「はんだごてなら、どっかにあったはず」とおもちゃ箱をひっくり返してみた。誰が使っていたのか分からないけど、案の定、はんだごてが出てきた。「グット」というブランドで、100V23Wって書いてある。「高温注意」の警告がビビらせる。
YouTubeではんだごての使い方動画を見ていたら、40Wくらいがいいって言ってた。こやつは23Wだけど使えるのかな?
はんだがなかったので、秋葉原に行って買ってきた。わざわざ秋葉原に行かなくても売ってるだろうけど、久しぶりに街をのぞきたくなった。電子部品屋さんに寄った。リュックを背中に背負ったまま、狭い店内を60代前後くらいのおじさんたちが物色してた。秋葉原って感じだね。私は、はんだとmoritoさんの教えに従って三極の3.5mmプラグ(300円)を買っておいた。ラズベリーパイの方にも目が行ってしまったよ。
でだ。作業開始。はんだごての先っちょに、はんだを当てても溶けないぞ。ちょっと上あたりにはんだを乗せたら玉になった。先が思いやられる。
ばらしたコントローラーから出てきた線は3本。赤、白、黒だ。秋葉原で買ってきたプラグにつなぐことにする。
プラグ側のピンアサインはこんな感じ。
試行錯誤して、コントローラーから出てきた線の色について、白がGND、赤がShutter、黒がFocusに対応すると判明。
はんだ付けする。う、あ、うお、あつっなどと、格闘の末、はんだ付けができた。作業中の写真はありません~
M-GENとα99を接続して、Exposure から撮影枚数、待ち時間、ミラー設定、露出時間を設定して、Startを押したら、うまく行った! プラグのカバーを戻して、再度、Start。シャッターが切れない。カバーを触ったらシャッターが切れる。どういうこと? 明らかに接触不良だよね。早々に諦めた…orz
次、当初の計画に戻る。「これでは細すぎる」のプラグとコントローラー(電子レリーズ)から出てきた線をつなぐことにした。「これでは細すぎる」の3本の線がどれに対応しているか分からないので、これまた試行錯誤。銅色がGND、赤がシャッター、緑がフォーカスと判明した。一応、収縮チューブを線に通してからはんだ付け。
今度は、なんとなくコツが分かってきた。はんだで熱したら、赤や緑の色がなくなって、銅色になった。被覆が溶けたんだと思う。3本とも作業が終わったので、テスト。うまくいった! 収縮チューブで短絡しないようにしたけど、コードが露出したままなので、黒いガムテープでぐるぐる巻にしてやった。この状態でも、シャッターが切れてる!
どんなケーブルができたか?
でろん!でろん!
実は、プラグのカバーは外し忘れなのだが、ぐるぐる巻よりきれいだから許す。隠しきれない部分は、ぐるぐる巻が露出したまま。格好悪いなぁ。太いサイズの収縮チューブも買っておけばよかった。
プログラムも動けばいいのと同じで、ケーブルだって動けばいいさ。α99でディザリングができるなんて夢みたい。moritoさん、カメラde遊ingさん、あぷらなーとさんのご指導のおかげで、なんとか8合目まで来ましたよ。先生3人に付いてもらってるって、すごい贅沢な話だな。ありがとうございます。
あとは実戦に投入するだけだ。しかし、もう、肩が凝ってしまったよ(汗)
この記事へのコメント
素晴らしい!
半田デビューおめでとうございます。
私のコテは、今だAmazon箱に入ったままです(使う機会消失)
けむけむさん、ありがとうございます。私も次に使う機会があるかどうか、分かりませんが、ハードが操れるようになったら、楽しいでしょうね!
おめでとうございます。
天文ネタでは全く役には立てませんが、工作関連なら少しだけ・・・。
半田に関しては更にこんなのがあるといいですよ。
・http://www.goot.jp/handakanren/st-11/
ハンダゴテの台
・http://www.goot.jp/handakanren/ts-16/
部品保持用のピンセット
いずれもお持ちのハンダゴテのHPから抜粋。
因みにこういう道具にも沼がありますよ(^^;)
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。おかげさまで、くっつきました! コテの台やピンセットはあったらいいなと思いました。今回、針金で台を作って、ニッパーでプラグを留めていたのですが、不安定で不安定で。そのうち、断線もするでしょうから、そのときに揃えてしまうかもです(笑)
ああ、ついに禁断の半田ごて行きましたかー。
私も半田付けは苦手な方ですが、必要に迫られる時があるので仕方なくやってます。
学生時代は頻繁に使っていたのですが・・・ねぇ。
まずは一山越えられたようでおめでとうございます♪
あぷらなーとさん、ありがとうございます! 苦労したのは、不慣れや手先の不器用さもあるのですが、目が(笑)ハズキルーペ必要ですねぇ(笑)
おめでとうございます。完成ですね。
オヤジは、20Wと35Wを使い分けてます。
オヤジも1つだけ幸せな事を。
リード線を半田づけする時、皮むきが面倒でしょ。
オヤジは、被覆を剥く所をラジオペンチで掴んで、ラジオペンチから飛び出しているリード線に、確りニッパーを当て、梃子の原理を使うとあら不思議。
狭いケースの中で線を切って、被覆をはいで半田付けの時とっても便利です。
腹を数センチ切って、移植手術をする感じですかね。
小学校3年生で真空管ラジオを作った時からのオヤジ技です。
オヤジさん、あとは撮影中に断線しないかとか心配です(笑)はんだの乗りが悪いのは、クリーニングができてないからっだとか、ちょっとずつ分かってきました。
裏技のご教示ありがとうございます。ニッパーは力加減を間違えると線を切ってしまいそうで怖いですが、今度やってみます!
おぉぉぉぉぉ! ケーブル完成おめでとうございます。
半田ってちょっと慣れると 機種にもよりますが自前改造も夢じゃないですよ。
昔 自前改造した時の画像あったんで、投下! こんな感じです。
http://www.sereigu.org/guest/cam.jpg
moritoさん、ありがとうございました! moritoさんの一言がなかったら、始まっていませんでしたから。なかなか不格好ですが、気になり始めたらまた作ります(笑) カメラの改造までされるのですか! 私には、さすがにカメラの分解まではできませんて!
今けむけむさんは撮影奮闘中みたいです?、私は細い線はライターで炙ります、先っちょだけ炙って被覆を収縮させると綺麗に芯が出て来ます。またプラグの内部に余裕があれば細い線を少し太い単線にハンダしてから端子に付けるとより強く確実に出来ます。
この手のプラグはコードの入っているところがグラグラし易いので私は樹脂を流し込みます、または収縮チューブの中が熔けて固まるタイプを使います、普通のチューブは後でグラグラしてきますのでこのタイプが良いですよ。ハンズマンにありますが電気部品屋さんに有るかは不明
らっぱさん、こんばんは! らっぱさんもはんだ使われるのですか? 天体の世界に入った人がはんだ付けをするようになるのか、それともまた逆なのか分かりませんが、みなさんすごいですね。樹脂の流し込み、中が溶けるタイプの収縮チューブ、ありがとうございます。こちらも勉強してみます!