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ディザリングしたら、ダーク補正も冷却カメラもいらないの? 

ふと、ディザリングについて調べていた。そしたら、ディザリングしたらダーク補正がいらないんじゃないかというエントリーに出会った。天体写真家の吉田隆行さんが書いてらっしゃった。

ディザリング撮影 | 天体写真の世界
天体写真の最終的なノイズを減らす「ディザリング撮影」の概要とその方法についてまとめました。

むしろ、ダーク補正なしの方が滑らかかもと。ただし、「今回はノイズの発生が極めて少ないフルサイズデジタル一眼レフカメラ、ニコンD810Aを使用しましたので、 他のカメラや、気温が高い環境下では、異なる結果になるかも」という留保が付いている。プロが検証されているのだから、そうなのだろうな。

ステラショットのサイトでも同様のことが書かれてある。ページの一番下にディザリング撮影ありなし、ダーク補正ありなしをマトリックスにして比較した画像がある。これを見ると、両方やった方がいいように見えるけど、ディザリングの効果は抜群のよう。ダークにこだわるより、ディザリングにこだわった方が効率的ってことらしい。

#6 ディザリング撮影 - はじめてのステラショット - ステラショット

スター・リフレクションズさん(現・天リフさん)も同じような結論。1に露出、2にディザリング。3、4がなくてノイズ処理。10番目にダーク減算(笑)

画像処理 アーカイブ - スター・リフレクションズ
画像処理 について スター・リフレクションズ 星景と天体写真

ディザリングしたらダークは不要っていうのが、常識になりつつある。しかし! ダークファイルはあんまり真面目に向き合ってなかったので、それで良しとしてだ。もし「ディザリングあり+非冷却」と「ディザリングなし+冷却」で同じような効果が期待できるのだとしたなら、ダークノイズ消したさに揃えた冷却CMOSの出番がなくなるじゃないか!

十分の基準にもよるんだろうけど、万が一、冷却いらずで十分なレベルの写真が撮れるとなると、手軽さが増して嬉しい一方、ASI1600 MM/MC COOLってなんだったんだという……。

冷却CMOSもダークフレームも不要なら、下記のような組み合わせでいいの?

・一眼レフ(キヤノン、ニコン)をM-GEN/ステラショットでディザリング制御
・非冷却CMOSカメラをPC(M-GEN/PHD2)でディザリング制御
・ノータッチガイドでナチュラル・ディザリング

「ノータッチガイドでナチュラル・ディザリング」が一等賞だったら、怒るでしかし(笑)

冷却しながらディザリングするということは、「至高の撮影方法」として理解せよということなの? あるいは「猛暑用」として割り切るの? ディザリングに対して、冷却CMOSの効果って、一体、どうなの?

これから涼しくなるしな。氷点下で撮影することもあるわけだし、冷却CMOSにこだわらず、ディザリングを必須としてダークフレームは無視でいいのか。むしろフラットだな。

撮影スタイルと機材を再考するか……。

 

この記事へのコメント

  1. 難しい事は、解んないのですが(何時もの書き始め)オヤジもCMOSカメラは冷却してディザリングで撮影。
    最近、けむけむさんのBlogを何度も拝見してフラットを色々やってます。
    やってるって、あのスーパーの袋より、こちらの薬屋さんの袋の方が1枚で済むとか、ですが。

    • オヤジさん、私の場合、フラットはED81SIIは自作のパネル、R200SSはレジ袋、36EDのときはティッシュペーパー(使ったやつではないですよ)でやってます(笑)

  2. 冷やしだったらダーク補正要らないかな?とは思います。ディザリングはデフォルトで。
    冷やしてない夏場のダークはすっごい事になるので、やっぱ冷やのは必須と思います。ASI385MCでタイプラプス10秒でもSharpCapでダーク引いてます。ASI385MC-Coolだったら良かったのにと激しく思ってます…
    フラットは難し過ぎ… 同じようにやっても、うまく行ったり行かなかったり。半分はSIのパラメタが怪しいかも。

    • けむけむさん、冷やさずにディザリングだけして、ダーク引きなしというのはちょっと勇気いりますよね。冷やすにこしたことはないと思っているのですが……。なくてすむなら、それにこしたことないけど、フクザツです。

  3. いつもダークは引いていません。フラットダークも。きっぱり。
    何度か比べてみましたが自分の環境(カメラ-D810A)では比較してもその差は殆どないです。夏場でも。
    しかしフラットはやらなければと一応やってはいますがけむけむさんおっしゃるようになかなか難しいいようで色んな方法を試していますがなかなかうまくいかず苦労しています。

    • Gさん、D810Aは相当優秀なようですね。天体も地上も両方で使えそうですし。地上用の普段遣いを探していて、私もほしいのですが、中古でも値段が下がらずで手が出ません(笑)

  4. こんにちは。
    ディザガイドする様になってから、D810ではないけれど私もダーク引いていません。

    中途半端なダークを引けば背景ノイズは逆に悪化する訳で…..
    ダーク引かなくなってから、撤収時間も早くなって楽ちんです。

    天文誌入選が主目的な方は別でしょうけど、私程度の自己満足を満たす程度なら必要ない様です。

    フラットは Vanco の LED TraceBox B4 で自宅撮り 100~120枚って感じです。

    • moritoさん、なるほど中途半端に引くとむしろ悪化してしまうんわけですか。ありがとうございます。ディザリングしたり、冷却したりしたりするのなら、ダークはいらないということなんですね。すっきりしました。楽ちんできそうです~

  5. 私の場合は、まだ「ディザリング未経験者」なので偉そうなことは言えないのですが、毎回ダークやフラットを百コマ以上撮ってコンポジットしてからでないとダークファイルやフラットファイルの中に潜むショットノイズのせいで画像が悪化することは経験済みです。皆さんそれぞれの撮影スタイルに応じた「最適解」があるのでしょうね。
    ちなみにASI1600系は冷却の有無で別物となるほどノイズが減りますが、ASI174系は冷やしてもあんまり変わらなかったりします。

    • あぷらなーとさん、これまであまり意識してこなかったんですが、それぞれ対処法が違うということなんですね。効果も違うし、見極め、切り分けが難しいですね。機材の個性の把握からなのかしら。やってみます!

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