天体撮影をしていると、どうしてもパソコンが必要になっちゃう。以前、「何のために天体撮影でパソコンを使うのか」というエントリーを書いたけど、基本的にオートガイドをするためなんだよね。私はそれに気づかず、いろいろ制御用のデバイスを揃えてしまった。反省をもとに、手持ちの制御用のデバイスを整理するよ(放出するという意味じゃないよ)。
Windows PC
マウスコンピュータの製品。製品名は忘れた。CPU:Core i7, RAM:16G, SSD128Gといういい方のスペック。1TのHDDも付いている(故障中)。うちの主力です。まずはPoleMasterで極軸を合わせて、APT、SharpCapによる撮影と同時に時にはM-GENやPHD2と連携してオートガイドもこなす。撮影が終わったら、ステライメージで画像処理までやっちゃうよ。Stellar Mateが稼働したら、リモート・モニタリング端末としても使う予定。お値段はちょうど10万円くらい。高いけど、結果的に稼働率・稼働数が一番高い。
GPD WIN
どちらかというと、天体用というより、ガジェット・コレクションの一つ。天体用に使うつもりはあまりなかったけれど、モバイル・トラベル用途で連れて行く。PHD2によるオートガイド用途が主で、撮影というか、電子観望用にSharpCapを使う。APTも積んでいるけど、画面が小さく、ほとんど使っていない。PoleMasterの極軸合わせに使えそうな気がするけど、ジョイスティックで合わすのが難しいからほとんど使ってない。充電しながら使うと核融合を始めるという曰く付き。アマゾンで47,000円くらい。
M-GEN
何も知らない超ビギナーだったときに、けむけむさんにオススメされて買った。お値段は、単体で7万5000円。オートガイド用のパソコンがいらないというのが売りの一つ。最近、α99改でディザリングができるようになったのは大きい。ASI1600のような冷却CMOSでもAPTにつないでディザリングができる。スタンドアローンなのに、PCにつないだり、電源につないだりすると、結局、ケーブルだらけになる。省電力なんだから、せめて乾電池が収容できたら良かったのにと思う。
Stellar Mate 端末
現在、勉強中の端末。1万円くらいで揃う超高コスパの統合撮影環境。超強力っぽいが、分からないところも超たくさんある。まずは撮影とオートガイドまでができればいいと思っているよ。リモート・モニタリング用に3万円程度の安いパソコンがあれば、さらに強力に使えると思う。
たまに、キヤノンのEOSあたりから入門すれば、撮影用のパソコンがいらなかったのにと思うこともあるけど、画像処理をするには、どうしてもパソコンが必要になる。そういうことだから、オールマイティーに使える高スペックのWindows パソコンが1台あってよかったなと思う。これは後悔なし。M-GENも助かっている。ただ、GPD WINは不要だったな(汗)スティックPCはちょっと欲しいけど、ケーブル問題は解決しないよなぁ。
このギョーカイは、基本、WIndowsを中心に動いているので、Mac使いには、新たな出費と人によっては思想矯正を強いられる辛いギョーカイだと思う。
機材やケーブルは少ないにことにこしたことがない。パソコンがいらないとなると、配線周りがすっきりする。パソコンがどうしてもCMOSは別として、一眼レフユーザーはかなり助かる。
そういう意味で、あぷらなーとさんが実践されている必勝「短時間撮影=ノーガイド」撮影法は、制御用のパソコンを必要としない、基本に忠実な究極撮影方法なんだと思う。ただ、30秒1時間でも120コマを処理しなければならないのでステライメージ7以降だと、超絶マシンパワーを食う。アストロアーツさんがステライメージ6.5のコンポジットロジックを9で積んでくれることを心底願ってる。
下記、整理するシリーズ。せっかく整理したのに、機材が増えちゃってるよ。トホホ。
この記事へのコメント
APTで撮影すると、すげー楽にディザリング出来て、そうなると、M-genは不要と気が付いて機材整理しました。
色々と生前機材整理中です…
けむけむさん、放出したのですか? 生前機材整理にはまだ早いと思いますが、スタイルに合わせて機材は変わりますものね。私にとっては、M-GENは買ってよかったアイテムの一つになりましたが、この良さに気づくまでが長かったです(><)
皆さんそれぞれの流儀(撮影スタイル)が有りますからねぇ。私も「軽いサブ機材が欲しくて買い増ししたら強度が足らなくて補強したらメイン機材より重くなった」とかはよくあります。
例の超絶人気経緯台用の軍資金が『とりぷるみるとる』に消えたことだし、当面は今のスタイルを堅持することにします。
あぷらなーとさんのスタイルは、古くて新しいんだと思うんですよ。しかも理詰めでそのスタイルに行き着かれたというのは、灯台下暗し的だと思いました。私もそのうちまねっこします!
私もMacユーザーです、天体のためにwin機を準備しました。
今時Mac非対応のソフトがこんなにあるとは思いませんでしたよーー。。
でも諦めないけど!
メリーさんもMacユーザーですか! 私はMacの上にフォトショップが載っているので、最後の画像処理はMacに持っていくのですが、SDカードでデータの受け渡しをする機会より、DropBoxとかOneDriveを使うことの方が多いですよ。MacでのTipsが見つかったら、ぜひシェアしてください〜
にゃあさん ありがとうございました。
plate solvingに成功しました。
位置合わせに5回ほど勝手に撮影しますがM31をど真ん中に導入してくれました。
あとPHD2を上手く使えたらばっちりです。
ゴールが見えました。
のんかさん、おめでとうございます! うまくいって何よりです。私も頑張らなければ! 私も分からないところが出てくると思うので、また教えてください〜