしゃいます^^
しかし、なぜ回折像が2倍の偶数にならないか? 素朴な疑問ですね。
考えたことがなかったので、ドキッとしました。
確かに、3本のスパイダーは6本の回折像が現れましたものね。
なぜなの??
うーん、反射式じゃないから、像が反転しないんじゃないですかね?(無責任発言)