以前、自作した天体観望専用カメラ「Prayer NIER 385」を使った電視観望を紹介したんだけれど、T-Studioさんが「蓄光機能を持った防犯カメラの方がよく写るよ」とおっしゃっていたので、IMX385を搭載した防犯カメラを調達した。しばらく前に到着していたんだけれど、すっかり忘れていて、Kenさんのブログを見て思い出したので、試してみることにした。
月は見えているんだが、あいにくの曇り。それでも写真に残すわけではなくて、雲がかかった月を愉しむつもりでセッティングした。準備したのは、BORG小隊のうち71FLと4Kディスプレイ、そして防犯カメラ(名前が分からない)。架台は、ポルタIIを使った。フリーストップ経緯台はこういうときに楽だね。
特別なことをすることなく、防犯カメラとディスプレイをケーブルでつないで観望開始。これくらいの画角ならお月さまくらいなら手で導入できる。デジタルズームを使って拡大することもできて、ひととおり、観望を楽しんだ。
こればかりは、言葉と写真で説明しても雰囲気が分からないだろうから動画を作ってみた。
じゃあ、またね。
# Prayer NIER 385の説明動画はこちら!
この記事へのコメント
にゃあさんの所も届いたのですね。
パラメーターを天体用に設定すれば全自動で使えますよ。(露出に合わせて蓄光まで)
以下のリンクにパラメーター記載してありますのでご参照ください。
https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-422.html
ありがとうございます! 今回は月を見てみましたが、星雲や星団がどんなふうに見えるか楽しみです! そのうち録画もしてみたいです。
本当それです。星雲とかどれくらい見えるのかな〜と。
QBPフィルターを挟んだらどうなるかな〜とか。
ですよね。 Revolution Imager と比べてもよく映ってくれると嬉しいのですが。
このカメラは星雲よりは星団や暗い星の検出に向いています。
天の川めぐりとかするとものすごく沢山の対象がリアルタイムで見えます。(ビデオなので、天体カメラのようなあぶり出し用途には向いていません。)
もし、30cmの対空双眼鏡があるとしたら見える情報量は似ているかもしれません。(眼視ほどきれいに見えませんが。。。)
感度が非常に高いので、恐らく惑星用としてもかなり有用だと思います。
デジタルなので、Revolution Imagerよりは画質は綺麗です。
(Revolution Imager同等のカメラ持っていますが、感度は同じくらいかな)
冬にPrayer NIERでM42を見てみましたが、眼視とあまり変わらないですね。そこが良いと思っています。
本当は星雲で見比べててみないといけないところですが、この防犯カメラの蓄光機能を試してみたところ、Prayer NIERと映りはあまり変わらない感じです。Prayer NIERの蓄光機能はメニューに出ないだけで、自動的に発動されているのかもです。
防犯カメラシリーズは、いろいろ楽しんでみる予定です。仕込みを進めているのですが、時間が取れず、なかなか進みません。
にゃあさん
蓄光機能は露出が足りなくなる対象限定で働きますよ。
導入してから少し待つと一気に星が浮き上がってきます。
https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-505.html
メジャーなM42でこの程度です。
ビデオなのであくまでフレーム蓄光になりますので、長期露光が必要な対象は写真には劣ります。(が、見えます。)
これだけ見えたら、恩の字です。確かにAstro NIERとは見え方が違いますね。M8とか明るい星雲を試してみたいです。
これはモノクロセンサー?
防犯カメラって、暗いときはカラー→モノクロに切り替えて、感度を稼ぐようにしているものもある。それなのかな?
雲など撮影条件があまりよくないのでよくわからないけど、なんか期待値が高い気がする。
すっきりした空で撮ったやつを再度見てみたい。
AtomCamがカラーとモノクロを切り替えれますよね。
スッキリとした空での観望、リクエスト賜りました!
ビデオのナレーション、どうやって付けてるのでしょうか?
博士ちゃんみたいな、本当のオコチャマが原稿を棒読みしてるようにナチュラルに聞こえます!?・・・
このナレーションは私の地声ですよ。棒読みでごめんなさい。というのは、もちろん冗談です(笑)
CoeFontという音声合成サービスを使っています。声色が多いので楽しいです。