昨晩撮影したM42があまりにもクリームソーダな仕上がり。ちょっとでも食欲を増進させる方向に色を持っていく方法があると聞いたので、やってみることにした。チュンチュン焼きにできるかな?
その方法を「色相シフト」というんだそう。SAO合成だと、赤い波長であるHαをRGBのGに当てはめちゃっているから、本来の色とは真逆の表現になっちゃっている。これを実際の波長に寄せていくという作業らしい。
以下、星ナビ2017年12月号のぴんたんさんの連載「ナローバンドで星雲を撮る3」の受け売り。詳細を書いちゃうとお商売の邪魔になるから、かいつまんで備忘録にしておくよ。詳しくは星ナビを読んでね。
(1)フォトショップを使う
(2)ステライメージなどでSAO合成した画像を開く
(3)調整レイヤーの特定色域の選択を開く
(4)イエロー系、グリーン系、シアン系について、それぞれシアン、マゼンタ、イエローのパラメータをいじる
手順はこれだけなんだけど、パラメータが味噌。家庭によって味が違うみたい。星ナビ連載の作例だと緑が茶色に寄っていく。私の場合は元画像が悪いのか、作例のように茶色にはならず、緑系のままで止まってしまった。
クリームソーダから抹茶くらいにはなったので、まあいいや。理屈と手順は分かったので、ちゃんと写真が撮れたときに改めてやってみる。
———
おまけ
けむけむさんが「ASO(阿蘇)合成どーなっとんじゃ!」と心配されているので、ASOを貼っておきます。怪しいお店のネオン看板のような雰囲気
この記事へのコメント
各フィルターの結果をRGBに置換するのではなく、撮影時の色をベイヤー・RGB変換して確認し、コンポジットしたら、本当の色に近いのではないか?と思ってやってみて玉砕…
ナローバンドは好きな色に好きにすればいいって思いました。
ナローバンドの着色?はいまひとつ要領を得ないです。科学的な意味を持つものだから、過剰に色をいじくりまわすのはご法度という意見があって、それはそうだなあと思いつつ、鑑賞目的なら好きな色にしてしまえばいいのにと思ったり。ひとまず基本技術習得してから考えることにしますです(汗)
ナローバンド合成、頑張ってますね!
東京の光害に対して特にOIIIがどうなのか気になり 手を出せていませんが、光害カットフィルターに関するHIROPONさんの記事や、こちらのサイトの記事(ここでは東京の光害のスペクトルを測定されている!)
http://seppina.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/lps-p2—dvd-d9.html
を拝見していると、OIIIも使えるのではないかと思ってみたりしています。
が、結局年末年始自分はOIIIを試しもせずHαだけでした。チャレンジしてませんね^^;
https://www.facebook.com/satoru.takagi.927/posts/899174230240918
cockatooさん、バラ星雲すごいことになっていますね! ご紹介いただいたサイトもすごくて、天文界隈は本当にディープな方々ばかりで驚かされます。私の場合、M42を一夜撮っただけですが、OIIIよりSIIの方が厳しかったように思えます。そもそもSII成分が空に少ないのかもしれませんが。もっと輝線が豊富な天体だと、東京の空で何が強くて、何が弱いのか経験ではっきりしてきそうです。
OIIIを試してみました。
印象としては光害の影響はHαよりかなり大きいように感じました。Hαより輝線の強さが弱く、光害も多めな印象です。
cockatooさん、バラ星雲拝見しました! OIIIとHaの色が反映されて透明感のある作品に仕上がっていますね。Haさえしっかり撮れていれば、OIIIは色付け程度、というふうにはいかないものでしょうか。今度、バラに挑戦してみます〜