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ガイド用のレンズで月を撮ったらダメなんですか?

お気軽・お手軽撮影の道を進んでいると、でっかい望遠鏡より、小さい望遠鏡の方が、軽いし持ち運びも楽だし、その方がいいんじゃないかと思います。小さい望遠鏡といえば、たとえばオートガイド用のスコープが思い起こされるわけですが、それではダメなのでしょうか? お月さんが出ていたので、手元にある3つのガイドスコープなどを小さい方から用意して、テストすることにしました。カメラはQHY5III174Mです。順に撮っていきました。
スコープ.jpg
(1)サインソニック CCTV Cマウント(fl=50mm D=35mm F=1.4)
サインソニック.jpg
アマゾンで激安で取り扱われているCマウントレンズです。ガイド用で売られているというより、はやりのCマウントレンズ遊び用で使われてるみたい。トイカメラ的な風合いが好まれているようです。背景のボケという意味ではなく、ぼんやりとした写りというレビューを見掛けます。実際、ぼんやりしてますね。星がシャープに写る気がしません。
(2)QHYCCD コンパクトガイドスコープ Cマウント(fl=130mm D=30mm F= 4.3)
QHYCCD.jpg
ガイド用に購入したレンズです。たまにベランダで使いますが、ふつうに星を捉えて追尾してくれるので、ガイド用途ではたぶん問題ないです。ただ、このように月を撮ってみるとひどくないですか? ぼんやりしてますね。サインソニック以上にぼけてます。ちなみにピンぼけではありません。
(3)BORG 55FL 0.8x レデューサー (fl=200mm D=55mm F=3.6)
BORG 55FL.jpg
ガイド用じゃないんですが、うちにあるのでは小さい方から3番目(カメラ・レンズをのぞく)なので登場してもらいました。あぁ、比較するレンズを間違えたみたいです。別格というか用途からして別物ですね。
先のガイドスコープと比較すると、図体が大きいは大きいのですが、写りがまったく違うので、きちんと撮るには多少重くてもかさばっても55FLを使ったほうがよさそうです。それでも軽いのがいいとか思い始めると、コ・ボーグ36EDが欲しいとか言い出すことになるんでしょうけど、 解像度は望遠鏡の口径の大きさに比例するということを忘れない。
みんながガイドスコープを使って写真を撮らない理由がよく分かりましたよ。まぁ、ダメなことはないけど、お気軽・お手軽で撮っても写りが悪いということですかね。やってみなくちゃわからない 大科学実験で。

この記事へのコメント

  1. 大科学実験、お疲れ様でした。
    タブン、サインソニックよりさらに激安レンズ使ってるので、あれで何か撮ってみようって発想には至りませんでした (^o^;
    ピント位置固定できるといいけど、ネジとかないので、ファインダー取り付けると、いつもピンボケです… (-_-;
    高いレンズを使う気もないので我慢してます。
    細野さんのナレーション、もやっとし過ぎです。

  2. けむけむさん、ベランダではこんなガス抜きしかできません(笑)Cマウントもたまには遊んであげることにします。ファインダー問題、まだ片付いていないので……

  3. 真ん中のシルバー持ってます。PHDでFS-60CBをオートガイドする積りで買ったのですが、目移りしてM-GEN2台も買ったので、納戸行きになりました。
    やはり、オートガイドでは、撮影用と違う要件が必要なんでしょうね。
    ガイドするソフトウェアーが求める星!(笑)

  4. オヤジさんもお持ちでしたか!m-genにはかないませんね。私のc5はm-genを載せられないので、別の方法でオートガイドしないとなんですよ。m-gen載せられればいいんですが。

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