ゲーミングPCのように七色に光るゲーミングPCのケースとは違って、ラズパイのケースは質実剛健なタイプが多くて、あまり遊び心に富んでいるという感じではないよね。そこは実直な天文趣味と似ている気がするけれど、遊び心大事。そこで、今回は自作ゲーミングPCの雰囲気が味わえるラズパイケース「PIRONMAN」を紹介するよ。
「ぴろんまん」と読めばいいんだろうか(公式は「ぱいろんまん」と発音)。ネーミングはなんとかせいよという気もするけれど、ゲーミングPCのように光るなかなか派手なケースだよ。派手さに加えて、インフォメーションディスプレイが本体前面についていて、CPU使用率や温度、IPアドレスなどを表示してくれるから便利。デスク上に置いておくと、ちょっとした光る小物になる。
ラズパイ本体は別売り。今回はおもちゃ箱のなかで塩漬けになっていた4Bを使うことにした。ケースは自分で組み立てる必要がある。金属製のケースに、電子基盤、ヒートシンク、ファン、ディスプレイを組み込んでいく作業には、自作PCと同じような楽しさがあるね。
撮影しながらの作業で、組み立てにかかった時間は2時間くらいだ思う。説明書がついているから、ステップ・バイ・ステップで進めていけばOK。
ドライバーやネジ類、レンチなども付属しているよ。電源スイッチの組み込み時に、根本のナットを取り外さなければいけないのに、それをしなかったので、一度バラす羽目になってしまったのは内緒だ。
電源ケーブルやLANケーブル、USB、SDカードの差し込み口は本体の裏側にあるから、前面からみてケーブル類はすっきりしている。HDMI用のケーブルプラグは本体側面にあるので、見た目重視的には、VNCやSSHのリモートで使うことを前提としたほうが良さそう。
GPIOのコネクタ部分が開口しているので、拡張する分には問題なさそう。ラズパイの基盤の上にあるカメラコネクタを使う場合は、ケースをバラさないといけない(ストリップ用の開口はある)。
今回は、ラズパイOS(32bit)をRaspberry Pie ImagerからマイクロSDカードに焼き込んだ。仕様したマイクロSDカードは128GB。起動は普通のラズパイと同じ。初回だけUSBポートにキーボードとマウス、HDMIケーブルを挿しておく必要がある。
まずは、ピカピカに光らせるためのソフトウエアのセットアップをする。インストール方法はGitHubに上がっているので、こちらに従う。ターミナルを開いてコピペでOK。
インストールが終わると筐体が光る! かっこいいね。
電飾パターンの設定はターミナルから変更可能。ほかにLEDの色、明滅の周期を指定できるようになっている。
電飾のパターンは[breath / leap / flow / raise_up / colorful]の5つ。息をしているかのようにゆっくり明滅するタイプもあれば、ビカビカに派手な動きをするのもある。実際の動作の様子は、こちらの動画を見てほしいのだ。
デフォルト設定ではCPU温度が50度を超えると、ファンが回り始めるみたい。音はうるさいというほどではないけれど、まぁ、気になるといえば気になる。何か処理をさせていないとファンが回ることはあまりないので、デスクの上に置いておいても気にはならない。
本体底面にはSSDを実装できるようになっている。やっていないけれど、SSDブートも可能なはず。ひとまず、Sambaをインストールして、ファイルサーバーとして使うことにした。撮影した天体写真のほか、Stable Diffusionで生成した画像を保存する用途にしようと思ってる。
5V3Aのモバイルバッテリで駆動できるので、StellarMate OSをインスコして天体写真の撮影現場に持っていけなくはないけれど、その場合は電飾をオフにするのが吉だね。
この記事へのコメント
うあ、天文用とは真逆の世界観ですね。。。(好きな人は好きそう)
個人的にはシンプルな方が好みかなあ。。。
別件ですが、さきほどAstRPiの64ビット版配布しましたよ。
OS、INDIとも最新版ですが、8GB版以外は従来の32ビット版AstRPiの方が諸々おすすめです。。。(OSのセキュリティ強化で、Linuxも外部機器制御などがシビアになりました)
同じデスクの上に置くなら目立つほうがいいじゃない?って感じの製品ですかね。こんな趣向もまた良しです。
AstRPi 64ビット版をリリースされましたか! おめでとうございます。ただでさえじゃじゃ馬なのに困りましたね。私の手元にあるラズパイは4Gですから、32bit版がよいでしょうかね。今度試してみます!
あれ?書き込めない
書き込めているし、大丈夫そうでしょうか。不具合あれば、また教えてくださーい
書き込んでから反映されるまでタイムラグがありました。
お騒がせしました。
いえいえ、ありがとうございます!
ごっついヒートシンクだ。
そのうち本格水冷を組み込む強者もでてきそう。
面白い。^^
オーバースペックは常にロマンですよね!
よ~し、これにStellarMate OS入れて撮影に行くぜぇ~
ってオチを期待していたのにぃ!
このケースを持っていって、鏡筒にもLEDテープをいっぱい巻いて、大音量の音楽を流しながら、80年代ディスコのような撮影現場にしてみる妄想。動物さんにもご近所にも大迷惑(笑)
Freak out! Le freak,c’est chic♪ ^^これは’70年代だな
https://www.youtube.com/watch?v=4-Vz6tNfV1Y
ステージがゲーミングPCに見えてきましたよ。ファンクなノリが良いですね。
♪Freak out! c’est chic♪
と歌っているのでしょうけれど、これが
すいか! 寿司!
に空耳しました^^
“スイカは”若干あやしさがあるけど、”寿司”は完全に日本語の寿司だね。
^^イカ2貫
へいお待ち、あらよっと!